欲望のままに

姫川 林檎

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深夜の秘密

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「んん・・・ぅん・・くすくす。お前は本当にキスが好きだね。いいよ、いっぱいしようね。」

「んっ・・あぁ・・・んぁん・・・」

「ん?おっぱい気持ちいい?舐められるのが好きなんだよね。反対側も舐めてあげるよ。」

「あん・・・ん・・・んあぁ・・」

「飲んであげるからいっぱい出して。裏気持ちいいね。」

「んん・・ぅあん・・・あぁ」

「中に出して欲しいの?奥にいっぱい出してあげる。」




りん起きて、そろそろ起きないと遅刻しちゃうよ。」

「うぅ~ん。んー。こうちゃんおはよう。ちゅっ。」

「はい。おはよう。着替えて顔を洗っておいで。」

「は~い!」

鈴は俺の2つ下の幼馴染。鈴のご両親は多忙の為殆んどうちに居て俺と寝起きを一緒にしている。おはようのキスも俺が教えた、「キスは好きな人とする事」「鈴は俺としたから他の人とは出来ない事」「キスは人にいう物ではないし、知られてははしたない」と教えてある。だから誰も知らない。鈴自身の好きがどういう好きかは判らないけど、俺は鈴を手放すつもりはない。

「ふぅ、さっぱりした。今日天気は?おぉ!晴れだ。体育があるから良かった。」

「体操着は鞄の横に置いておいたから。さぁ、食べよう。」

「うん。頂きます。味噌汁を飲むと幸せだなぁ・・・。」

「何年寄りみたいな事を言ってるの。」

確かに鈴と一緒に食事をしていると幸せを感じる。これからもずっと一緒にいられる様に頑張らないと。本当は家に閉じ込めて誰にも家族にも会わせずに、二人だけで生きていけたら幸せだけど、鈴に嫌われたくはないし色々な人と出会ってその上で俺を選んで欲しい。だから、友達も選んで与えているし、鈴の家族にも好かれる様にして来た。

幸せになる努力は怠らない。

「忘れ物はないね?」

「・・・大丈夫!」

「・・・おはよう・・・。」

「「おはよう」」

「ご飯用意してあるから、ちゃんと食べてね母さん。」

「あぁーはいはい。いってらっしゃい。」

「「行ってきます。」」

鈴は中学3年生受験生だ。俺の通っている高校に受験する、1年でも一緒に居たいからっという可愛い理由からだ。勿論そう仕向けたのだが実際に言ってくれると嬉しい物ではある。

家を出て10分鈴の友達の修平しゅうへいと合流して中学に向かう。修平は鈴と同じ155cmと小柄で元野球部、運動不足解消の為週に2回朝練に未だ混ぜてもらっているが今日は練習日ではないので一緒に行く。

修平はいつも鈴の横ではなく俺の横を歩く。たまに鈴と一緒に勉強を教えているので「尊敬する人は晃汰さんです!」と親より上に来ている為俺の横にいる。そんな所も鈴の友達に丁度良い。

3人で話ながら歩いている内に中学に到着。2人を見送り高校に向かう。
鈴の居ない時間は長く感じる。ただでさえ長いのに神原に捕まり雑務を手伝わされ帰るのが遅くなってしまった。今日は鈴のリクエストにより、カレーだから特に買い物をしなくても大丈夫だから真っ直ぐ帰る。

「ただいま。鈴、遅くなってごめん!」

「お帰りなさい!ちゅっ。大丈夫だよ、おばさん「立ち入り禁止」の紙貼って立て籠もっちゃったから、急がなくても大丈夫!」

もう一度キスして抱き締める。

「着替えて来るから一緒にカレーを作ろうか?」

「うん!!準備しとく。」

部屋に入り着替えてお揃いのエプロンをして台所に向かう。
今日あった事とかを話しながら、カレー・スープ・サラダを2人で作って食べ片付けをしたら、しばらく休憩。ソファーでTVを見ながらまったり。

1時間休んだら勉強。今日習った事をおさらいして苦手な所を重点的に復習する。勉強が苦にならない鈴は結構優秀だ、鈴の側に居たいという理由だけで選んだ家から一番近い我が校は県内トップクラスの学校だが、鈴なら余裕で合格出来るだろう。

「イテ!」

「どうした!!大丈夫か?」

「大丈夫。紙で指を切っただけ。」

許すまじ!紙の分際で鈴の指に傷を付けるなんて!!

「大丈夫だね。こんなのは舐めときゃ治る。」

「うん。・・・んっ」

男にしては小さく滑らかな指。傷口を舐め指をしゃぶると悩めかしい声が漏れてきた。

「んぅすた?」

「んん・・・なんか・・お尻がムズムズする。」

っすぽん。

あえて音を立てて指を離す。

「おいで。んー、どうしたんだろうね?」

鈴を膝の上に抱きキスをしながらお尻をなでる。

「どう?落ち着いた?」

「んー・・・未だムズムズする。」

「そっかぁ、じゃあ一寸早いけどもうお風呂入って寝ようか?」

「うん。その前にぎゅっして・・・」

可愛い!!何で俺の鈴はこんなに可愛いんだ!
鈴を抱き締めて顔・耳・首に沢山キスをする。嬉しそうに「くすぐったい。」と言いながらお尻をモゾモゾとしていたのは多分無意識だろう。

勉強の片づけをして、2人でお風呂にはいる。鈴に体を洗ってもらい鈴の体を俺が洗う、人に体を洗って貰うのは気持ちがいいと言ってあるので、素直に声を漏らすが声が大きいと母さんの邪魔になるから小さい声でと注意してからは声を堪えてる姿にゾクゾクする。胸や股間を重点的に優しく丁寧に洗い上げる。少し硬くなり始めた所で泡を洗い流し、抱き抱えて湯につかり温まる。十分に温まったら出て着替えベットで一緒に眠る。

「最近は勉強頑張っていたから、たまには早く寝るのもいいだろ。」

「うん。お休みなさい。ちゅっ」
「お休み。」

キスをして抱き締めて背中を撫でながら眠りにつく。
30分もしない内に腕の中から寝息が聞こえて来る。安心しきった可愛い寝顔を堪能する。


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