淫美な虜囚

ヤミイ

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16 調教⑤

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 薬の効果は、すぐにやってきた。

 裸になったとたん、僕は猛烈な便意に襲われ、蓋を開けるのももどかしく、便器に坐り込んだ。

 座ると同時に、肛門が張り裂けそうな勢いで開き、爆音を上げて糞便が噴出した。

 恥ずかしかった。

 僕は翔の見守る前で、脱糞させられているのだ。

 でも、じきにそんなことを考えている余裕もなくなった。

 ほっと息をついたのもつかの間、1秒と経たぬうちに腹が鳴り、僕はまたもや多量の面を垂れ流したのだ。

 それからはもう地獄だった。

 水しか出なくなるまで、僕は出し続けた。

 身体じゅうの力が抜け、内臓までも便と一緒に流れ出て、自分が骨と皮だけになってしまった気がした。

「いい眺めだ」

 腕組みをして、翔が嗤う。

「全裸で脱糞する、か弱い少年の図、というやつだな」

「や、やめて…」

 消え入りそうな声で、僕は抗議する。

「み、見ないで・・・」

 だが、そんな泣き落としが通じる相手ではなかった。

「落ち着いたら、こっちへ。次は浣腸だ」

 僕を立たせると、翔が言った。

「え…?」

 僕はわが耳を疑った。

 これだけ出したのに、まだ足りないというのか…?

 翔が僕を床に転がした。

「こっちに向けて尻を上げろ」

 翔の手には、理科の実験で使うような長いチューブのついたロートと、透明な液体の入ったボトルが握られている。


 逆らう気力もなく、僕はのろのろと糞便だらけの肛門を翔に向けた。

「最初は少し痛むが、がまんするんだ」

 翔の手が伸び、僕のアナルにチューブの先が突っ込まれた。

 ローションか石鹸でも塗ってあるのか、思ったほど痛くない。

 翔がこじるように先を動かすと、ずぶりとチューブの先端がアナルにめり込むのがわかった。

 が、直腸に異物が装入された違和感は、これまで経験したことにないものだった。

 こそばゆい、というのとも違う。

 痛いことは痛いが、その痛みは、包皮をめくって亀頭にじかに触れた時の痛みに似ていた。

「下剤だけでは、全部出ないこともあるんでね。やはり仕上げは浣腸に限るのさ」

 翔がロートに液体を入れたらしく、チューブを伝わって何か冷たいものが身体の中に入ってきた。

「ううっ…」

 大腸が風船のように膨らみ、あまりの痛みに僕は悲鳴を上げそうになった。

「このぐらいで、どうだ」

 翔がチューブを抜いた、その瞬間だった。

 括約筋がいきなり緩み、僕は白い液体をアナルから盛大に噴き上げた。

「あああああっ!」

 僕は痙攣した。

 噴出が止まらない。

 限界まで張り詰めていた大腸が、おなかの中ですごい勢いでしぼんでいく。

 それに反比例して、僕の躰には信じられない変化が起こり始めていた。

 あろうことか、それまで萎えていた僕の性器が、腹の下でむくむくと勃起し始めたのである。
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