欲望のままに

姫川 林檎

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好奇心の結果 5

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僕は最近よく考える。
颯翔くんとのセックスは凄く気持ちが良い。それにいつもはすまして冷たい印象を持つ颯翔くんが僕を抱く時だけ表情を変え熱くなるのを見るが嬉しく思うし必死に激しく僕を求めてくれるのが何とも言えなくなる時がある。



学校に着き下駄箱を開けると颯翔くんの所には古風な手紙がたまに入っている。
颯翔くんは冷たい印象だがそれを差し引いても背が高く運動神経は悪くなく動けて大抵のスポーツは楽しめるだけの器用さがあり成績も常に30位以内に居る。我が校は進学校で多くの人が国内トップ又は世界トップクラスの大学に進学しているのでこの成績はかなり優秀な方だ。因みに僕は少し下の50位以内馬鹿ではないんだよこれでも!

なので颯翔くんはモテる。
今日も手紙が入っていたし昼休みに女子に呼び出されているのをさっき見かけた。

そんなの今に始まった事ではないのに最近少し気になるのはどうしてだろう?
それに颯翔くんはが居るって言っていたのも気になる。

どんなに可愛くても綺麗でも颯翔くんが告白に答える事がないのは知っているけど、颯翔くん程の男が告白して落ちない女性は居ないと思うのに何で告白しないんだろう?

「何で?」

「・・・唐突だな。」

「ごめん。気になって。」

「ん~まぁけど、相手は俺の事友達としか思ってないしそんな事を考えた事すらないだろうかなら。俺に言われて意識して好きになってもらうのもいいけど、出来れば自分で気付いて欲しいしな。」

告白されて意識して好きになるのも僕はいいと思うけど、

「ん?気付くって彼女は颯翔くんを好きなの?」

「えっ彼女?あぁ、ん~、多分な。よく俺を盗み見しているし俺が話し掛けると嬉しそうに笑顔になるから、これで違ったら結構恥ずかしいけど多分間違いないと思うし、それに・・・時間の問題だと思う。」

チラチラ見て話し掛けられて笑顔になるなら多分間違いないだろうなぁ・・・。
颯翔くんは格好良いし友達と言える程仲のいいなら本当は凄く優しい事も知っているだろうし、ってか女友達居たんだ知らなかった学校ではそんな娘居なかったから中学の時の友達かな?僕が知らない中学時代を知っている・・・

「・・・・」

あれ?何で胸が痛いんだろう?心臓病?それとも肺かな病院行った方がいいのかな?

「なぁ、何で気になったんだ?」

「何でって?・・・そりゃ颯翔くんモテるのにいつも断っているから。」

「今さらじゃね?」

「そうだけど・・・。」

確かに今さらだけど・・・だって気になる。颯翔くんが女の子達と居ると何だか落ち着かないんだもん。何で落ち着かないんだろう?

「よく解らない・・・。」

「ふぅん。じゃあ判るまで考えるんだな。」

むっ。何だか楽しそう・・・。こっちは気分が悪いのに何がそんなに楽しいんだ!しかも何だか解っているっぽいし!ムカつく!!

引き締まっている颯翔くんの体を幾ら僕が殴っても効果が全くないどころか珍しく声を出して笑ってる姿に驚いて見つめると嬉しそうにいつもと違う優しいキスをして来る。怒っていたはずなのに気持ちいキスで何も考えられなくなると力が抜けて来る、落ちそうになる体を颯翔くんの首に抱き着き支えると更に深くなり優しいキスがどんどん激しくなる。

「・・・出ちゃう。」

「・・・未だ水曜日だから口でしてやるよ。」

「僕もする。」

「!!した事ないだろ無理するな。俺は後で自分で抜くから。」

「ヤダ!!する!!」

「はぁ、分かった。けど無理なら止めていいから。」

僕は下半身裸になり颯翔くんの顔に跨ぐ。
僕は何度も口でしてもらった事はあるけどいつもはトロトロに溶かされて半分意識が飛んでる状態だけど、今は自分の意思でやるのは恥ずかしい!

気合を入れて跨ぎ颯翔くんの体の上に身を任せズボンのボタンを外して今にも飛び出しそうな物をパンツから取り出すと勢いよく想像以上に大きな物が飛び出した。

僕は初めてマジマジと見た、いつも恥ずかしくて見た事がなかったがこれがいつも僕の中に入っている物・・・。

「無理ならいいぞ?」

「ハッ!だっ大丈夫。どうすればいいの?」

「自分がやられて気も良いと思う様にすればいいから。」

「・・・分った。」



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