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185 愛玩動物⑰
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久しぶりに入る姉さんの部屋は、発情した牝犬の匂いがした。
上品な色の調度類で統一されているにもかかわらず、あちらこちらに淫靡な香りがこびりついているのだ。
これも、翔と知り合ってから、姉さんが変わってしまった証拠のひとつなのかもしれなかった。
少なくとも、姉さんは、翔に会う前に比べてオナニーの回数が増えたのではないだろうか。
部屋の中を見渡しながら、ふと僕はそんなことを妄想して、人知れず亀頭の先に淫らな汁を滲ませた。
その姉さんは、いつの間にか晴れ着を脱ぎ捨て、下着姿になっている。
肌の透けて見える、際どいほど面積の少ない黒いレースのブラジャーとパンティ。
そして、ガーターベルトで吊るされたセクシーな網タイツ。
これで蝶の形をしたアイマスクでもつけたら、まんまSMクラブの女王様である。
「なかなかサマになってますね。そのコスプレ」
ポージングする姉さんに向けて、和服を脱ぎながら、翔が言う。
「ありがとうございます。近いうちにこんな日が来るのではと思って、あらかじめ準備しておいたのです」
得意げに微笑む姉さんは、鼻の頭にうっすらと汗をかいている。
裸になった翔は、異様に卑猥な下着を身に着けていた。
Tバックならぬ、Tフロントとでもいうのだろうか。
前が紐状になった黒いショーツである。
ただ一本の黒い紐が、勃起して太さも長さも増したペニスを、辛うじて下腹部に押さえつけているのだ。
ショーツのフロント部分の紐の幅に比べてペニスのほうが太いため、左右から茎と亀頭がはみ出てしまっている。
さらにショーツの股繰り自体が極めて浅いせいで、亀頭は濡れ光る上半分ほどを露出してしまっていた。
それが、なまじ全裸より、いやらしい。
そう、マジで、目のやり場に困るほど。
見ているだけで、躰が疼く。
ペニスがいつかの兜合わせの時の感触を思い出し、更に太さと硬さを増すのが分かった。
ああ、翔…。
キミってひとは、なんていやらしい変態なんだ…。
さっきまで、これが僕のお尻に当たっていたのだと思うと、早く触りたくてたまらなくなってきた。
上品な色の調度類で統一されているにもかかわらず、あちらこちらに淫靡な香りがこびりついているのだ。
これも、翔と知り合ってから、姉さんが変わってしまった証拠のひとつなのかもしれなかった。
少なくとも、姉さんは、翔に会う前に比べてオナニーの回数が増えたのではないだろうか。
部屋の中を見渡しながら、ふと僕はそんなことを妄想して、人知れず亀頭の先に淫らな汁を滲ませた。
その姉さんは、いつの間にか晴れ着を脱ぎ捨て、下着姿になっている。
肌の透けて見える、際どいほど面積の少ない黒いレースのブラジャーとパンティ。
そして、ガーターベルトで吊るされたセクシーな網タイツ。
これで蝶の形をしたアイマスクでもつけたら、まんまSMクラブの女王様である。
「なかなかサマになってますね。そのコスプレ」
ポージングする姉さんに向けて、和服を脱ぎながら、翔が言う。
「ありがとうございます。近いうちにこんな日が来るのではと思って、あらかじめ準備しておいたのです」
得意げに微笑む姉さんは、鼻の頭にうっすらと汗をかいている。
裸になった翔は、異様に卑猥な下着を身に着けていた。
Tバックならぬ、Tフロントとでもいうのだろうか。
前が紐状になった黒いショーツである。
ただ一本の黒い紐が、勃起して太さも長さも増したペニスを、辛うじて下腹部に押さえつけているのだ。
ショーツのフロント部分の紐の幅に比べてペニスのほうが太いため、左右から茎と亀頭がはみ出てしまっている。
さらにショーツの股繰り自体が極めて浅いせいで、亀頭は濡れ光る上半分ほどを露出してしまっていた。
それが、なまじ全裸より、いやらしい。
そう、マジで、目のやり場に困るほど。
見ているだけで、躰が疼く。
ペニスがいつかの兜合わせの時の感触を思い出し、更に太さと硬さを増すのが分かった。
ああ、翔…。
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