淫美な虜囚

ヤミイ

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180 愛玩動物⑫

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「嘘つき。本当は見てほしいくせに」

 僕のチンポを縛った紐を引っ張り、姉さんが嘲笑う。

 その通りだった。

 言われるまでもなく、見られたい。

 恥辱は僕のようなM男にとって、何よりのご褒美なのだ。

「くふう・・・ああ…」

 首輪をリードで翔に引っ張られ、チンポを後ろから姉さんに引っ張られて、階段の途中でフリーズする僕。

 犬のように四つん這いになったまま、躰を伸ばして筋肉を強張らせるしかない。

「行くぞ」

 翔が言い、僕を引いて階段を上り始めた。

 躰が前へ出ると、チンポがぎゅっと締め付けられた。

「あは」

 僕はのけぞらずにはいられない。

 気持ち、いい。

 僕の、おチンポ・・・。

「そんなとこでアヘアヘしてんじゃねーよ」

 姉さんがスリッパを履いた足で僕の裸の尻を蹴る。

「とっとと上るんだよ!」

 チンポを縛った細紐がたるまないよう十分な距離を取ると、今度は僕の尻の割れ目にスリッパをねじ込んだ。

「きゃふ」

 スリッパの先で肛門を突かれ、僕は喜びの声を上げてしまう。

 恥ずかしいことに、たび重なる嗜虐的な仕打ちにおチンポが反応してもうカチコチだ。

 それが無理やり真後ろに捻り上げられているのだから、その快感ときたら、予想以上に素晴らしい。

 独り紐プレイには長けた僕だが、同じ行為でも、やはり翔と姉さんにされるのでは恥ずかしさが違いすぎるのだ。

「ああ・・・ああ・・・」

 肛門責めに喘いでいると、姉さんがスリッパを僕の尻の割れ目に押しこんだまま、裸足になった。

「そんなにいいなら、こうしてやるよ」

 言いながら、足の裏で僕の亀頭の鼻づらを撫でまわし始めたから、もうたまらない。

「ほうら、ヌルヌルヌル・・・」

「ダ、ダメッ」

 脳天まで快感のパルスが駆け上がり、僕は我知らず身悶え、絶叫した。

「そんなことしたら、僕、お、おかしくなっちゃううっ!」

「なら、おかしくなれよ。このクソガキが!」

 残酷な笑みをその美しい顔に貼り付け、足の指で僕のチンポを挟み、姉さんが亀頭を包む皮を剥き始めた。
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