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148 ベルト完成

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何とか出来た。
本当は土で作った方が長持ちするんだけど仕方ない。絵だけだと説明が大変だもんね!

「これ、できた。これに これ つける?する。きじ?ぬの?ながい?のにする、ずぼん つける おちる しない。うま くら つける らく。大きいはこ つける ふた しまる する らく。わかる?」

「!!!」

「おぉ・・・何となく?」

「ルネ様!!べるとなる物はつまり紐の代わりに色々な物を留める事が出来る物なのですね!!」

近い近い・・・

「水、ちがう 剣と 同じ 作る。ぬの これで 作る 強い。」

「剣と同じ?・・・!つまり鉄!金属で作り皮で作れば強いつまり丈夫な物が作れると!!」

「はっはい。」

鼻息が荒い・・・。かなり興奮しているなぁ。
まぁ、確かにこれが出来れば色々と変わって来るだろうし服のデザインも大幅に変わるだろう。早めに作ってくれると助かる、紐で一々結ぶのは面倒なんだよね。

それから、カイルさんは見本が氷で溶けてしまう事に気付き俺を中庭に連れて行きそこで改めて作って欲しいと頼んで来た。氷だと動きずらかった中央の部分も動きが滑らかになってより解り易くなった。

中に戻り新しい紙に色々な使い方を描いた。箱に使う時はビスで留めるとか服に使う時はベルトを留める部分が必要とか俺が思い付く限りを描いておいた。

大興奮のカイルさんに見送られて店を出る。
サンプルを早目に作るので意見を聞かせて欲しいと言われた。俺としても早く作ってくれるのは嬉しいので2つ返事で了承した。


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