欲望のままに

姫川 林檎

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バカの休日 3

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トイレしてから、俺達は毎日漫画の舞台になる様な場所、トイレ・体育館倉庫・教室・屋上は出れなかったからその手前の踊場等でしていた。

今日は視聴覚室に侵入している。鍵?それは、こいつが針金2本で開けやがった!何だそのスキルは色々怖いだけど!!


「あん・・あっ・・あっんんん!」

毎日弄られて俺はすっかり後ろで感じれる様になってしまった。男としてどうなんだろう・・・けど気持ちいいのは仕方ない。

けど、男同士とはいえ股間を見られるのは未だに恥ずかしいのに隠すと怒られる。今日は机の上に仰向けで片足を武の肩に乗せた状態で凄く恥ずかしい。

「・・・・おっ!入った♪」

「あぁ!!えっ?何?・・・あんあっんんん」

急にお尻が苦しい。どうなっているか分からないけど、中がさっきより動いてる!

「2本入ったぞ。未だ一寸キツイけどどうだ?」

「やっ・・・あっあっあっ・・・んんん・・ダメ・・広げ・・ないで」

「すげー気持ち良さそう。中がいつもよりうねって絡み付いて来る。やべー」

「やっあん・・激しい・・・やだ・・ああぁんぅあん・・・ダメ・・イク・・あぁ・・あああああぁ!」

「・・・お前スゲーな・・・尻だけでイッたの?前触ってないのに。今度俺の番な。」

そう言うと俺の足をまとめて抱えて股の間に入れて来た。今までは素股の時はずっと後ろからだったから、羞恥心と興奮で感情が追い付かない。

そんな俺の顔を見ながらニヤニヤしている。ゆっくり腰を振りながら俺を見つめて足を舐め始めた。

「んんん・・何すんだよ!・・・んふっ」

「ふぅん。足を舐められても気持ちいいんだ。」

「ち!・・・んぅあん・・違う!」

「もう勃ち始めてるのに?お前全身性感帯だな。最高。」

足を舐めながら激しく腰を振り始める。それにより二人共更に反り返っていく。いつもだったらそれで裏側を擦りあげるのに、今日は向き合って居る為擦れない。それが焦れったく無意識に武のと俺のをまとめて掴んでしまう。

「お前最高。」

俺は喘いでいて聞こえなかった。

今までにない位激しく腰を打ち付けて、顔に掛かる程の熱を全身で受け止めた。





「週末うち親居ないから、・・・泊まりに来いよ」

「・・・・・うん。」

何だ!!この付き合い始めのカップルみたいな会話は!!俺達は別に付き合ってはいない!!

けどエッチをしようとしている。本番は未だだけどそれに近い事はしている。こいつの指で何度も何度もイかされたし、こいつも俺の股で何度もイッた。

こいつにとって俺は何なんだろう・・・友達?こんな事したらもう友達ではない様な気がする。セフレ?に降格かな?オナホ替わり?女の子じゃないから赤ちゃん出来る心配ないし。

胸が痛い・・・

俺は何でこんな事気にしているだ?俺は別にこいつ事なんてなんとも思ってない。ただちょっと俺の頭を撫でる手が優しかったり、指を入れる時に気を使ってくれたり、イク時の顔が可愛かったりする位で、えっ可愛い?違う!!俺はなんとも思ってない!!

「顔赤いけど大丈夫か?」

さっき迄あんなに勝手に弄り回していたのに、心配そうに見ている

「なっ何でもない!帰ろうぜ」

「あぁ、待てよ。」

俺は武を置いて歩き出す。何だか急に恥ずかしくなってきた、武は追い付くと不思議そうに覗き込んで来たが黙って並んで歩いた。

武は背が高く足が長い背が低い俺とは1歩の幅が違うがいつも俺に合わせて歩いてくれる優しい奴だ。

最近女子にも人気が出てきた。イケメンで背が高く優しい、直ぐに彼女も出来るだろう・・・彼女。

そうだ、これは練習だった。彼女が出来た時の・・・俺と練習して彼女に満足してもらう為に、けど俺は・・・もう女の子を抱けない。武に弄ってもらわないとイケない。

「先に帰る!」

「えっ?おい、どうした?司!?」

武を置いて走り出す。
気付きたく無かった!アイツに対する気持ちなんてどうすればいい?俺を何とも思ってないアイツに抱かれたくはない。けど、気付いて嫌われる前に抱いて欲しい。どうすればいい?



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