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1章
第一話 長政どちらに付くか迷う
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1570年5月24日 小谷城
浅井長政は織田か朝倉どちらの味方になるか迷っていた。そのため、有力な家臣3人に相談していた。
浅井長政「朝倉から援軍の要請が来ている。この状況、どうすればいいと思う。」
赤尾清綱「殿、今から戦の準備をして朝倉とともに織田を挟み撃ちできますが。」
雨森 清貞「私も朝倉の味方をすべきと思います。」
海北綱親「しかし、織田信長の影響力は大きすぎます。」
浅井長政「そうなのだ。信長は大いなる野望を持っているお方だ。」
雨森 清貞「今回の戦は若狭武田家の武藤友益を討伐が大義名分、朝倉の領地に入ったら朝倉の味方をするようにしましょう。」
赤尾清綱「それでは遅すぎる。」
海北綱親「いや、若狭から越前の道は少ない上に細い織田軍が朝倉領に入り切ってから道を封鎖すれば袋の鼠だ。少し様子を見てからでもいいのではないか。」
浅井長政「そうだな少し織田軍の様子を見てから判断しよう。(家臣は朝倉寄りか。)」
-------------------------------------------------------------------------------
1570年5月29日 朝倉領近く
織田、徳川軍は朝倉領に侵攻し、朝倉方の金ヶ崎城を攻撃し翌日に攻め落とした。それに対し、朝倉軍は敦賀郡を半ば放棄するように戦線が狭く防御に向いた地形である木ノ芽峠一帯を強化し、防衛体制を整えた。
織田信長「朝倉の陣形はどうなっている。」
明智光秀「我々が金ヶ崎城を落としたため少し後ろに戦線を下げた形となり地形的には朝倉軍有利の状況です。しかし朝倉は1万弱、こちらは3万、堅実に戦えば勝てます。」
織田信長「そうかご苦労だ。」
5月30日 小谷城
織田軍の朝倉領侵攻の翌日小谷城にいる浅井長政たちにも知らせが届き、再び有力な家臣3人と話し合っていた。
赤尾清綱「殿、織田軍が朝倉領に侵攻したようです。出陣しましょう。」
雨森 清貞「殿、するなら急ぎましょう。」
浅井長政「まて、我々は織田軍の味方をする。」
赤尾清綱「なんですと、朝倉は見殺しにするつもりですか。」
浅井長政「浅井家のためだ。織田軍は3万いる挟み撃ちにしても逃げられる。ゆえに今後は織田の味方として戦う。」
浅井長政は織田か朝倉どちらの味方になるか迷っていた。そのため、有力な家臣3人に相談していた。
浅井長政「朝倉から援軍の要請が来ている。この状況、どうすればいいと思う。」
赤尾清綱「殿、今から戦の準備をして朝倉とともに織田を挟み撃ちできますが。」
雨森 清貞「私も朝倉の味方をすべきと思います。」
海北綱親「しかし、織田信長の影響力は大きすぎます。」
浅井長政「そうなのだ。信長は大いなる野望を持っているお方だ。」
雨森 清貞「今回の戦は若狭武田家の武藤友益を討伐が大義名分、朝倉の領地に入ったら朝倉の味方をするようにしましょう。」
赤尾清綱「それでは遅すぎる。」
海北綱親「いや、若狭から越前の道は少ない上に細い織田軍が朝倉領に入り切ってから道を封鎖すれば袋の鼠だ。少し様子を見てからでもいいのではないか。」
浅井長政「そうだな少し織田軍の様子を見てから判断しよう。(家臣は朝倉寄りか。)」
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1570年5月29日 朝倉領近く
織田、徳川軍は朝倉領に侵攻し、朝倉方の金ヶ崎城を攻撃し翌日に攻め落とした。それに対し、朝倉軍は敦賀郡を半ば放棄するように戦線が狭く防御に向いた地形である木ノ芽峠一帯を強化し、防衛体制を整えた。
織田信長「朝倉の陣形はどうなっている。」
明智光秀「我々が金ヶ崎城を落としたため少し後ろに戦線を下げた形となり地形的には朝倉軍有利の状況です。しかし朝倉は1万弱、こちらは3万、堅実に戦えば勝てます。」
織田信長「そうかご苦労だ。」
5月30日 小谷城
織田軍の朝倉領侵攻の翌日小谷城にいる浅井長政たちにも知らせが届き、再び有力な家臣3人と話し合っていた。
赤尾清綱「殿、織田軍が朝倉領に侵攻したようです。出陣しましょう。」
雨森 清貞「殿、するなら急ぎましょう。」
浅井長政「まて、我々は織田軍の味方をする。」
赤尾清綱「なんですと、朝倉は見殺しにするつもりですか。」
浅井長政「浅井家のためだ。織田軍は3万いる挟み撃ちにしても逃げられる。ゆえに今後は織田の味方として戦う。」
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