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「チ、チンチン・・・」

 Kが腰をくねらせる。

「イ、イイ・・・」

 ハアハア息を喘がせて、おのれの亀頭を動かしては、僕の亀頭の先っちょの感触を味わっている。

「待ってろよ。もっと気持ちよくしてやるから」

 ペニスとペニスの先を突き合わせながら、僕はおもむろに自分のペニスの皮を剥いた。

 ほんわり上がる白い湯気。

 Kの痴態を前に、僕自身、昂ぶりに昂ってる何よりの証拠である。

 一直線上に向き合う二本のペニス。

 同じ器官とは思えないほど大きさ、太さは異なるが、共通点は包皮が剥かれ、亀頭が剥き出しになっていること。

 僕は微妙に腰を突き出していき、おのれのペニスでKのペニスの尿道口にキスをする。

 切れ込み同士が相手の先端を咥え合い、絶妙な痺れが肉筒を駆け抜ける。

 と、同じ現象が起こっているのか、Kが「あふん」と切ない声を上げ、金髪の下の長い睫毛をひくつかせた。

 その痩せ細った上半身を背後から抱きしめ、彼はKの耳朶を甘噛みしながら、両手の指で乳首を嬲っている。

「アアッ」

 Kは時折小声で叫び、何かに耐えてでもいるかのように硬く目を閉じ、喜びの表情を見られまいとしてなのか、彼と僕からその都度とっさに顏を背けるのだった。

 もう、長くないな。

 早漏気味の後輩を憐れみながら、僕は最後の仕上げに入ることにした。

 ペニスとペニスが一直線になるよう、高さと角度を調整する。

 そうしておいて、それまで雁首の下までめくれ、縮緬みたいに縮んでいた僕の包皮を、ニュルニュル伸ばし始めたのだ。

 伸ばせるだけ伸ばして、僕のだけでなく、連結したKの剥き出しの亀頭をも、僕のと一緒に皮で包んでやる。

「これでどうだ?」

 僕の包皮の中はカウパー腺液でぐちゅぐちゅだ。

 その生温かい包皮にいきなり剥き出しナマ亀頭を包まれて、

「キュ、キュウ・・・?」

 Kが甘えるような眼差しで、僕を斜め下から見上げてきた。

 
 
 
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