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126 生贄少年⑮
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驚いたのは、周囲の乗客たちが3人を手伝い始めたことだった。
無言で助力を買って出たのは、来栖重雄の右隣に座っていた学生と、姉さんの横に立っていた身だしなみのいい、コート姿のサラリーマンである。
ふたりは両側から僕を抱え上げると、元のようにベンチシート型の座席に座った重雄の間に、僕のお尻を据えた。
「さあ、栞ちゃん、これならやりやすいでしょう」
重雄に促され、少女が僕の股間の間にひざまずく。
「おおきい…」
目と鼻の先にそそり立つ、先端から湯気を上げる肉の棒を見上げて、つぶやいた。
「さあ、それを握って手前に折り曲げて、エネマグラのリングに先を通すのよ」
スマホ片手に栞の隣に片膝をつき、佐代子姉さんが横からアドバイスした。
「こ、こうですか?」
握られた。
でも、遠慮しているのか、元より非力だからなのか、折り曲げるには、圧倒的に握力が足りていない。
「あのう…これ、あたしの力では、硬くてとても、曲がりません」
早くも値を上げそうになる少女に、辛抱強く、姉さんが言う。
「気を使う必要なんて、全然ないのよ。この子に限って、遠慮はいらないの。酷い扱いを受ければ受けるほど、快感を感じるタチなんだから」
「そういえば、この人、筋金入りのM男なんでしたよね」
「そうなのよ。だから、もっともっと虐めてあげて」
ねえさん…。
心の中で手を伸ばすが、言葉になって、口からは出てこない。
なぜなら、躰の奥深くに埋まったエネマグラが、気持ちよくてならないからだ。
電源が切られているのにこの調子では、姉さんが再びスイッチを入れたら、僕はどうなってしまうのだろう。
「じゃ、もう一回、やってみます」
少女が真剣な面持ちになり、僕のペニスを握った右手に力を籠める。
「うううん…」
腕相撲でもするかのように少女がか細い上腕部を手前に引くと、僕の股間の肉バナナが根元から湾曲し始めた。
「アア…」
勃起し切ったペニスを弄ばれる快感に、ついつい甘ったるい喘ぎ声が漏れてしまう。
少女がなんとかその筋肉製の棍棒を床と水平の位置まで折り曲げると、間髪を入れず、姉さんが口を出した。
「根元からの角度はそれでいいわ。今度は真ん中から折って、亀頭を真下に向けてちょうだいな」
「亀頭って、この先っちょの、大きく膨れたヌルヌルの部分のことですか?」
肥大し、発熱した僕のズル剥け亀頭を左手の人差し指でつつき、栞が訊いた。
「そうよ。なんとなく、形がカメの頭に似てるでしょ。だから昔の人がそう名付けたのね」
「そうなんだ…。わあ、触ったら、なんか、ネバネバしたものが指にくっついてきました…」
ひくつく肛門に性具を挿入され、股倉を全開にして曝け出した性器を見知らぬ少女に嬲られる全裸の少年。
その少年を舐めるような視線で犯す、十数人の乗客たち。
おそらく姉さんのスマホには、栞の手で今にも直角に折り曲げられようとしている僕のペニスが大写しになっていることだろう。
たまらなく、恥ずかしかった。
でも、僕は知っている。
恥辱こそが、絶対的に、快楽の源泉になり得るということをー。
無言で助力を買って出たのは、来栖重雄の右隣に座っていた学生と、姉さんの横に立っていた身だしなみのいい、コート姿のサラリーマンである。
ふたりは両側から僕を抱え上げると、元のようにベンチシート型の座席に座った重雄の間に、僕のお尻を据えた。
「さあ、栞ちゃん、これならやりやすいでしょう」
重雄に促され、少女が僕の股間の間にひざまずく。
「おおきい…」
目と鼻の先にそそり立つ、先端から湯気を上げる肉の棒を見上げて、つぶやいた。
「さあ、それを握って手前に折り曲げて、エネマグラのリングに先を通すのよ」
スマホ片手に栞の隣に片膝をつき、佐代子姉さんが横からアドバイスした。
「こ、こうですか?」
握られた。
でも、遠慮しているのか、元より非力だからなのか、折り曲げるには、圧倒的に握力が足りていない。
「あのう…これ、あたしの力では、硬くてとても、曲がりません」
早くも値を上げそうになる少女に、辛抱強く、姉さんが言う。
「気を使う必要なんて、全然ないのよ。この子に限って、遠慮はいらないの。酷い扱いを受ければ受けるほど、快感を感じるタチなんだから」
「そういえば、この人、筋金入りのM男なんでしたよね」
「そうなのよ。だから、もっともっと虐めてあげて」
ねえさん…。
心の中で手を伸ばすが、言葉になって、口からは出てこない。
なぜなら、躰の奥深くに埋まったエネマグラが、気持ちよくてならないからだ。
電源が切られているのにこの調子では、姉さんが再びスイッチを入れたら、僕はどうなってしまうのだろう。
「じゃ、もう一回、やってみます」
少女が真剣な面持ちになり、僕のペニスを握った右手に力を籠める。
「うううん…」
腕相撲でもするかのように少女がか細い上腕部を手前に引くと、僕の股間の肉バナナが根元から湾曲し始めた。
「アア…」
勃起し切ったペニスを弄ばれる快感に、ついつい甘ったるい喘ぎ声が漏れてしまう。
少女がなんとかその筋肉製の棍棒を床と水平の位置まで折り曲げると、間髪を入れず、姉さんが口を出した。
「根元からの角度はそれでいいわ。今度は真ん中から折って、亀頭を真下に向けてちょうだいな」
「亀頭って、この先っちょの、大きく膨れたヌルヌルの部分のことですか?」
肥大し、発熱した僕のズル剥け亀頭を左手の人差し指でつつき、栞が訊いた。
「そうよ。なんとなく、形がカメの頭に似てるでしょ。だから昔の人がそう名付けたのね」
「そうなんだ…。わあ、触ったら、なんか、ネバネバしたものが指にくっついてきました…」
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