欲望のままに

姫川 林檎

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指先の恋 3

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横でミカが眠っている。
どうやら夢ではなかったらしい・・・。

何が何だか解らない。
俊にーちゃんに教えられた事を実践出来、それなりに気持ち良かったはず。これで満足してくれただろうか・・・。

・・・昨日のミカはとても色っぽかった。
最初全く入らなかったから本当に初めてなんだろうけど、徐々に気持ち良くなって喘ぎ始めた時のあの声あの顔・・・AVのお姉さんなんか目じゃない位ドキドキした。見てるだけでイキそうになったのは秘密だ。又体が!!落ち着け俺・・・。ふぅ。

しかし、お礼としてフェラされるとは思わなかった。他の男のを触るのだって抵抗があるはずなのに、それを舐めるなんて俺には考えたくもない。それを何の躊躇もなしにいきなり咥えた・・・。咥えた時の顔が何とも言えぬエロくて、しかも俺のを咥えてイクとかどんだけエロいんだよ!!あぅ、起ちそう・・・。

「ぅん~。とうまぁ、おはよう。ちゅっ。」

「・・・おはよう。」

危ない。イクかと思った。
寝顔も可愛いけど、寝起きのとろ~んとした顔も可愛い!!
久し振りの泊まりなのに普通にお早うのキスをしてくるとは思わないだろ。こいつは本当にキス魔だよな、小さい時から人が居ないと直ぐにキスしたがるし、当時はリップクリームが手放せなかったなぁ。

「んぅ?どうしたの?」

「いや、お前は相変わらずキス魔だなと思っただけ。」

「ふぅん・・・。斗真はキス嫌?」

「別に嫌じゃないけど・・んん・・うんぅ・・・んはぁ、何だよ。」

「僕は斗真とキスするのが好きなだけで、別にキス魔ではないよ。」

「はぁ?どういう意味だ?」

「教えない♪ん・・・ぁん・・・」

俺の上に乗りキスをして来た。最初はゆっくりしてたのが段々激しくなり、俺は口に溜まった唾液を飲み込む。俺は初めて飲んだかもしれない、いつもは身長差でミカの方が下にいたから飲むのは大抵ミカだった。俺がそんな事を考えていると、

「キス気持ち良かった?」

そう言いながら体を起こし俺の完全起っきの息子を撫でている。

「ちっ違う!ただの朝の生理現象だ!お前だってそうだろ。」

体を起こしミカの肩を掴み離すが俺に触れている股間はしっかり膨れ上がっていた。ミカは一瞬恥ずかしそうにしていたが、直ぐに何かを思い付き凄く色っぽい悪魔の様に笑った。

「そうだね。じゃあ、一緒に処理しよう♪」

するとTシャツを脱ぎ全裸になり自分のと俺のを出して擦り始めた。

「ちょっちょっと何してる!?」

「んぅ・・・ふぅ、こうすれば一緒に処理出来るよ。ぁん・・・気持ちいでしょ?」

確かに気持ちは良い。しばらくすると俺の手を取り俺に擦らせる、ミカは俺のパジャマのボタンを外し前を肌蹴させ抱き着きキスをして来た。キスをしながら2人の精液でビチョビチョの俺の手を自分のお尻に持って行き耳元で

「斗真ぁ、中も弄って。」

っと囁きながら俺の指を入れ始めた。そこは昨夜しっかり解して未だ半日も経っていないからすんなりと俺の指を飲み込み、ミカは気持ち良さそうに喘ぎ始めた。

中を擦り始めると既に限界だったのかミカは直ぐにイキ、ギリギリだった俺もそんなミカを観てイッタが俺は指を止めなかった。イッタばかりで辛そうで気持ち良さそうな顔を観てイッタばかりなのにもう質量は増し始めていた、ミカと自分の腹に挟まれグチョグチョの中無意識に動くミカに押し付けられて、凄く気持ちがいい指を増やす度に増す喘ぎ声。今俺がミカを啼かせてると思うと更に興奮した。

ミカは「気持ちいい」と言いながら2回イキ俺も1回イった。



只今、お風呂で賢者モード中。

立てないと言うミカを抱き抱えたまま風呂場に行き、力が入らないミカを綺麗に洗ってから自分も洗い、現在2人で入浴中。ちなみにミカは俺の前に座り俺に寄り掛かってます。

「斗真さん、朝から飛ばし過ぎでは?」

「すいません。」

「まぁ、煽ったのは僕だし、気持ち良かったけどね。ね?」

「はい。気持ち良かったです。」

「俊にーちゃんが言ってた事は本当だったね。」

「お前もう俊にーちゃんのいう事信じるな!いいな?」

「えー。キスもセックスはまぁまぁだったけど、アナニーも気持ち良かったじゃん。」

「兎に角駄目だ。これ以上信じるなら俺は手伝わないぞ。」

「えぇ!やだよ、斗真以外に誰がやってくれるの!他の人じゃ怖いし、もう信じないから又してね?ちゅっ」

こいつは昔から都合が悪くなったり怒られるとキスをして誤魔化す。キスで流される俺も悪いんだけど・・・。何て考えている内に舌が入って来た、こいつのどこがキス魔じゃないんだ?


着替えてリビングに行きミカをソファーで休ませてる間に朝ご飯の準備。
っと言っても、ご飯はタイマーでもう炊けてるし作るのは味噌汁だけ、味噌汁を作っている間に冷凍鮭をグリルで弱火で焼いて行く。後は、この金髪碧眼が好きな納豆におかかと葱を入れて完成。

俺一人の予定だったから凝った物を作る材料はないからな。

「出来たぞ。」
「はーい。」

ご飯を食べてリビングでまったり映画みて、お昼を食べてからミカは帰って行った。
とてもハードな週末だった。



「斗真・尊之たかゆきお早う。・・・斗真生きてるか?」

「あぁ、おはよう。とりあえず生きてはいる。」

「尊之は元気そうだな、ってか何か良い事でもあった?」

「ふふふ。ひ・み・つ♪」

「お前そんな顔他でするなよ、勘違いされるぞ。」

「大丈夫だよ、他ではしないしする必要もないもんね。」

「何があった?」

「俺に聞くな。」

聞かれても困るし答えられねぇよ。そんなにウキウキして余程気持ち良かったんだろう・・・。良かったね、うん。俺は未だに消化しきれてないけどな!


上城かみじょう君、今日1日ずっと機嫌が良いんだけど何かあったの?」

「俺が知るかよ。」

「えー、だって一番仲いいじゃん。ねぇ?」

「うんうん。いつも一緒だしね。」

「と~まぁ♪帰ろう。」

いきなり後ろから抱き着きて来て一寸首が痛い。小さい時と違って重さがある分衝撃が凄い。

「ほら、そうやって尊之が抱き着くのって斗真だけだし。」

「何々やきもち?ごめんね。僕は斗真の物だから♪」

「馬鹿言ってないでミカは離れろ。重い。」

「ねぇ、どうして上城君だけ柿原君の事‟ミカ”って呼ぶのは何で?私も呼んでいい♪」

「他の人間がミカって呼んだら怒るよ。」

ミカのマジ声に周りの皆は本気で驚く。
‟ミカ”はミドルネームの‟ミカエル”から取った呼び名だ、昔から家族と俺の家族以外に呼ばれるのを嫌がっているからなぁ何故か。そもそもミカにミドルネームがある事を知る人間は少ない、学校側は知っているが多分担任は知らされてないかも。

パコ

「ほら、帰るぞ。伊藤も帰ろうぜ。」

「痛いなぁ、もう。」

「尊之が悪い。皆本気でビビッてるじゃん。」


途中で伊藤と別れで家に着く。

「何でお前がここに来る。」

「明日は祝日だよ!となれば泊まるでしょ♪お母さんには言ってあるから大丈夫!」

「何が大丈夫なんだよ!」


嫌な予感しかしない・・・。


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