僕は肉便器 ～皮をめくってなかをさわって～ 【童貞新入社員はこうして開発されました】

276

　早鐘のように打つ鼓動を抑えながら、右手で垂直に立てた勃起ペニスを近づけていく。

　Kの股間では、彼のピストン運動に合わせて、細身のペニスがゆさゆさ揺れている。

　近くでよく見ると、Kのペニスは若干平たい形をしていた。

　完全な円筒形の僕のモノと異なり、百足かゴカイの胴体ように扁平なのだ。

　勃起のせいで海綿体が結節を形づくっているから、その類似は尚更だった。

　縦の直径より横の直径のほうが長く、五平餅を細長く引き伸ばしたようなフォルムをしている。

　僕は乳首いじりをいったん中止して、左手を伸ばし、そのKの生殖器官の首根っこをつまんでやった。

　弾力に逆らって、僕のと同じようにぎゅうっと直角に立ててやる。

　倒れないように支えておいて、最後に尻を前に滑らせ、腰をギリギリの位置まで突き出した。

　僕の垂直ペニスが、Kの垂直ペニスに押しつけられ、

「ｱｱｱｱｱｱｱｱ･･･」

　かすれた声でKが鳴く。

　右手で自分のペニスを、左手でKのペニスの位置を調節し、裏側がぴたりと合わさるようにした。

　二本とも先走り汁で濡れているため、そのヌルヌル感がたまらない。

　特に、包皮の剥けた亀頭の裏筋同士が擦れ合う部分が、いけなかった。

　ものすごく、感じるのである。

「ｱｱｱｱｱｱｱｱ･･･」

「ｸｳｳｳｳｳ･･･」

　ﾋｸﾋｸﾋｸ･･･。

　ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ･･･。

　身体中で最も敏感な部位を互いに密着させ、擦り合うその快感に、僕とKは同時に喘ぎ声を漏らし、痙攣した。

　互いの弾性で二本の肉棒がもう外れないことを確信すると、僕は両手を胸に戻し、乳首責めを再開した。

　己の乳首を存分に虐めながら、あとは腰の動きを駆使してKとの性技を愉しむことにしたのである。

　こんなに気持ちいいのに、トキントキンに尖った乳首を放置しておくのはもったいない。

　本能的に、そう思ったのだ。

「ｱﾋｬｱｯ！　ｷｭｳｳｳ･･･ｯ！」

　ﾋﾞｸﾋﾞｸﾋﾞｸﾝｯ！

　電撃が身体を駆け抜けた。

「ほう、この期に及んで兜合わせか」

　Kのペニスに己がペニスを擦りつけてのけぞった僕を見て、彼が酷薄な微笑を口元に浮かべて言った。

「哀れなもんだな。見捨てられた肉便器が、自分から獲物に挑むその姿は。貴様たちは本来、究極のM男体質であるべきなのに」