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 ブウーン。

 ブウーン。

 ブウーン。

 ブウーン。

 四本の電マにスイッチが入った。

 磔にされた僕の両側に、彼とKが立つ。

 Kが上半身を、彼が下半身を責め始めた。

 電マの振動するウレタンゴムで、僕の裸体を撫で出したのだ。

「や、やめて…」

 くすぐったさに、僕は身悶えした。

 が、すぐに、そのくすぐったさが、快感に変わっていくのがわかった。

「アウウ・・・」

 腋の下から首筋、鎖骨の下と、Kの電マが動いていく。

 二本別々に、乳首の周りで円を描くように動かした。

 彼はといえば、僕の両の内腿にそれぞれ電マを当て、だんだんペニスのつけ根のほうへと近づけてくる。

「あ」

 拍子抜けしたような声を出す僕。

 計画通りというのか。

 電マは肝心な部分には触れてこないのだ。

 Kの電マの描くふたつの円の中で放置された、それぞれの乳首。

 ぎりぎりまで接近しておいて、Vゾーンをなぞって後退していく彼の電マ。

 それを繰り返されると、次第にもどかしさが募ってきた。

 放置プレイは、残酷だった。

 ただでさえ勃起した乳首と陰茎。

 それ以外の部位はすべて隈なく愛撫されるのに、肝心のその三点だけが手つかずなのだ。

 特にペニスときては、鰓の下まで包皮を剥かれ、大きく膨れ上がった挙句、ヌルヌルに濡れ光っているのに・・・。

「焦らさないで・・・」

 つい、泣き言が口をついて出た。

「ボ、ボク、お、おかしくなっちゃう・・・」
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