欲望のままに

姫川 林檎

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指先の恋 4

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家に入ると俺の手を引いて部屋に行く。
部屋に入ると荷物を投げ俺の首に腕を絡ませキスをして来た、長年の癖でそれを拒む事を忘れる。思わず腰に手を回しキスに答えてしまう、キスをする事自体は嫌いじゃないむしろ好きだ。力が抜け崩れそうになるのを支えながら口を離すと西日に当たって2人の間の銀色の糸が光っていた。

「どうした?」

「・・・して、お願い。」

キスでとろ~んとした顔でお願いしてくる。こいつは狡い、どんなに嫌がっても最終的に俺が断らないのを知っててお願いしてくる。

「・・・・。」

俺だってしたくない訳じゃない、寧ろしたい位だけど・・・。
こいつが何を考えて誘って来るのかが解らない。ただ気持ち良くなりたく近くに居て安全な俺を指名しただけか、それとも俺の事を・・・有り得ないか。

「・・・分かった。」

「んっ・・・ぅぁ・・・ぅん。」

強く抱き締めキスをしてベットに座らせ服を脱がして行く。上を脱がして押し倒し下着ごとズボンを脱がすと、一昨日ミカが置いて行ったジェルを指に着け中に入れる。最初に少し抵抗があったが中に入ると徐々に指に反応して行くにつれて声が出始めた、今日は仰向けでしているのでミカの顔が良く見える。顔だけでなく起き始めて涎を垂らしながらピクピクしているのも分かる、指を増やし前も擦って行くと更に声が大きくなった。ミカの反応を見ながら中と前のいい所を探す、この前見付けた所を擦るとあえなくイったが指を止めず更に増やす。

「気持ちい」「もっと」を繰り返しながら喘ぎ続けている、余程気持ちいのか中で指に絡み付いて来る。今日はゴムを着けずにジェルだけの為制限なく動かせる、その分刺激も強いのだろう回数を重ね体が慣れただけではないと思う。

「あぁ・・・あん・・んああ・・もっと・・・んあぅ・・おく・・んっ」

「これ以上は指が届かねぇよ。欲しけりゃ玩具でも買え。」

「んんっ・・あああぁああ・・おも・・ちゃ・んぁあ・・・いや・・・。」

「じゃあ、我慢しろ。」

「と~まぁ・・・これ・・あん・・・あぁうんぁ・・・いれて。」

そう言いながら俺の膨らんだ物を足で擦ってる。俺だって入れたい、だけどそれはいけない事だ。

「馬鹿言ってんな、それはもうアナニーじゃないだろ。」

立派な男同士のセックスだ。冗談では済まされない・・・。

「あぁん・・・と~まぁ・・・ふぁあ・・おねが・・・あん・・」

溶けた顔して目には涙を浮かべながら懇願してくる。
俺は昔からミカの頼みを断れた試しがない。頼られると嬉しいんだ。

「俺は知らないぞ。」

卑怯にも俺はミカのせいにして、はち切れそうなそれをいやらしくひくついている其処に押し込んだ。ミカも限界だったのだろう、入れた途端に大きな声で喘ぎながらイッた。その瞬間きつく締め上げられて俺も中に出しってしまった。ミカの卑猥な姿を見続けて限界だった俺は自分でも引く位出し続けている、ミカは痙攣しながら何とか意識を保ってはいた。

「大丈夫か?」

ミカの髪を掻き上げ額にキスをしながら聞いてみる。恍惚とした顔で見上げられドキッとする。

「ふふふ、いっぱい出たね。斗真も気持ちいい?んぁあ・・・何で大きくなるの?」

ミカの顔が可愛くて興奮してしまた。
今までに感じた事がない位に気持ちいい、全体を包まれ締め付けられこの上なく気持ちいいミカに手や口でしてもらったが比じゃない位だ。これで動いたらどうなってしまうのか、少し不安でもある、俺はミカを壊してしまうのではないだろうか。

「あぁ、気持ちいい。」

「良かった。ねぇ、動いてお願い。」

「けど、大丈夫か?」

「大丈夫だから、もっと奥を突いて欲しいし・・あああぁ・・うそ・・まだ大きくなるの!?」

「すまん。なるべくゆっくり動くから。」

出来るだけゆっくり出し入れすると又ミカが喘ぎ出した。あまりの気持ち良さに我慢が出来ずどんどん激しく打ち付けてしまう、それに合わせてミカが喘ぎそれを見て更に激しくしてしまう。目の前でミカが胸を反らしてイったが何も出てはいなかった、女の子の様に中で感じたんだろうか。それよりも目の前に全く触ってもいないのにぷっくりと立っている乳首が気になった、中で痙攣していて辛そうなので腰を止め乳首を弄って舐めてみた。ここを自分で弄った事があるんだろうか?舐めるとコリコリしてなんか可愛かったので舐めたり吸ったり甘噛みしたりしていたら、又ミカが喘ぎ出した。

「ミカ、ここも気持ちいいのか?いつも弄っているのか?」

両手で弄りながら聞いてみる。

「らめ・・ああん・・・ない・・いじああぅ・・ない・・」

「けど、ここを弄ると中が凄く締まるけど?」

「ちが・・・あんぁああ・・あん・・・ぅん」

乳首を弄りながら腰をふり始めると我慢もせずに喘ぎ続ける、胸を弄られ前立腺を重点に擦られ奥で出されると搾り取る様に締め付けてミカは意識を手放した。

全部出しミカが意識がない事で我に返り抜こうとしたが、入口で泡が立つ位出してしまったので入れたまま風呂場に向かうが、入れたまま動いている為また質量が増してしまう。風呂場に着くと壁にミカを寄り掛かせ気を失ってしるミカを犯してしまった。

体を洗い中に出したのを掻き出し湯につかり反省するがついついさっきまでの事を思い出してしまう。
Tシャツを着させて一緒に寝る。俺は他に行こうかとも思ったがミカが起きた時に気にしたら可哀想なのでミカを抱き締めて寝た。

朝起きるとミカは上機嫌で腰が少し辛いけど女の子とするより気持ち良かったっと言って抱き着いて来た、抱き締めながら腰をさすってやると嬉しそうに微笑みキスをして来た。激しくはなく優しく軽く絡める程度口を離すと満面の笑みで、

「又しようね♪」

っと言った通りそれから毎週末家に泊まりに・・・やりに来る様になった。



俺達に関係は不明。
俺はあいつにとって何なんだろうか・・・。



      - 完 -


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