淫美な虜囚

ヤミイ

文字の大きさ
上 下
219 / 659

218 喘ぐ人肉キャンドル⑥

しおりを挟む
 回転が止まった。

「やんっ」

 僕は鳴いた。

 脚を解放され、再び全体重が肛門にかかってきたのだ。

 あれほど回転させられたのに、黒人のペニスそっくりの極太ティルドは1ミリも動いていない。

 それもそのはず、よく見ると、六角形の台座が同じ形のくぼみにはめ込まれ、テーブルの中央にしっかりと固定されているのである。

 僕は姉さんの用意周到さに、舌を巻く思いだった。

 姉さんは、中高生の頃からこうだったのだ。

 学校の宿題も試験勉強も、前もって計画を立て、その通りに完璧に遂行する。

 これは、その完全主義が、僕の奴隷化計画にもいかんなく発揮されている証拠だろう。

 僕は苦労して両足をMの字に踏ん張り、少しでもティルドにかかる体重を分散することにした。

 こうでもしないと、最後には人工亀頭が直腸を貫通し、大腸に届きかねないと思ったからである。

 M字に踏ん張った両脚と肛門に刺さった人工ペニスで躰を支え、円テーブルの上でさらし者にされる全裸少年。

 そのはしたない姿が、三面鏡に隅から隅まで大写しになっている。

 股間からは節くれ立った勃起ペニスが弧を描いて立ち上がり、剥けかけた亀頭の先をヌルヌル光らせている。

「乳首はどうしましょう?」

 ティルドのリモコンを手に、姉さんが言った。

「自分で弄らせます?」

「いえ」

 Tフロントショーツから衝き上げるおのれの肉色バナナを愛おしげに撫でながら、翔が首を横に振った。

「両手は首の後ろで縛って、緊縛したほうがいいでしょう。脛と太腿も同様に紐かロープで緊縛するのです。そのほうが、M男感が強まって、彼自身、興奮するのではないでしょうか」

「ですね。では、乳首には、新しいグッズを使ってみることにします。実はこれ、取り寄せたばかりで、あたしもまだチャレンジしていないヤツなんですけど・・・。以前、BL同人誌で見て、一度使ってみたいなと、思ってたところだったんです」

「ほう」

 姉さんが机の引き出しから取り出したものをひと目見るなり、、翔が感嘆の声を上げた。

「それは、最新型の乳首吸引器じゃないですか。これは恐れ入った。佐代子さん、もはや貴女も立派な変態ですね」


 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

【R-18】♡喘ぎ詰め合わせ♥あほえろ短編集

夜井
BL
完結済みの短編エロのみを公開していきます。 現在公開中の作品(随時更新) 『異世界転生したら、激太触手に犯されて即堕ちしちゃった話♥』 異種姦・産卵・大量中出し・即堕ち・二輪挿し・フェラ/イラマ・ごっくん・乳首責め・結腸責め・尿道責め・トコロテン・小スカ

受け付けの全裸お兄さんが店主に客の前で公開プレイされる大人の玩具専門店

ミクリ21 (新)
BL
大人の玩具専門店【ラブシモン】を営む執事服の店主レイザーと、受け付けの全裸お兄さんシモンが毎日公開プレイしている話。

生贄にされた先は、エロエロ神世界

雑煮
恋愛
村の習慣で50年に一度の生贄にされた少女。だが、少女を待っていたのはしではなくどエロい使命だった。

【R-18】クリしつけ

蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。

お嬢様、お仕置の時間です。

moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。 両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。 私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。 私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。 両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。 新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。 私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。 海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。 しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。 海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。 しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

調教専門学校の奴隷…

ノノ
恋愛
調教師を育てるこの学校で、教材の奴隷として売られ、調教師訓練生徒に調教されていくお話

処理中です...