淫美な虜囚

ヤミイ

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212 肛門の中を弄られて③

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「そうとう溜まっていますねえ。ちょっと精巣を見てやってください」

 姉さんに乳首を撫でさすられながらハアハア喘ぐ僕を楽しそうに眺め、翔が言う。

「あらやだ、ほんと」

 手のひらの内側でカチコチになった乳首をさするのを中断し、姉さんが黄色い声を上げた。

 ふたりの眼が注視しているのは、僕の股間である。

 生々しく弓型に湾曲した肉バナナの下にぶらさがる丸い袋。

 中央がくぼんで二つに分かれたその袋が、今風船の如くパンパンに膨らんでいる。

 姉さんが袋を左手ですくい上げ、ゆらゆら揺らす。

 中で液体が動く感触に、僕は一種異様な気分になる。

 前立腺を弄り回されて刺激を受けた精巣がフル回転で生産した精液が、みっしり詰まっている証拠だった。

 僕の何億という分身を浮かべたその体液が、バイブで尿道を塞がれたせいで、行き場を失っている・・・。

「ちょっと揉んでみますわ」

 右手は手首まで僕の肛門に突っ込んだまま、姉さんが左手でぐにゃぐにゃと肥大した睾丸袋を揉み始めた。

「アア・・・ダメ…アア・・・アア・・・」

 手足の指を突っ張らせ、中腰になったまま、反り返ったバナナをひくひくさせる僕。

 アーモンド形の二つの精巣が、精液の海の中で擦り合わされ、お互いの周りを回り出す。

「だ、出させて・・・」

 つい、本音が口からこぼれ出た。

「お願い、スティック抜いて、ドクドクさせて・・・」

「いやらしい子」

 睾丸と前立腺を同時に揉みながら、吐き捨てるように姉さんが言う。

「実の姉に射精をせがむなんて、いったい何を考えてるのかしら」

「ふふふふ、あなたたちは本当に愉しい姉弟だ。ドSの姉に真正M男の弟なんて、全く最高の組み合わせですね」

 ぬるぬるの亀頭に突き立った綿棒で、自分の尿道をくにゅくにゅ掻き回しながら、快感に頬を赤らめ、翔が微笑んだ。

 翔もよほど興奮しているのだろう。

 逆三角形の上半身には胸筋が盛り上がり、その上に咲くピンクの肉蕾が根元に影を作るほど勃っている。

 下腹の六角筋の蠢き方からも、翔の感じている快楽がわかるほどだ。

「さあ、もうそのへんでいいでしょう。前立腺責めはそれくらいにして、そろそろキャンドルの刑へと移行しませんか」

 自らの尿道口から綿棒を抜き、カウパー腺液で濡れた先端を口に含んで味わうと、不気味に笑って翔が言った。

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