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 背面座位だけでは満足できないのかー。

 彼は僕からペニスを抜くと、僕をテーブルから下ろし、壁際まで引きずっていった。

「右足を上げろ。バレリーナみたいにな」

 言われたようにすると、天井から垂れた拘束具付きの紐を一本引っ張って、僕の右足首に固定した。

「クウ・・・」

 僕は苦痛に顔を歪めた。

 紐で右足を吊り上げられるというのは、かなり苦しい体勢だ。

 なまじペニスが勃起しているだけに、床についた左足のつま先を軸に、その重みで躰が回転しそうになる。

「これでいい。このほうが、よく見える」

 引き裂けんばかりに広がった僕の股間を覗き込み、ぶら下がる睾丸袋を持ち上げ、その裏を見ながら彼が言う。

「挿入前に、前戯と行くか。K、おまえは前に回れ」

 言いながら、赤裸々に露出した僕の肛門に、いきなり指を突っ込んできた。

「あきゅうっ!」

 ガクブル震える僕。

 ズンズンズンッ!

 彼が人差し指で烈しく僕を突き上げる。

 さっきまで極太ペニスに犯されていた肛門は、中までヌルヌルだから痛くはない。

 いやむしろ、恥ずかしさと相まって、嗜虐心をくすぐる気持ち良さだった。

「この濡れ方は、ローションを塗る必要もないみたいだな」

 僕の肛門の中を掻き回しながら、彼が言う。

 その通りだった。

 僕の肛門内は、さっきまで入っていた彼の亀頭が出した前駆液で、チューブの内壁が十分濡れているからだ。

「じゃあこれは、俺が舐めてあげますよ」

 Kの声に続いて勃起ペニスの先に微妙な快感が走った。

「あひいっ」

 不自然に吊り上げられた右足の腱がぴくぴく痙攣し、平らな下腹が波打つように上下した。

 Kが舌を尖らせて、斜めにそそり立つ僕の肉バナナの開口部に、先っぽを突っ込んできたからだった。

 下唇を突き出した象の口みたいな包皮の中に。
 

 
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