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 二本のアンテナみたいな先細りに金属棒。

 その先端が、亀頭のエラの下に触れた、その瞬間だった。

 バシッ!

 紫色の電光が瞬いたかと思うと、凄絶な痺れが僕のペニスを貫いた。

「あひいっ!」

 のけ反り、痙攣する僕。

 ぐわんっ。

 ペニスがひと回り太く膨張したような気がした。

 まるで自分のものでないみたいに、股間の中央からそそり立つ肌色の肉棒は異様に硬く、そして熱い。

「これは素敵だ」

 目を輝かせて、Kがまたアンテナを僕のペニスに押しつけた。

 今度は茎の真ん中あたりだった。

 バシッ! バシッ!

「あぎゃぎゃっ!」

 連続して襲い来る強烈な電撃に、僕は白眼を剥いて天を仰いだ。

 し、しびれる・・・。

 何とも言えぬ気分だった。

 気持いいのか、苦しいのか、自分でもわからない。

 ハアハアハアハア・・・。

 息が荒い。

 心臓がバクバク言っている。

 下腹がフェラチオされた時のように興奮で波打った。

 チンポが今にももげそうなほど、熱くてたまらない。

「ふふふ、これはどう?」

 また来た。
 
 今度はチンポのつけ根だった。

「ひゃふうっ!」

 脊髄を駆け上がる快感に、十字架に縛られたまま、僕は烈しく首を振った。

「そんなことしたら、お、おかしくなっちゃう・・・」

 数回身体をバウンドさせた後、涙声でそう訴えた。

「狂えよ」

 彼の声。

「そして、死ね」

「ぐわあっ!」

 新たな電撃の襲来に、口から泡を吹いて悶絶する僕。

 胸のクリップから煙が上がった。

 彼が更にダイヤルを回し、乳首への通電を強化したのである。
 
 
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