淫美な虜囚

ヤミイ

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220 喘ぐ人肉キャンドル⑧

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「さあ、お待ちかねのアレ、行くわよ~!」

 姉さんが乳首吸引器を僕の乳首につけたまま、机の上のリモコンを再び手に取った。

「まずは、小手調べに、”弱”からね」

 カチッ。

 乾いた音がしたと思った瞬間、

 グオン、グオン、、グオン。

 異音を発して、僕の肛門のなかで極太バイブが振動し始めた。

「きゅ、きゅうっ!」

 思わず、叫んでしまう。

 叫ばずには、いられない。

 ティルドはただ振動するだけではない。

 身悶えするように太く長い茎をくねらせ、尖った亀頭の先で僕の直腸内を掻き回すのだ。 

 これで”弱”?

 直腸内にみっしり詰まったシリコンの筒が悶える感触にともすれば気を失いそうになりながら、僕は思う。

 この振動といい、この蠢動といい、十分刺激的なのにー。

 緊縛されて身動きが取れないだけに、犯され感が強い。

 しかも、高さのある円テーブルの上にしゃがみ込まされた僕は、まさしく翔と姉さんの観賞用玩具である。

 ふたりの眼には、僕の肛門と極太ティルドの接合部の様子まで、子細に見えているに違いない。

「アアアアアア・・・」

 ティルドの振動が、波紋となって下半身全体に広がっていく。

 尿道バイブを突き刺されたままの僕の勃起陰茎まで、ぶるぶる震え出す。

「アウアウアウアウアウアウ・・・」

 狂ったように喘ぐ僕。

 脱糞しそうなほどの快感に、涙が滲んでくるほどだ。

「次は思い切って、”強”行くね!」

 姉さんが明るい声でそう宣言するなり、激烈な快感の津波が僕を呑み込んだ。

「あひ、あひ、あひいっ! お、おしりが、おしりの、あなが!」

 ガクンガクン。

 勝手に上半身が跳ね上がり、下腹に浮き出たティルドの形の隆起が目に見えない速さで振動する。

 股間から反り返ったチンポが今にも爆発しそうなほど膨れ上がり、刺さった尿道バイブと鈴口の接合部から、耐え切れずにわずかな透明汁を滲ませる。

「だ、出させてください! この通りです、お願いですから、しゃ、射精させてください!」

 全裸の肌を桜色に火照らせ、自分自身、等身大の性感帯と化しながら、僕はすすり泣き、叫び、哀願した。

 
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