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 その日以来、僕は会社で完全に村八分にされ、笑いものにされた。
 精液臭くて気持ち悪いというのである。
 無理もない。
 僕は自分の出した多量の精液を、皆の前で舐めさせられたのだ。
 しかも、全裸のまま、蛙みたいに這いつくばって・・・。
 ハブられるのは想像以上にきつく、死にたい気分だった。
 それでも、あの時の全身が疼くような興奮は、忘れられなかった。
 不特定多数の前で裸に剥かれ、磔にされ、拘束されて、躰を弄ばれる・・・。
 そして絶頂にまで上り詰めた挙句、勃起し切った男根から、ありったけの命のエキスを放出するー。
 あの恥辱、背徳感に勝る快感を、僕はいまだかつて、経験したことがなかったのだ。

 唯一の救いは、毎日のように本社からやってくる彼だった。
 彼と一緒に外回りに出る時だけが、僕の唯一の憩いのひとときだったのである。
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