淫美な虜囚

ヤミイ

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72 発情少年極刑⑤

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 赤い孔…。

 その単語の響きに、僕は興奮におののかずにはいられない。

 ああ、それって、僕の肛門のことだ…。

 翔に”開発”され、さっきまで、このぶっといペニスを入れられていた、すぐに気持ちよくなる穴…。

「ええ、見えます…。まあ、いやだ、なんだか、物欲しげに、開いたり閉じたりしています…。まるで、呼吸でもしてるかのよう…」

 訝しげに言って、その穴の周囲に、姉さんが指で触れる。

 アアア…。

 痺れるような疼きに、僕は無意識に太腿に力を入れ、くいっとお尻を突き出してしまう。

「濡れてる…。これ、濡れてます…」

「ふふふ、早く入れてほしがってるのですよ。貴女の指を」

 僕の口の中で、極太の肉棒を波打たせながら、翔が言う。

 平静を装うその口調とは裏腹に、翔のペニスは先から酸味のある液体を滲ませ、更には自分の乳首を弄る指の動きが激しさを増している。

 カチコチにしこったゴムのような乳首を、左右代わる代わる引っ張っては、捻っているのだ。

 眼も熱に浮かされたようにギラギラして、あたかも発情した野獣のようだった。

「これじゃ、まるで…」

 姉さんが、ぽっと頬を赤らめる。

「まるで、『欲情した時の、私のおま〇こみたい』。そうおっしゃりたいのでは、ありませんか? いや、もしかしたら、今すでにあなたのそこは…」

「いやっ! 翔さまの意地悪っ! もう、それ以上、言わないで!」

 からかうような翔の口調に、佐代子姉さんが叫んだ。

 そして、叫んだ拍子にー。

 ぶすり。

 ようやく、僕のアナルにその繊細な人差し指を突き入れてくれたのだ。

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