欲望のままに

姫川 林檎

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デートでイタズラ 2

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車で10分ちょい山の中を走って行くと立派な別荘?が建っていた。

「ゆぅさんここは?」

「ここは知り合いの別荘って言うか別宅?休みの日にたまに来てはのんびりしているらしいけど、今は海外に行っていて使わないから借りた。前に花火が良く見えるって言っていたのを思い出して連絡したら貸してくれて、2階の寝室が1番良く見えるらしいから行こう。」

「別宅・・・凄い方と知り合いなんですね。」

「俺もここに来たのは2回目で、前回はここでパーティーをした時に呼ばれて来たのが最初。その時に花火の話を聞いたんだ。」

ゆぅさんは本当に顔が広い。夜の街の人達だけではなくて昼間もよく知り合いに会う事がある、それは真面目なサラリーマン風のひとから背中に素敵な日本画が描かれていそうな人まで幅広い。年齢も未成年から白髪が素敵な人まで本当に様々。最初は会う人会う人意味あり気な会話をしているので関係が有ったんじゃないかって思っていたけど、ゆぅさんの性格を考えると関係が有った人とその後まで仲良くするとは思えない。今は知人だと判る。

「さぁ、中にどうぞ。」

ゆぅさんが扉を開いてくれて中に入ると広い寝室に1面大きな窓があり街が良く見えた。

「凄い・・・。」

「ここなら虫に刺される心配はないしな。」

くすくす

ゆぅさんは虫が嫌いなんです。一般的な虫も勿論嫌いだけど今日は何より‟蚊”が嫌でしょうがないのです、夕方になり蚊に刺されてからどんどん不機嫌になって行った。僕に当たる事はなかったけどその分周りに当たってた、なので早めに移動になってこの建物に入ってやっと機嫌が直った。こういう所が可愛いと思ってしまう、普段は凄く格好良いのに。

窓辺に近付いて街を見下ろしていると花火の打ち上げが始まった、確かに少し離れてはいるが花火がほぼ目線の高さで見れた。今までは下からしか見た事のない花火を横から見る贅沢さ、僕が感動しているとゆぅうさんが後ろから抱き着いて来た。

「どうだ?少し離れているがその分全体が見えるだろ。」

「ゆぅさん有難う。いつもは混んでてあまりちゃんと見える所で見た事がなかったから、・・・凄い綺麗だね。」

しばらく僕を抱き締める腕につかまりゆぅさんに寄りかっかて見ていた。暫くゆったりと幸せな時間を過ごす、少し前まで先生とちゃんとお付き合いが出来るとは思ってなかった。体の関係を続けられるだけでも幸せと思っていたのに、付き合えてデートまで出来るなんて考えられない。先生の性格上デートは面倒だろうし余計な人と会うのが嫌いだ。だから、先生と会うのは大体先生の家か学校で食事に行くのも極たまにだけ。そんな先生が‟花火デート”に誘ってくれてわざわざこんな素敵な家まで借りてくれたのが夢に思えて仕方ない。

僕が幸せに浸って花火を観ていると先生が動き出した。

「ゆぅさん?」

僕を抱き締めていた腕が解かれ脇から何かが入って来て胸に触れる。

「えっ!?何?」

「文、‟身八っ口みやつぐち”って知っているか?」

「えっ?・・んっ・・解ん・・・ない。ぁあん。」

「身八っ口は女性の着物の脇の下にあるこの穴の事だ。これは何の為に在るか知っているか?ちなみに男性用にはない。」

ゆぅさんは脇から入れた手で僕の胸を弄りながら話を進めて行くが、僕は胸に気を取られて何を話しているのか良く聞いてなかった。

「んっわか・・・ああぁ・・ぅあん・・んな・・ぃあぁ!」

「これはな、男性が女性の胸を揉む為の穴なんだよこんな風にな。文聞いているか?気持ち良くて聞いてないだろ。」

*身八っ口
 体温調節や授乳の為にあり胸を揉む為ではありませんが、いつの時代も考える事は同じな様です。男性用にないのは襟元が大きく空いていて必要がなかったらしいです。

「はな・び・・・ぅん・・みないあん・・・の?」

「観てるよ。文も下を向かないでちゃんと観なきゃ。文はおっぱいを弄られるのが好きだからなぁ、腰が動いているの気付いているか?」

僕の体はゆぅさんに触られるとどこかしこも感じてしまう。特に胸とお尻は何も考えれなくなる位に調教済だ、自分で弄っても何も感じないのにゆぅさんに少し触られただけで感じてしまうのに、こんなに弄られたらおかしくなってしまう。

「あぁあ、浴衣にシミが付いてしまっているじゃないか、こっちも弄って欲しいんだな仕方ない・・・ん?お前ノーパン?」

「だって・・・ぁあん・・ゆぅ・・さん浴衣・・・ははかない・・・ってだめ・・んぁん」

「あぁ、確かに言ったが本当に穿かないとは思わないだろ。それとも期待してたのか?」

「違う!んっ・・・」

だって下着の線が見えてみっともないから履くならTバックにしろって言ってたけど持ってないから仕方なく、恥ずかしいの我慢してノーパンで来たのは決して期待してとかじゃないから!違うから!!

いつもと違う服装で違う場所で興奮したのか、前を弄られて直ぐに達してしまった。

「いつもより早くないか?お前この状況楽しんでいるだろ?」

「そんな・・ことない!」

「そうか?俺は楽しいぞ♪さぁ、こっちも弄ってあげよう。もう我慢が出来なくなっているだろう。」

そう言いうと、ゆぅさんは浴衣を捲り僕のお尻に僕ので濡れた指を入れ始める。


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