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 握る手の間からヌルヌル亀頭がひょこついた。

 アアア…。

 気持ちよすぎて半眼になる僕。

 よだれが垂れるが、拭っている暇はない。

 全裸で扱く勃起肉棒。

 胸では乳首がトキトキだ。

 クスリのせいで、肌という肌が火照ってならない。

 かすかな空気の振動すら、快感に変わるのだからもうどうしようもない。

「もっとよく見えるように、外に出してやろうよ」

「それ、いい! いっそのこと、ボンネットの上に寝かせたら?」

 キャバ嬢たちの楽しそうな声。

「ち、おめえらも好きだな」

 ヤクザっぽい中年男がうんざりしたように言い、下っ端の若者に顎で指示を出す。

 ドアが開けられ、シートベルトが外された。

「おら、出るんだよ」

 乱暴に引きずり出され、躰を担ぎ上げられたと思ったら、次の瞬間、僕は営業車のボンネットの上だった。

 フロントガラスに背を持たせかけ、M字型に足を開いて股間を晒している。

 そして、開いた股間の中心から立ち上がったモノを見て、女たちが悲鳴に似た歓声を上げた。

「見て! 動いてる!」

 キャバ嬢たちの言う通りだった。

 半ば包皮の剥けた亀頭を、冬眠から覚めた亀のようにもたげ、硬い肉棒がゆっくり左右に動き始めたのだ。

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