自動翻訳だけでも欲しかった！

８８ 馬と初対面

俺の知っている馬はモンゴルとかに居る原種に近い小さめの馬、速さに特化した競走馬サラブレッド。それに人の仕事を手伝う北海道の道産子などの力仕事をする体が大きい馬。

今、俺の前に居る馬達は姿形はサラブレッドの様に美しい・・・が、うん、デカイ。
流石アル達が乗る馬だ、道産子より大きい・・・。筋肉もしっかり付いているからアル達が乗っても問題はないだろう。

像やキリンを始めて近くで見た時の衝撃に似ている。

大きさに慣れてくると１頭１頭の表情が見えて来た。初めて見る俺に対して警戒はしているが怯えている者はいない、流石は軍用馬？という所かな。

馬の世話をしている人に許可を取り１頭１頭見て行く。すると奥に真黒で一際大きな馬が険しい顔で見て来た。

「シュートー、この　うまは　アルの？」

「えっ！？何で判ったんだ？」

「そうです。そちらは隊長の馬ですよ。」

「アルと　おなじ　め　してる。やさしい・・・。今日は、ぼくは　瑠音です。」

そっと手を出すとその馬は俺の手に顔を擦り付けた。

「「！？」」

「オーディンが隊長以外に触らせるなんて！」
「何で触れるんだ！？」

「？」

何か騒いでいるけど、触らせてくれるならもっと顔を撫でてあげよう♪
可愛い♪いやこの仔は格好良いだね。そう言えばこの仔の名前は・・・オーディンだっけ？凄い神様の名前だ！けど、この仔なら名前負けしてないね。

けど、前から気にはなってたけど、ここの人達の名前ヨーロッパ風が多いよね？あっけど、今週の料理当番のフェイさんは中国風だなぁ？もっと違う名前とか付いていてもおかしくないのに・・・地球と何か関係があるのかな？野菜を始めとして物の名前は珍しい物ばかりなのに、あっイモマメは別ね。

『痛っ！』

腕を甘噛みされた。撫でえるのに集中してなかったから怒られてしまった。

『ごめんごめん。考え事してた。許してね？』

「大丈夫か？」
「大丈夫ですか！？」

「大丈夫。ほか　かんがえる　した。オーディンおこる。ぼく　ごめんなさい　した。」

「怪我はありませんか？」

コク

「ん？考え事をして怒られたのか？」

コク

「どんだけ気に入りられているんだよ。」

いっぱい撫でてご機嫌取りをしなくては！