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48 M男への道②
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「わ、私が?」
姉さんが、美しい睫毛に縁どられた眼を大きく見開いた。
驚いているようで、その実、声がどこかうれしげに上ずっていることを、僕は聞き逃さなかった。
その証拠に、姉さんの手は、乳首と陰部に添えられ、自分でも意識しないうちにそこを弄んでいる。
全裸で絡み合う僕らを”観賞”しながら、知らず知らずのうちに自慰行為に耽っていたということなのだろう。
あの清楚で真面目そのものの佐代子姉さんが、ここではすっかり翔のペースにはまってしまっている。
翔のダークでエロチックな雰囲気が、姉さんの純白な性格をどんどん蝕み、穢していくようなのだ。
「この状況で、何かやってみたいことが、あるのではないですか?」
誘うように、翔が畳みかけた。
姉さんの視線が揺らいだ。
「でも…」
翔の顔をためらうように見て、次に僕の股間に視線を戻す。
その視線の先にあるのは、亀頭の先から生えた、尿道プラグのハート形の取っ手である。
奇妙な針金細工のような取っ手を生やしたドーム型の亀頭自体は、快楽の証、カウパー腺液でもうぬるぬるだ。
「大丈夫。これも、賠償金を相殺するため、やむなく僕にやらされたということにすれば、いいんですよ」
悪魔の笑みを浮かべて、姉さんを誘う翔。
「賠償金の、ため?」
姉さんが、震える手を伸ばす。
「そ、そうよね」
あの綺麗な、白魚のような五本の指が、獲物を求めて、宙を探っている。
「ねえ、さん…」
ふたつの電極を胸につけたまま全裸で翔の腰に乗せられて、尿道プラグで貫かれた勃起ペニスを前面に立て、その陰から僕は姉さんを見る。
まさか、あの優しい姉さんが…という幻滅と、
姉さんに、どんなえっちなことをされるのだろうか…という、背筋がぞくぞくするような期待感。
そのふたつがない混ぜになった複雑な感情が、無防備に性器を曝け出す僕の心の中で渦巻いた。
姉さんが、美しい睫毛に縁どられた眼を大きく見開いた。
驚いているようで、その実、声がどこかうれしげに上ずっていることを、僕は聞き逃さなかった。
その証拠に、姉さんの手は、乳首と陰部に添えられ、自分でも意識しないうちにそこを弄んでいる。
全裸で絡み合う僕らを”観賞”しながら、知らず知らずのうちに自慰行為に耽っていたということなのだろう。
あの清楚で真面目そのものの佐代子姉さんが、ここではすっかり翔のペースにはまってしまっている。
翔のダークでエロチックな雰囲気が、姉さんの純白な性格をどんどん蝕み、穢していくようなのだ。
「この状況で、何かやってみたいことが、あるのではないですか?」
誘うように、翔が畳みかけた。
姉さんの視線が揺らいだ。
「でも…」
翔の顔をためらうように見て、次に僕の股間に視線を戻す。
その視線の先にあるのは、亀頭の先から生えた、尿道プラグのハート形の取っ手である。
奇妙な針金細工のような取っ手を生やしたドーム型の亀頭自体は、快楽の証、カウパー腺液でもうぬるぬるだ。
「大丈夫。これも、賠償金を相殺するため、やむなく僕にやらされたということにすれば、いいんですよ」
悪魔の笑みを浮かべて、姉さんを誘う翔。
「賠償金の、ため?」
姉さんが、震える手を伸ばす。
「そ、そうよね」
あの綺麗な、白魚のような五本の指が、獲物を求めて、宙を探っている。
「ねえ、さん…」
ふたつの電極を胸につけたまま全裸で翔の腰に乗せられて、尿道プラグで貫かれた勃起ペニスを前面に立て、その陰から僕は姉さんを見る。
まさか、あの優しい姉さんが…という幻滅と、
姉さんに、どんなえっちなことをされるのだろうか…という、背筋がぞくぞくするような期待感。
そのふたつがない混ぜになった複雑な感情が、無防備に性器を曝け出す僕の心の中で渦巻いた。
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