淫美な虜囚

ヤミイ

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70 発情少年極刑③

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 佐代子姉さんに咥えられたのだ、と悟るまでに、しばらくかかった。

 それほど僕は、翔のペニスをしゃぶるのに、全神経を集中していたのである。

 が、すくに、僕の意識は、柔らかく小さな口に頬張られた、おのれの生殖器官に向くことになった。

 いつのまにか、包皮を雁首の下までめくられていた。

 剥き出しの過敏な亀頭めがけてー。

 ちゅっ。

 最初は軽いキスが来た。

 ちゅっ。

 ちゅぱっ。

 ちゅるっ。

 それがやがて雨のように僕の亀頭に降り注ぎ始めー。

 気づいた時には、熱い姉さんの頬の内側の肉に、挟み込まれていたのである。

「あぐっ」

 思わず仰け反った僕の視界に、胸筋の浮き出た翔の胸板に隆起する、薔薇色の乳首が見えた。

 翔はその自分の乳首を、左手でつまみ、クリクリとこね回し始めている。

 指の動きに呼応するように、六つに割れた翔の腹筋が、軟体動物のように激しく上下する。

 ベッドの上に膝立ちになった逞しい両の太腿に、縄を束ねたような太い筋肉が浮き彫りになっている。
 
 ハアハアハアハア・・・。

 髪の毛をつかんで僕の顔を股間に押しつけながら、自ら乳首を弄り喘ぐ翔は、とてつもなくいやらしかった。

 そんな翔の乱れ方にうっとりする僕を、しかし、姉さんの口は放っておかないのだ。

 初めてとはとても思えないねっとりとした舐め方で、僕の勃起ペニスをじゅるじゅるしゃぶり始めたのである。

「巧ったら、大きい…。まだ高校生なのに、なんていやらしい、おチンポしてるの…?」

 いったん亀頭を口から出し、舌先で表面を舐めながら、夢見心地の声音で姉さんが言う。

「こんなに大きいの、本当に、入るのかしら…?」

 入るって…。

 ああ、姉さん、何を、妄想しているの…?

「でも、おいしい」

 可愛らしい舌が、チロチロと亀頭の裏筋をくすぐった。

「さっき飲んだミルクで、まだいっぱい濡れてるもの。私、男の人のこれ、気に入っちゃったみたい。なんだか、慣れてくると、濃厚な豆乳みたいで、とってもおいしいから…」

 と、つぶやき続ける姉さんに、快楽に息を弾ませ、翔が声をかけた。

「貴女も、やはりそう思いますか? 僕も飲んでみましたが、巧君のエキスは栄養価も高く、味も悪くない。いわば、神の酒、ネクタルみたいなものなのですよ」 
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