欲望のままに

姫川 林檎

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デートでイタズラ 3

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浴衣を捲ると可愛らしいお尻が現れた。
冗談半分で‟着物や浴衣は下着を着けないのが普通だし、特に浴衣は下着のラインが見え易いから穿かない物だ”とは言ったが、本当に穿いてこないとは思わないだろ普通。多少見えても普通は穿いて来るぞそれを疑いもせずノーパンで来るとは、期待してわざと穿いて来なかったと思うだろ。

現れたお尻は弄ってないのに期待してパクパクしている。文ので濡れた指をゆっくりと入れると、待ち構えていたかの様に中へ中へと締め付けながら誘う。1本しか入ってないから物足りないのか腰が動き始めている、増やしてやりたいがしっかり解してやらないと怪我をするし痛い思いをさせてしまう。俺だって早く入れたいが未だ我慢だ、2人で一緒に気持ち良くならなくては意味がないのだから。

「はぁ、んぁあ・・・はな・・ぅあん!んん・・はぁ・・なび・・・あんぅ」

「ん?どうした?花火綺麗だなちゃんと観てるか?」

文は下を向いて声を殺して耐えている、胸を弄っていた手で顎を掴み上を向かせて花火を見せる。

「ほら、今度は大きなぁ。」

とろけた顔が窓ガラスに映るが多分花火は見えてないだろうな。
中もしっかり解れ俺も文も我慢の限界、指を抜き俺のを宛がいゆっくりと入れて行く。

「ああぁあぁ・・・んっはぁはぁ・・・ぁん」

「いっちゃった?入れただけなのに、あぁあ浴衣が汚れてる。」

浴衣が先に引っかかってた為に汚れている。文は感じやすいが滅多に入れただけじゃいかないのに、それだけこのシチュエーションに興奮していたって事だろう。文本人は気付いていないが、いけないシチュエーションに興奮しやすい。学校や駅等の本来愛し合う場所じゃない所でするのが背徳的で好きらしい、根が真面目な分いけない事をしている様で興奮するんだろう。

だから、今みたいに主が居ないといえ人様の家でしたり窓際で外から見ている人が居ないとはいえしたりするのは、文的に無しなんだろうベット以外はいけないと思っている節がある。その分ベットでは思いっ切り甘えてくれるのでそれはそれで可愛くて好きだ。

ベット以外では拒みながら体が求め、ベットでは心も体も求めて来る1度に2度美味しい可愛い恋人。

このまま窓際で続けるのはそれはそれで楽しいが、文の精神的可哀想だし心も求めて欲しいので入れたまま文の向きを変える。

「いやぁ!ああぁあ」

向き合い窓に押し付けてキスをしながら下から突き上げる。

「んんんっううん・・・っんぅ・・・うぅん」

俺の首にしがみ付きながら一生懸命に舌を絡めて来る、最初はたどたどしかったキスも今じゃ俺好みのキスを出来る様になって俺に答えてくれる。何も知らなかった文を俺好みに育て上げる光源氏はこんな気持ちだったのだろうか・・・。

俺しか知らない体俺だけの者誰にも触せない俺の恋人。
誰かをこんなに求めた事はなかった
誰かをこんなに愛おしいと思った事はなかった
誰かにこんなに求められたいと思った事はなかった
誰かにこんなに愛されたいと思った事はなかった

文に触れ初めて知った感情。

小さい時からこの容姿のお蔭でもてたし、聞き分けの良い子を演じていたので大人からも可愛がられていた。なので欲しいと思った物は何でも手に入ったし誰もが言う事を聞いた。自分が同性愛者だと気付いて相手がノンケだとしても簡単に落とせた、だから夜の相手に困った事など1度だってなかったから付き合って生じる色々な面倒な事を回避する為に皆1度しかしない様にして来た。

ねだる様な仕草や俺に答えようとする仕草、それらの全てがウザかったのに文がすると可愛くて仕方ない。俺は自分が気持ち良くなる為に相手を感じさせてはいたが、それで感じていても何も思わなかったが文には感じて欲しい文の外も中も俺の痕を残したい。

俺の腕の中で俺を求めて腕を伸ばし腰を振る。中に出してとキスをするベットの中ならこんなにも素直にお求めてくれる、文の想いに答える為に何度でも中に出す。

一晩にこんなにするには文が初めてだ。相手を何度もイかせた事はあるが自分がイク事はなかった、なのに文に対しては何度出しても治まらない。この間もやりすぎて文を傷付けてしまった・・・、お蔭で暫く出来なくなってしまった位だ。今夜もこれ位にしないと明日休みとはいえ動けなくなってしまう。

気を付けていたつもりでいたが結局文は気を失ってしまう程してしまった・・・。

お風呂場に連れて行き抜くと文の小さなお尻から凄い量の俺のが溢れ出た。抜かずにずっと中に出し続けていたから俺自身も引く量が出て来る、流れ出ている姿を見ていると又したくなってきたが流石に我慢だ。寝ている相手を犯したいと思う程俺は文に溺れているのだろうか?

中を綺麗にしないと文がお腹を壊してしまう。
中も外も綺麗にして湯につかりしっかり拭いて着替えてもう一つの寝室で寝る。最初からその予定だったので文のも自分のも着替えは持って来ている。

疲れて眠ってしまっているが、俺の胸に顔を埋め幸せそうにしているのを見ると俺も幸せな気持ちになる。これからも文と2人で生きて行けたらどんなに幸せだろうか、俺は今までして来なかった努力をして俺だけじゃなく文と2人で幸せになりたい。


翌朝、花火があまり観れなかったと拗ねられてしまった。
そんな文も可愛くて仕方ない。



        - 完 -


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