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11 淫らな試験⑤
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「ご、ごめんなさい…」
まだ脈動の収まらない分身を握りしめ、僕は床に崩れ落ちた。
終わった、と思った。
この試験がどういうものなのかいまだにわからないが、あろうことか僕は、多量の精液を青年の腹にぶちまけてしまったのだ。
恥ずかしくて、この場から消えてしまいたい気分だった。
貧弱な裸体をさらし、白濁した体液を垂れ流し続ける僕の哀れな姿は、青年の眼にはさぞ滑稽に映っているに違いなかった。
が、青年の次の言葉は、まるで僕の予想と反するものだった。
「謝ることはない。合格だよ」
青年は、妙にきっぱりした口調で、確かにそう言ったのだ。
「まあ、多少早漏気味なところはあるが、その感度のよさは気に入った。巧君、君の射精の瞬間の表情には、正直、久しぶりに背筋がぞくぞくしたよ。男でありながら、少女っぽい恥じらいと媚がにじみ出ていて、とてもいい。それに、幼い外見と性器のサイズとのギャップが最高だ。気に入った。明日からさっそく、僕のところにきてもらおう」
「え?」
あまりのことに、僕は恥ずかしさも忘れて顔を上げた。
「じゃ、じゃあ、賠償金は…?」
「約束通り、もちろんチャラさ。というより、君の身請け金に充てさせてもらうよ」
「身請け…金?」
「最初に言っただろう。試験にパスしたら、君は僕のものになるんだ。僕にとことん尽くす、性奴隷にね」
「性…奴隷…」
実感がわかなかった。
ただ僕の中に残っているのは、先ほど味わった意識が飛ぶほどの快感だった。
確か、兜合わせとか、言ったっけー。
亀頭と亀頭をこすり合わせることが、あれほど気持ちいいなんて…。
「君の家族には、こう言っておくよ。賠償金を払う代わりに、君にうちの会社で働いてもらうことにしたと。これならあながち嘘でもないし、ご両親やお姉さんも納得してくれるだろう」
「あ、ありがとうございます…」
僕はうなだれた。
確かに、冷静に考えれば、これが一番いい方法なのかもしれない、と思う。
僕さえ我慢すれば、僕らは一家離散しなくて済むのだから。
「さあ、契約が成立したところで、さっそくひとつお願いがある」
僕の下顎に人差し指を当て、顏を上向きにしながら、青年が言った。
「このままでは部屋から出られない。何があったか、下手をすれば匂いで気づかれてしまう。そこで、君の放出したこの精液、君の舌で綺麗に舐め取ってほしいのさ」
まだ脈動の収まらない分身を握りしめ、僕は床に崩れ落ちた。
終わった、と思った。
この試験がどういうものなのかいまだにわからないが、あろうことか僕は、多量の精液を青年の腹にぶちまけてしまったのだ。
恥ずかしくて、この場から消えてしまいたい気分だった。
貧弱な裸体をさらし、白濁した体液を垂れ流し続ける僕の哀れな姿は、青年の眼にはさぞ滑稽に映っているに違いなかった。
が、青年の次の言葉は、まるで僕の予想と反するものだった。
「謝ることはない。合格だよ」
青年は、妙にきっぱりした口調で、確かにそう言ったのだ。
「まあ、多少早漏気味なところはあるが、その感度のよさは気に入った。巧君、君の射精の瞬間の表情には、正直、久しぶりに背筋がぞくぞくしたよ。男でありながら、少女っぽい恥じらいと媚がにじみ出ていて、とてもいい。それに、幼い外見と性器のサイズとのギャップが最高だ。気に入った。明日からさっそく、僕のところにきてもらおう」
「え?」
あまりのことに、僕は恥ずかしさも忘れて顔を上げた。
「じゃ、じゃあ、賠償金は…?」
「約束通り、もちろんチャラさ。というより、君の身請け金に充てさせてもらうよ」
「身請け…金?」
「最初に言っただろう。試験にパスしたら、君は僕のものになるんだ。僕にとことん尽くす、性奴隷にね」
「性…奴隷…」
実感がわかなかった。
ただ僕の中に残っているのは、先ほど味わった意識が飛ぶほどの快感だった。
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