欲望のままに

姫川 林檎

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バカの休日

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「「・・・ヒマダ・・・・」」

武(たける)の家に遊びに来たはいいがする事がない。ゲームも漫画も飽きた。何処かに出掛ける気力もないのである。

「何かないの?」

「ねぇなぁ~」

「「・・・・・」」

本棚には以外と小説が入ってる、全く読まなさそうなのに。まぁ、ほとんどがライトノベルだけどね。それでも小説は小説だ。

「・・・・お前なぁ、エロ本本棚に入れるなよ。」

「何故隠さなければならない?俺は堂々と本棚にしまう!・・・って見んのかよ。」

「そこにエロ本があれば見るだろ?」

「確かに。俺のオススメはこっち♪」

巨乳かぁ・・・大き過ぎるのも小さ過ぎるのも駄目だ!後ろから少し見える位がいい。・・・あれ?結構デカイかも・・・

「・・・顔を埋めたい」

「だな。どんな感じなんだうな・・・」

「「・・・・・」」

「Hしてなぁ」

「その前に彼女だろが。」

こいつ、実は高身長のイケメンだ。運動が出来て頭も結構良かったりする。バカで下品だから女子受けが悪い。黙っていれば俺と違ってモテるだろうに・・・残念な男だ。

「・・・なぁ」

「ん?」

あっこの子可愛いかもけどこっちのこの方がおっぱいはいいかも。んー悩む。こんな子達とHしてみたいなぁ・・・無理かぁ。

「アナルセックスしてみねぇか?」



「はぁ?」 

「結構気持ちいいらしいぞ!」

「いやいや、相手が居ないじゃん。彼女作りが先だろ!」

「まぁ待て、よく考えろ!尻は万人にある!」

嫌な予感しかしない。

「・・・だから?」

「俺とお前でやる。」

「「・・・・・」」

「お前相手に勃たねぇよ!」

「俺は勃つ!お前はおばさん似で可愛いしおっぱいないけど、大丈夫余裕でイケる!ちなみにおばさんもイケるぞ。」

「いくな!人の親で考えるな!」

人が気にしている事を!女顔が嫌で前髪を伸ばして隠しているし常に下を向いて居るので俺の顔を見た事がある奴は少ない。

「気持ちいいらしいぞ。入れる方より入れられた方が断然いいらしい。オナるより遥かに気持ちいいぞ!」

そんなに気持ちいいのか?自分では少し物足りなさがあるのは確かだ。けど、こいつのはデカイ。果たして本当に入るのか?いや!裂ける!!無理無理無理無理

「大丈夫。ちゃんとじっくり解してやるから。絶対に無理やりはしないから。なっ?それに彼女出来た時に下手くそって言われたくないじやん!なっ?じゃあ、とりあえず今日は指だけで試してみてダメだったら止めよう。どう?」

「指だけ?」

「だけ!」

「ダメだったら止める?」

「止める。」

「・・・じゃあ、やる。指だけだぞ!」

「あぁ!!じゃあ、ベッドに寝て♪はい。」

「うわぁ!」

こいつは軽々と俺をベッドに投げやがった!俺はそんなに軽くないぞ!くそ!何で男に押し倒されなきゃいかんのだ!

「ってか俺やられたら練習になんねぇじやん!」

「えー。じゃあ、彼女の気持ちになってみるは?どの体勢が辛いとか?」

なるほど。確かにたまに辛そうな体勢とかあるよなぁ、無理はさせたくはないし。うん。

「んっ。」


カチン


「「イテ」」

「痛いな!何すんだよ!」

「キスって難しいなぁ。歯が当たった。では、もう一回。んー・・・」

「俺のファーストキス!!」

「安心しろ、俺もファーストキスだ。んー」

嬉しくないわい!可愛い彼女又は綺麗なお姉様とする予定だったのに!返せ!!

まだするのか!?

「諦めろ。一回も二回も変わらない。それに、彼女とする時に『下手』って言われない様に練習だ。んー」

確かに『下手』と言われたら軽く死ねる。ならここで練習した方がいいのか?

チュッ。

「良し、歯が当たらなかった。次は少し口開けろ。」

えっ?開けるの?これ位かな?

わー!!舌が入って来た!気持ち悪い。んー舐めるなー!!動くなよ!

「んん・・んっ・・・んふっ・・はぁはぁ。なっ何すんだよ!」

「ディープキスの練習。後、鼻で呼吸しろよ。」

「うっうるさい。」

「ほら、もう一回」

「まだするのかよ?」

「練習だからな。」

練習とか予習とか大嫌いなくせにこんな時ばっかり練習しやがって!他で練習しろよな!

くそ!これ本当に気持ち良くなるのか?俺も動かした方がいいのかな?

「んー・・・んふっ・・ふぁん・・・んん」

さっきより良くなってる?こいつはどう思っているんだろう?

「んっ。ぺろん。すげー気持ちいい・・・司口回りグチョグチョ。」

「んっ。舐めるなよ!」

「ダメだ!拭くな俺が舐める。」

「止めろ!んん。」

腕を押さえられて動けない!んー!!舐め回すなー!首を舐められるとゾクゾクする。今すぐ止めて欲しい。

「んん・・ぁぁ・・・やめ・・ろ」

「ん?あぁ、終わったよ。」

ふぅ、終わった。押さえ付けられて力入れてもびくともしないし・・・体格差かなぁ悔しい。

「って!何やってんだよ!?」

「ん?服を脱がしてた。次は乳首だ。」

「はぁ?」

気が付けばシャツの釦は全部外され中のTシャツは捲られ、肘の手前で止まって前がよく見えないが俺の乳首は武の前に曝されていた。

「一寸待て!何?えっ?俺男だからおっぱいないぞ!」

「確かに『おっぱい』はない。しかし、『雄っぱい』はある。」

「はぁい?」

「おっぱいも雄っぱいも乳首は同じ。だから俺は乳首を楽しむ!」

意味が分からない。『おっぱい』と『おっぱい』の違いが分からない。確かに乳首は同じだけど何で俺の乳首なんだ!

「んっ。舐めるなー!!止めろ!」

舐めやがった!気持ち悪い舌で捏ね回されてる。吸ったり軽く噛んだりしながら楽しんでいる。空いてるもう片方は指で摘まんだり引っ掻いたり引っ張ったりしている。

「いっやぁ・・・ぁぁ・・・んん・・やめ・・ろ」

「ふふふ。コリコリ感じちゃった?」

「ちっ違う!刺激を与えっ!・・・だれ・・だって・・・」

「ふ~ん。じゃあ、これは何?」

「わっ!」

武が下着と一緒にズボンが下ろされ、中から勢いよく起き上がった肉棒が主張していた。
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