174 / 659
173 愛玩動物⑤
しおりを挟む
僕の意図を察したように、両脚を持った翔が、僕の躰を前へと送り出す。
そのタイミングに合わせて腕を曲げ、股間を天板に擦りつける僕。
「ああ…ああ…ん…」
わざと声を上げてみる。
そうすると、自分の切なげな声が燃え上がる性欲の火に更なる油を注ぐのだ。
「いいの? この程度で、そんなに感じるの?」
テーブルと僕の腰の間を見つめて、床にしゃがんだ姉さんが訊く。
「すごいわね。勃起しすぎて、ショーツが今にも破れそう」
「それなら、そろそろ、出してやったらどうですか?」
オールを漕ぐボート競技の選手のように僕の両足を操りながら、翔が言う。
「佐代子さん、貴女も実は、ナマのペニスを見たくてたまらないのでしょう?」
「いやですわ。翔さまったら」
嬉しそうにクスクス笑う姉さん。
「それじゃ、あたしもこの子と同類の変態みたいじゃないですか」
「変態というより、痴女ですね」
目を細めて姉さんを見やる翔。
「血は争えないと言いますか…。ただ、彼と貴女とでは、変態性欲のベクトルが正反対だ」
「と、いいますと?」
訊き返しながらも、姉さんの手は僕の股間と天板のすき間に入り込み、僕のショーツに指をかけている。
「ご自分でもおわかりでしょう? 巧君が真正のM男なら、佐代子さん、貴女は生まれながらのドSです。その本性をこれまで隠してきて、さぞ辛かったのではないですか?」
「まあ…」
僕の濡れショーツをめくりながら、姉さんが恥ずかしげに頬を赤くした。
「翔さまったら、何もかもお見通しなのですね。あたしがずっと、過激なBL同人誌で欲望を発散してたこと…」
「そう。実写化が不可能なほどエロチックな有害図書・・・。それだけが貴女の真の友だった」
「え、ええ…」
「でも、今は違う」
翔の言葉に力がこもった。
「貴女が夢にまで見た世界は、映像作品どころか、十分現実になり得るのです。貴女の弟という、その性奴隷の肉体を使えばね」
翔の言葉が終わると同時に姉さんの人差し指がショーツの中に潜り込み、猛り立つ僕の肉棒を一気に外に引き出した。
そのタイミングに合わせて腕を曲げ、股間を天板に擦りつける僕。
「ああ…ああ…ん…」
わざと声を上げてみる。
そうすると、自分の切なげな声が燃え上がる性欲の火に更なる油を注ぐのだ。
「いいの? この程度で、そんなに感じるの?」
テーブルと僕の腰の間を見つめて、床にしゃがんだ姉さんが訊く。
「すごいわね。勃起しすぎて、ショーツが今にも破れそう」
「それなら、そろそろ、出してやったらどうですか?」
オールを漕ぐボート競技の選手のように僕の両足を操りながら、翔が言う。
「佐代子さん、貴女も実は、ナマのペニスを見たくてたまらないのでしょう?」
「いやですわ。翔さまったら」
嬉しそうにクスクス笑う姉さん。
「それじゃ、あたしもこの子と同類の変態みたいじゃないですか」
「変態というより、痴女ですね」
目を細めて姉さんを見やる翔。
「血は争えないと言いますか…。ただ、彼と貴女とでは、変態性欲のベクトルが正反対だ」
「と、いいますと?」
訊き返しながらも、姉さんの手は僕の股間と天板のすき間に入り込み、僕のショーツに指をかけている。
「ご自分でもおわかりでしょう? 巧君が真正のM男なら、佐代子さん、貴女は生まれながらのドSです。その本性をこれまで隠してきて、さぞ辛かったのではないですか?」
「まあ…」
僕の濡れショーツをめくりながら、姉さんが恥ずかしげに頬を赤くした。
「翔さまったら、何もかもお見通しなのですね。あたしがずっと、過激なBL同人誌で欲望を発散してたこと…」
「そう。実写化が不可能なほどエロチックな有害図書・・・。それだけが貴女の真の友だった」
「え、ええ…」
「でも、今は違う」
翔の言葉に力がこもった。
「貴女が夢にまで見た世界は、映像作品どころか、十分現実になり得るのです。貴女の弟という、その性奴隷の肉体を使えばね」
翔の言葉が終わると同時に姉さんの人差し指がショーツの中に潜り込み、猛り立つ僕の肉棒を一気に外に引き出した。
0
お気に入りに追加
282
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
性的イジメ
ポコたん
BL
この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。
作品説明:いじめの性的部分を取り上げて現代風にアレンジして作成。
全二話 毎週日曜日正午にUPされます。
僕は肉便器 ~皮をめくってなかをさわって~ 【童貞新入社員はこうして開発されました】
ヤミイ
BL
新入社員として、とある企業に就職した僕。希望に胸を膨らませる僕だったが、あろうことか、教育係として目の前に現れたのは、1年前、野外で僕を襲い、官能の淵に引きずり込んだあの男だった。そして始まる、毎日のように夜のオフィスで淫獣に弄ばれる、僕の爛れた日々…。
変態村♂〜俺、やられます!〜
ゆきみまんじゅう
BL
地図から消えた村。
そこに肝試しに行った翔馬たち男3人。
暗闇から聞こえる不気味な足音、遠くから聞こえる笑い声。
必死に逃げる翔馬たちを救った村人に案内され、ある村へたどり着く。
その村は男しかおらず、翔馬たちが異変に気づく頃には、すでに囚われの身になってしまう。
果たして翔馬たちは、抱かれてしまう前に、村から脱出できるのだろうか?
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる