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35 凌辱④
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家に帰った時には、意識が朦朧として、今にも倒れそうだった。
両親は、あえて僕のアルバイトの中身は訊かず、さぞ重労働の仕事だったのだろうと思ったようだ。
夕食を摂る気にもならず、シャワーを浴びてベッドで寝ていると、佐代子姉さんが部屋に入ってきた。
「巧、あなた、本当に大丈夫なの? なんかおかしいよ。帰ってきてからずっと」
黙って目を閉じていると、
「これ、どうしたの?」
いきなりパジャマのボタンを外された。
現れたのは、赤剥けになった乳首である。
翔に洗濯ばさみで挟まれた時の傷が残っているのだ。
胸板が薄いせいで、どうやらそれがパジャマの胸元からのぞいていたらしい。
「別に…」
顔を背けて、また目を閉じる。
正直、僕は動くのが辛かった。
翔に取りつけられたペニスリング。
あれが包皮をめくってしまっているため、僕の下着の中では亀頭が剥き出しになっている。
しかも、翔はそこに媚薬成分を含んだクリームを塗りつけたのだ。
少し身体を動かすだけで過敏になった亀頭が下着にこすれ、疼くような快感を発生させてしまうのである。
「それに、こっちの痣は…もしかして、キスマークじゃない?」
僕の頸筋に指を這わせて、佐代子姉さんが言った。
どきっとした。
さすが姉さんは鋭かった。
鈍感な両親とは大違いだ。
「ちょっと、服を脱いでごらんなさい」
動くのも億劫でそのまま仰臥していると、姉さんが僕のパジャマを手際よく脱がせにかかった。
「まあ」
息を呑む気配。
それもそのはず。
僕の躰は、翔のキスマークだらけなのだ。
しかも、手首と足首にはロープで縛られた痕まで残っている。
「やめろよ、なんでもないったら」
姉さんの手が下着にかかったところで、さすがの僕も薄目を開けざるをえなかった。
「だめ。これも脱ぎなさい。だってあなた、明らかにおかしいもの!」
叱るように言って、姉さんが、僕のパンツを一気にくるぶしまで引き下げた。
「やだ。なに、これ?」
さらけ出された傷だらけの僕のペニスをひと目見るなり、姉さんが絶句するのがわかった。
リングに皮を剥かれたせいで、僕の亀頭は真っ赤に腫れあがっている。
そして更に媚薬の影響で、我慢汁でテラテラに光っているのだ。
「何があったの?」
姉さんが眼に涙をためて、僕の肩を揺すった。
「あの人に何をされたの? 姉さんに、正直に話しなさい!」
両親は、あえて僕のアルバイトの中身は訊かず、さぞ重労働の仕事だったのだろうと思ったようだ。
夕食を摂る気にもならず、シャワーを浴びてベッドで寝ていると、佐代子姉さんが部屋に入ってきた。
「巧、あなた、本当に大丈夫なの? なんかおかしいよ。帰ってきてからずっと」
黙って目を閉じていると、
「これ、どうしたの?」
いきなりパジャマのボタンを外された。
現れたのは、赤剥けになった乳首である。
翔に洗濯ばさみで挟まれた時の傷が残っているのだ。
胸板が薄いせいで、どうやらそれがパジャマの胸元からのぞいていたらしい。
「別に…」
顔を背けて、また目を閉じる。
正直、僕は動くのが辛かった。
翔に取りつけられたペニスリング。
あれが包皮をめくってしまっているため、僕の下着の中では亀頭が剥き出しになっている。
しかも、翔はそこに媚薬成分を含んだクリームを塗りつけたのだ。
少し身体を動かすだけで過敏になった亀頭が下着にこすれ、疼くような快感を発生させてしまうのである。
「それに、こっちの痣は…もしかして、キスマークじゃない?」
僕の頸筋に指を這わせて、佐代子姉さんが言った。
どきっとした。
さすが姉さんは鋭かった。
鈍感な両親とは大違いだ。
「ちょっと、服を脱いでごらんなさい」
動くのも億劫でそのまま仰臥していると、姉さんが僕のパジャマを手際よく脱がせにかかった。
「まあ」
息を呑む気配。
それもそのはず。
僕の躰は、翔のキスマークだらけなのだ。
しかも、手首と足首にはロープで縛られた痕まで残っている。
「やめろよ、なんでもないったら」
姉さんの手が下着にかかったところで、さすがの僕も薄目を開けざるをえなかった。
「だめ。これも脱ぎなさい。だってあなた、明らかにおかしいもの!」
叱るように言って、姉さんが、僕のパンツを一気にくるぶしまで引き下げた。
「やだ。なに、これ?」
さらけ出された傷だらけの僕のペニスをひと目見るなり、姉さんが絶句するのがわかった。
リングに皮を剥かれたせいで、僕の亀頭は真っ赤に腫れあがっている。
そして更に媚薬の影響で、我慢汁でテラテラに光っているのだ。
「何があったの?」
姉さんが眼に涙をためて、僕の肩を揺すった。
「あの人に何をされたの? 姉さんに、正直に話しなさい!」
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