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 茶髪のKの後ろから現れたのは、裏人事部の”彼”。

 昨年、僕を調教してここまで堕落させた張本人だ。

「久しぶりだな。いとしのペット君。それにしても、いい眺めだったよ」

 フレームレスの眼鏡を光らせ、彼が言った。

 からかうような口調だった。

 ペット…。

 僕はフロントガラスの上でM開脚したまま、耳のつけ根まで赤くなった。

 股間では、まだ覚せい剤が切れていないらしく、ペニスがギンギンに勃起している。

 縦に入った尿道口の切れ込みからは、白い泡と一緒にまだ精液がにじみ出ている始末なのだ。

「先輩…」

 僕はようやく口を開いた。

「新人まで使って、今頃、何を…?」

 彼は今年の春、僕の調教を終えてしばらくすると、本部へ戻っていったのである。

 裏人事部の兵士として、新たなミッションに携わるために。

 ところが、僕の問いかけに応える彼の台詞は、衝撃的なものだった。

「ちょっと厄介事が起こってね。うちの社にどうやら産業スパイが紛れ込んだらしい。そいつを君にあぶり出してほしいのさ。もちろん、そのいやらしい躰を使ってね」
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