上 下
253 / 323

253

しおりを挟む
「勝負あったようだな」

 僕の口からKの精液で濡れたペニスを引き抜き、彼が嗤った。

「勝負?」

 僕はミルクを分泌し続けるKのペニスを頬張ったまま、くぐもった声で尋ねた。

「ああ。さすが、我が社きっての肉便器だ」

 Kは僕にペニスを預けたまま、ぐったりしている。

 眼は見開いたままで、半開きの口の端から涎を垂らしている。

 そのさまは、まるで涅槃の境地にまで逝ってしまったかのように見える。

 僕は口にいっぱいに含んだKのペニスを心ゆくまで味わった。

 Kのそれは、太さも長さも、さほどではない。

 僕や彼のイチモツと比べれば、まだまだ発展途上と言っていいだろう。
 
 けれど、若いだけあって、そのツルツル感は格別だった。

 僕や彼のペニスのように、ゴツゴツしていないのである。

 プリプリの海老の感触に似ているというかー。

 そう言う意味では、Kのペニスは、まだたっぷりと少年らしさを残していた。

 二十を超えたばかりのKは、僕らに比べて性経験も少ないのか、反応も抜群だ。

 更にうれしいことに、Kの出す精液は、びっくりするくらい、濃厚だった。

 仮性包茎特有のかすかな恥垢臭とアンモニア臭がするのは否めないが、慣れてくると味が濃くてとても旨い。

 独特のこってりした風味に、恥垢の臭いが鰹出汁のような風味を加えていて、もはや液体というより食べ物だ。

 じゅるじゅる窄めた頬で竿の部分を搾り上げながら、舌先を尿道口に入れ、中をクリクリこじりまくる。

「アアアアアアアア・・・」

 か細い声を上げ、無抵抗にただ身を震わすK。

「選手交代だな」

 悦楽に浸り切って痙攣するKを冷ややかな眼で見て、彼が言った。

「もう少し骨のあるやつかと思ったが、まだまだ修行が足りないようだ。これではとても肉便器は務まらない」

「肉便器?」

 僕は顔を上げた。

 その瞬間、Kのペニスが、口からブルンと飛び出した。

「アアアアアアアア・・・ヤメ、ナイデ・・・」

 かすれ声で哀願するK。

「もしやあなたは、この男を僕と同じ肉便器に?」

「当然だろう」

 僕の唾液で濡れたKのペニスを蔑むように見て、彼が続けた。

「裏人事課の新人養成プログラムの第一段階は、我が社の役に立つ一人前の肉便器になることだ。そうでなければ、この先、何年うちの社に居たとしても、俺やおまえのの代わりは務まらない。さあ、戒めから解放してやろう。今度は俺とおまえで、この甘ちゃんを調教してやる番だ」

「もう解放ですか? これは、僕を懲らしめるための、拷問だったのでは?」

「それもある」

 彼が酷薄そうに目を細め、言った。

「だが、それはもう堪能した。今度はもっと若いやつを嬲ってみたい。かつてのおまえにしたように、な」
 

 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

隣の親父

むちむちボディ
BL
隣に住んでいる中年親父との出来事です。

熱のせい

yoyo
BL
体調不良で漏らしてしまう、サラリーマンカップルの話です。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!

霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。 でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。 けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。 同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。 そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?

処理中です...