淫美な虜囚

ヤミイ

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76 発情少年極刑⑨

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「ああ、いいぞ、いい」

 翔が僕の顔を股間に擦りつける。

 剃毛した翔の陰部はつるつるしていて、温かい。

 喉の粘膜に翔の肥大した亀頭が減り込み、僕は危うく咳き込みそうになる。

 それでも我慢して口いっぱいに頬張った肉の竿に舌を絡めて、じゅるじゅるじゅるじゅる舐めまくる。

「ああ…い、逝きそうだ…」

 小声で呻いて、翔が大きく躰を反らす。

 反らしながらも、僕の顔を股間に押しつけるのは、やめようとしない。

 喉の奥にぬるっとした感触が生まれ、酸味のあるほろ苦い味が広がった。

 翔のハート形の亀頭の先から、カウパー腺液が滲み出した証拠である。

 あと少し。

 あと少しで、翔の精液を…。

 これまでに僕は、何度も翔の精液を飲まされている。

 あの芳醇な味と香りが、鼻孔の奥に沁みついて取れないほど。

 アレをもう一度、味わいたかった。

 精液はいわば、翔の一部、命の発露である。

 身も心も捧げた翔の命を、少しでも我がものにしたいー。

 そんな思いもあったのだろうか。

 幸い、僕はきょう、何度も出している。

 射精したくても、まだ精子が陰嚢に溜まり切っていない。

 その意味では、いくら姉さんの愛撫でドライオーガズム状態に追い込まれても、すぐに射精してしまう心配はなかった。

 先に翔を逝かせるのだー。

 ドライオーガズムの波に翻弄され、失神寸前にまで追い込まれながらも、僕は翔のペニスにむしゃぶりついた。

 こんなにまで熱く、弾力に富み、太いペニスが世の中に存在するのだろうか。

 愛おしさのあまり、隅から隅まで舐め回しながら、そう思わずにはいられない。

 この包皮の剥け具合、綺麗に露出した形のいい亀頭ー。

 鎧のような海綿体の表面に浮き出た青白い血管まで、尊く見えてくるほどだ。

 それに、この巨大な亀頭の先っちょから滲み出る、淫らな汁の苦い味…。

「ああ…なんて、やつだ…」

 翔が白い喉をのけぞらせ、ハスキーボイスで喘いだ。

「いつのまにか、ここまでうまくなるなんて…」

 翔は僕の後頭部から手を離し、躰を斜めに倒している。

 物欲しげに腰を前に突き出し、今や完全に、性器を僕の口に預けているのだ。

「翔さま、どうしたのです?」

 僕の濡れ亀頭から口を離し、佐代子姉さんが訊く。

「お美しいお顔が、なんだかとてもいやらしく、歪んでいます…」 
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