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 持ち上げられ、下ろされる。
 ゴリラ男のペニスがアナルから抜ける寸前に彼が手を離すため、僕は唸りを上げて落下し、また串刺しになる。
 その度アナルとペニスの接合部から、おそらくは前立腺由来と思われる淫汁が溢れ出て、雫と化して落ちていく。
 本来ならば直径の上回る肉の棍棒をこじ入れられた挙句、あまつさえ上下運動までさせられて、僕は肛門破裂で死んでもおかしくない状況だ。
 なのにそうならないのは、潤滑油代わりの淫汁の分泌と、予想以上に伸縮自在の直腸壁の成せる技だった。
 しかも、オナニーを数倍上回る快感に、僕には満足しかない。
 傍から見れば、上司によるいじめにしか見えないかもしれない。
 なんといっても、非力な新入社員を真っ裸にして見るも淫らな体位に縛り上げた末、大人ふたりがかりで嬲りものにしているのだ。
 これがいじめでなくて何に見える?
 というわけだ。
 が、僕にとってみれば、まったくもってその逆だった。
 気持ち、いい。
 何度射精しても足りないほど、気持ちよくって、たまらない。
 最後に彼が、水平に突き出たペニスを取っ手代わりにして僕の躰を回し始めると、もういけなかった。
 ゴリラ男の勃起ペニスを軸にして、肛門中心に自転し始める全裸少年。
 その爛れた孔の縁から淫汁を滴らせ、剥けた仮性包茎亀頭の先っちょから、青臭いミルクを滲ませながらー。
「すごい…。凄すぎる…」
 たくましい腰を起重機のように持ち上げ、僕を真下から突き上げながら、ゴリラ男が声を上ずらせた。
「こいつ、天性の肉便器だな。そして、ここまでに仕上げた君の手腕にも脱帽だ。俺としたことが、もう、あと少しで、逝きそうだよ」
「ではぜひ本社社長室への推薦、よろしくお願いします。昇進試験のほうは、父のコネでもう合格したも同然なんで」
 僕を碾き臼のように回しながら、口笛でも吹きそうな楽し気な口調で、彼が言った。

 
 
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