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指先の愛 2
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俊にーちゃんにするっていったけど・・・未だ出来ていない。
あれから何度も斗真としてるのに言う勇気が持てない、振られたらと考えると怖くて言えない。だけど、誰かに盗られたくないし。早く言わなきゃと思うけど・・・。
・・・・。
「・・・・ちゃん。・・・-ちゃん、ミカにーちゃん!!」
「ぅわあ!?昇真か、ビックリした。・・・今帰り部活は?」
「ビックリたじゃないよまったく、来週から期末テストで休み。ミカにーちゃん達は今日迄だっけ?ところで兄さんは?一人?」
「うん。先生に捕まって手伝わされてる、だから一人だよ。僕こっちだからじゃあね。」
「あれ?今日は泊まらないの?テスト終わったのに。」
「斗真と約束してないし・・・。」
「いつもしてるの?してないでしょ、じゃあうちで待ってればいいじゃん。一緒に帰ろう。」
「けど!」
「いいじゃん。いつも兄さんとばっかで俺も久し振りに話したいし、そうだ!勉強教えてよ俺数学苦手で確か得意だったよね?さあ!帰ろう♪」
そう言うと昇真は僕の手を取り家に向かって歩き出した。
「手離して、男同士で恥ずかしいでしょ。」
「えっ?大丈夫♪大丈夫♪、ミカにーちゃんパッと見男に見えないし第一弟が兄と手を繋いでも不思議じゃないでしょ?な~んて話している間に到着!」
楽し気に僕にウィンクして鍵を開けて家に招き入れた。
「年齢的に無理があるでしょ。」
「気にしない気にしない♪だから兄さんとも手を繋いで歩いても大丈夫だよ。恋人なら手繋ぎたいでしょ?」
「えっ!?」
「ん?違うの?やっと付き合い始めたのかと思たけど違うの?」
「ちっ違う・・・。」
そう違う。僕達は付き合っていない・・・。告白をしてなければされてもいないだから、付き合ってはいない。
「?けど、する事してるよね?」
「えっ!?なっ何で!?」
「だって、2人の雰囲気がかわったし、何よりミカにーちゃん色っぽくなったから近い人間なら気付くよ?」
僕はそんなに変わったのかな?自分では特に変わった事ないと思うけど他の人から見たら違うの!?弟の様な存在にそんな指摘をされて赤くなってるのが見なくても解る。
「くくくっ、ミカにーちゃん顔真っ赤。ミカにーちゃん小さい時からずっと兄さんの事好きだったじゃん。中2の時女の子と付き合っていた時はビックリしたけど、けれでもずっと好きだったよね?いつも兄さんの事見てたし。」
「えっ!?」
まさか小さい時から好きだって事バレてたなんて、そんなに解り易かったのかな?って事はまさか斗真にもバレてるって事!?
「あぁ、多分兄さんは気付いてないと思うよ。凄く鈍感だもん。兄さん自己評価低いんだよね、背が高くて顔が良くて頭もいい上に運動神経もいいのになんでだろう?」
顔にで出た!?恥ずかしい。確かに斗真は鈍感だ、告白されても陸上で有名になったからだと思ってるし。ってことは、本当に気づいていない?それはそれで悲しいけど・・・。
「ほんと?」
「うん。きっと自分の気持ちも気付いてないと思うな。」
「自分の気持ち?」
「あーあ、そこは自分で聞きなよ。ちゃんと告白してさ、してないんでしょ?はっきり言わないと気付かないよ、あっ!ただ‟好き”って言っても駄目だからね、ミカにーちゃん小さい時から言い続けてるから家族的な・友達的な‟好き”と思われちゃうよ。」
確かに小さい時から何かに付けて‟斗真が好き”って言って来た。って事は勘違いのし様がないはっきりとした告白をしなければならにという事になる。ハードルが高過ぎるよ!!
「ミカにーちゃん、兄さんは何とも思っていない幼馴染を抱く様な人間じゃないよ。」
「昇真ぁ、・・・けど、斗真は僕の顔好きじゃん僕の頼み断った事ないよ?」
「あぁー・・・ぅん。」
「「・・・・。」」
「がっ頑張って!」
「昇真!今の間は何!あと、そこ掛け算間違ってるよ。」
「あっ、7×6=44になってる。あはは。」
「数学が苦手ならつまらにミスを減らす様にしなきゃ。点取れなくても落とさない様に気を付けて、僕の反応で遊ぶから間違えるんだよ。」
昇真の勉強を見ながら相談に乗ってまらっていると斗真が帰って来た。
着替えて斗真を手伝いながら3人で料理して3人で食べた。食後に昇真が斗真に国語を教えてをお願いしていたが、国語は教える事はない、テスト範囲を声を出しながら見なくても書ける位写せば問題ないと言って教えなかった。
昇真と別れて部屋に戻ると、後ろから斗真が抱き締めて来た。
ビックリして固まっていると、優しい声で
「どうした?何かあったのか?」
っと聞いて来た。
質問の意図が解らなくて振り返り見上げると
「昼間は元気そうだったのに、さっきは落ち込んでいるみたいだったから・・・昇真に何か言われたか?」
「ちっ違う!昇真は僕を心配してくれただけ。昇真は関係ない!」
少しほっとした様な顔をしていた、きっと昇真が僕に何かを言って傷付けえたと思ったのかもしれない。
斗真に抱き着き見上げると、何も言わなくてもキスをしてくれる。優しいキス慰めるかの様に・・・斗真に何度か告白しようとするが怖くて出来ない。僕が何かを言いたそうにする度に抱き締めキスをしてくれる、
「無理はするな、自分のタイミングですればいい。焦る必要はない、俺はここに居るから。」
コク
「有難う。してお願い・・・。」
いつも以上に優しく丁寧に抱いてくれた。斗真はいつだって僕がお願いすればこうして聞いてくれる・・・。お願いすれば付き合ってくれるかもしれない、昇真が言う様にお願いされたからと言って付き合う様な人間ではない事も解っているけど、斗真は今まで一度も僕の‟お願い”聞かなかった事がないのも事実。
だから怖い。
好きでもないのに付き合ってくれるんじゃないかと思うと怖くて言えない。
あれから何度も斗真としてるのに言う勇気が持てない、振られたらと考えると怖くて言えない。だけど、誰かに盗られたくないし。早く言わなきゃと思うけど・・・。
・・・・。
「・・・・ちゃん。・・・-ちゃん、ミカにーちゃん!!」
「ぅわあ!?昇真か、ビックリした。・・・今帰り部活は?」
「ビックリたじゃないよまったく、来週から期末テストで休み。ミカにーちゃん達は今日迄だっけ?ところで兄さんは?一人?」
「うん。先生に捕まって手伝わされてる、だから一人だよ。僕こっちだからじゃあね。」
「あれ?今日は泊まらないの?テスト終わったのに。」
「斗真と約束してないし・・・。」
「いつもしてるの?してないでしょ、じゃあうちで待ってればいいじゃん。一緒に帰ろう。」
「けど!」
「いいじゃん。いつも兄さんとばっかで俺も久し振りに話したいし、そうだ!勉強教えてよ俺数学苦手で確か得意だったよね?さあ!帰ろう♪」
そう言うと昇真は僕の手を取り家に向かって歩き出した。
「手離して、男同士で恥ずかしいでしょ。」
「えっ?大丈夫♪大丈夫♪、ミカにーちゃんパッと見男に見えないし第一弟が兄と手を繋いでも不思議じゃないでしょ?な~んて話している間に到着!」
楽し気に僕にウィンクして鍵を開けて家に招き入れた。
「年齢的に無理があるでしょ。」
「気にしない気にしない♪だから兄さんとも手を繋いで歩いても大丈夫だよ。恋人なら手繋ぎたいでしょ?」
「えっ!?」
「ん?違うの?やっと付き合い始めたのかと思たけど違うの?」
「ちっ違う・・・。」
そう違う。僕達は付き合っていない・・・。告白をしてなければされてもいないだから、付き合ってはいない。
「?けど、する事してるよね?」
「えっ!?なっ何で!?」
「だって、2人の雰囲気がかわったし、何よりミカにーちゃん色っぽくなったから近い人間なら気付くよ?」
僕はそんなに変わったのかな?自分では特に変わった事ないと思うけど他の人から見たら違うの!?弟の様な存在にそんな指摘をされて赤くなってるのが見なくても解る。
「くくくっ、ミカにーちゃん顔真っ赤。ミカにーちゃん小さい時からずっと兄さんの事好きだったじゃん。中2の時女の子と付き合っていた時はビックリしたけど、けれでもずっと好きだったよね?いつも兄さんの事見てたし。」
「えっ!?」
まさか小さい時から好きだって事バレてたなんて、そんなに解り易かったのかな?って事はまさか斗真にもバレてるって事!?
「あぁ、多分兄さんは気付いてないと思うよ。凄く鈍感だもん。兄さん自己評価低いんだよね、背が高くて顔が良くて頭もいい上に運動神経もいいのになんでだろう?」
顔にで出た!?恥ずかしい。確かに斗真は鈍感だ、告白されても陸上で有名になったからだと思ってるし。ってことは、本当に気づいていない?それはそれで悲しいけど・・・。
「ほんと?」
「うん。きっと自分の気持ちも気付いてないと思うな。」
「自分の気持ち?」
「あーあ、そこは自分で聞きなよ。ちゃんと告白してさ、してないんでしょ?はっきり言わないと気付かないよ、あっ!ただ‟好き”って言っても駄目だからね、ミカにーちゃん小さい時から言い続けてるから家族的な・友達的な‟好き”と思われちゃうよ。」
確かに小さい時から何かに付けて‟斗真が好き”って言って来た。って事は勘違いのし様がないはっきりとした告白をしなければならにという事になる。ハードルが高過ぎるよ!!
「ミカにーちゃん、兄さんは何とも思っていない幼馴染を抱く様な人間じゃないよ。」
「昇真ぁ、・・・けど、斗真は僕の顔好きじゃん僕の頼み断った事ないよ?」
「あぁー・・・ぅん。」
「「・・・・。」」
「がっ頑張って!」
「昇真!今の間は何!あと、そこ掛け算間違ってるよ。」
「あっ、7×6=44になってる。あはは。」
「数学が苦手ならつまらにミスを減らす様にしなきゃ。点取れなくても落とさない様に気を付けて、僕の反応で遊ぶから間違えるんだよ。」
昇真の勉強を見ながら相談に乗ってまらっていると斗真が帰って来た。
着替えて斗真を手伝いながら3人で料理して3人で食べた。食後に昇真が斗真に国語を教えてをお願いしていたが、国語は教える事はない、テスト範囲を声を出しながら見なくても書ける位写せば問題ないと言って教えなかった。
昇真と別れて部屋に戻ると、後ろから斗真が抱き締めて来た。
ビックリして固まっていると、優しい声で
「どうした?何かあったのか?」
っと聞いて来た。
質問の意図が解らなくて振り返り見上げると
「昼間は元気そうだったのに、さっきは落ち込んでいるみたいだったから・・・昇真に何か言われたか?」
「ちっ違う!昇真は僕を心配してくれただけ。昇真は関係ない!」
少しほっとした様な顔をしていた、きっと昇真が僕に何かを言って傷付けえたと思ったのかもしれない。
斗真に抱き着き見上げると、何も言わなくてもキスをしてくれる。優しいキス慰めるかの様に・・・斗真に何度か告白しようとするが怖くて出来ない。僕が何かを言いたそうにする度に抱き締めキスをしてくれる、
「無理はするな、自分のタイミングですればいい。焦る必要はない、俺はここに居るから。」
コク
「有難う。してお願い・・・。」
いつも以上に優しく丁寧に抱いてくれた。斗真はいつだって僕がお願いすればこうして聞いてくれる・・・。お願いすれば付き合ってくれるかもしれない、昇真が言う様にお願いされたからと言って付き合う様な人間ではない事も解っているけど、斗真は今まで一度も僕の‟お願い”聞かなかった事がないのも事実。
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