欲望のままに

姫川 林檎

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指先の恋 2

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自己嫌悪でリビングに戻ると部屋の明かりは消えて誰も居なかった。
他に明かりの着いている所がなかったので部屋に戻ると俺のベットの上に寝そべって雑誌を読んでいるミカが居た。

「あぁ、悪い今布団出すから一寸待て。」

「待って!布団は後でいいからこっち来て。」

ミカは起き上がり自分の横を叩いて俺に座る様に促した。
言われるままに座ると真剣な目で俺を見上げて、とんでもない事言いやがった!

「アナニーしてお願い!」

「はっ?」

「アナニー。知らない?‟アナル+オナニー=アナニー”つまりお尻の中を弄るの!やってお願い!」

「嫌だよ!何で俺がそんな事しなきゃいけないんだよ!」

「だって!俊にーちゃんが気持ちいいって言ってたから!」

「又!俊にーちゃんかよ!何でお前は俊にーちゃんのいう事信じるかな!セックスは気持ちいいって言われて好きでもない子と付き合ったり!」

「いいじゃん、向こうは好きだって言ってるんだから。ねぇお願いして?」

「不誠実だ。したきゃ自分でやれよ!」

「自分でやるのが嫌だから頼んでるんじゃん!ほら、ゴムもジェルも在るからして。」

そう言うと俺に俺らを渡してTシャツを捲りプリッとした可愛らしいお尻を俺に見せつけた。って下着を着けてないのか!?てっきり下着を借りるのが嫌だからもう1日履くのかと思ってたらノーパンっかよ!彼シャツにノーパンってどんだけだよ!!

「はぁ!?えっ!?えっ?何?えっ?俺がお前にするの!?」

「そうだよ。だって俊にーちゃんフェラしながらアナル弄られると凄く気持ちいいって!フェラは我慢するからして。(うるうる)」

うっ!
俊にーちゃん!ミカに何教えてるんだよ!いつもいつもエロい事しか教えねぇなあの人は!!

キスも舌を絡めると気持ちいいってミカに教えるから、ミカがやりたがってそれまでほっぺにするだけだったのが親の目を盗んでディープキスする様になった。それはミカに彼女が出来るまで続いた、ミカはいつも気持ち良さそうにしていて毎回ドキドキさせられた。

そして今回はとうとうアナルだと!
大体こいつはどうしてこうも快楽に弱いんだ。

「かっ彼女に頼めよ!」

「今彼女いないもん。今から作っていきなりアナル弄って言ったら確実に引くじゃん。それに今試したい!」

確かに、付き合い始めの彼女にそんな事言われたら確実に引く。だからって何で俺なんだよ。けど、ここで断ったら他の男の所にでも行かれても危ないし・・・。

「自分でやれば?」

「嫌だよ!お尻だよ?汚いじゃん。」

「おい!それを俺にやらせるのかよ!」

「大丈夫!その為のゴムだから♪ね?お願い(うるうる)」

「はぁぁぁぁぁ。分かったよ、ほら貸せ。」

「有難う!ちゅっ・・・ぅんん・・・ぁん。はぁ、やっぱり斗真とするキスが一番気持ちい・・・もぅ一回。」

1番って・・・。俺はお前としかした事がないから分かんねーよ。けど、久し振りのキスは我を忘れる位気持ち良く思わず貪り喰う様にキスをしてしまった。しばらくすると、ミカの体から力が抜け俺に体を預けて来た。もっととねだるので抱き寄せて今度は出来るだけ優しくミカを味わう様にする。

久し振りのキスで股間に熱が集まって来ている。さっき風呂場で抜いてなければキスだけでイっていたかも知れない。情けないけど。

キスに満足したのがミカがアナニーしてとお願いして来た。ミカをそっと寝かせてゴムを指に着け多めにジェルを付けてゆっくり穴に差し込んだ、キスをしていい感じに力が抜けたのが良かったのか最初こそは抵抗があったが少し強引に入れるとさほど痛みもなく入って行って。

異物感はあるものの痛みがない事に安心し中でゆっくりと動かしていく、しばらくは痛みも快楽もないみたいだが大分解れて来たので指を2本に増やし、さっきより深く入れると何かを感じ始めたのか腰が動き始め声が少し出て来たが決定的な物がなくて辛そうだ。

左手にもジェルを付けヒクヒクと起ち始めた前も一緒に弄ってやる。自分以外の男の物を俺は何の抵抗もなく触っている事には気付いていなかった。

「待って!あぁ・・んあ・・・まえ・・・さわら・・・んん・・あん。」

前を触ってから中も少し激し目に擦り上げる。中と前を同時に弄られ段々声が大きく喘ぎだしていたその時、ピクッと体が跳ねさっきと違う声が出た。

「ここかお前の前立腺。ここを重点的に弄ればいいんだよな?」

指を更に増やしてコリッとした所を中指で弄りながら他の指を他の場所を擦りあげた。

「あぁぁぁ!だ・・あぁめ・・・まって・・・あん・・・んあぁぁ!!」

体をそらして豪快イッタ。大分溜まってたのか俺の手から溢れるほど出している、後ろの指を抜くとそれも感じるのか体を震わせていた。ティッシュで綺麗にしていると覚醒してきたのか物凄く色っぽい顔で、俺の首に腕を絡ませながら

「凄く気持ちいい・・・。またして♪」

そう言ってキスをして来た。体をくっ付けてしているので俺の体の変化に当然気付かれる。

「・・・僕だけ気持ち良くなるのは悪いからお礼。」

そう言うと、ズボンと下着を一気に下げ俺のを取り出すとそれを咥えだした。

「はぁ!?なっ何してんだよ!」

「他の男の何て気持ち悪くて触るのも嫌だけど、なんでだろう?斗真のは平気だから気持ち良くなって。」

言い終わると又咥えて舐め始めた。俺のはミカに比べて遥かにデカイし長い、ミカの小さな口では先しか入らない奥まで入らないと判断したミカは全体をくまなく舐め回し手でも擦り始めた。自分ですのとは違い物凄く気持ち良くてミカを止める事が出来なくなっていく。そんな俺をミカは舐めながら俺を嬉しそうに見ている、その顔がいやらしく興奮してしまった。

「ミカ・・・やめろ・・はなせ・・・でる!」

するとミカは舐めるのを止めて咥えて唇で先を扱きだした、俺はもう我慢が出来ずミカの口の中に出してしまった。

ゴクン、ズズゥ

「お!お前何飲んでるだよ!?吐け!」

「ぅえー。変な味。」

「お前・・・何してるんだよ。」

「だって、斗真が凄く可愛かったからつい。もっと気持ち良くなって欲しくて・・・初めてだから下手だったかも知れないけど。」

「だからって・・・。ん?」

「ぅわあ!何にするんだよ!」

「お前濡れてね?まさか、お前俺のを咥えながらイッタの?」

「・・・・。」

うわぁ、顔真っ赤。こいつ基本スケベなのに変にシャイだよなぁ。ここで照れる癖にあんなに大体に襲って来たり。意味分かんねー。

俺は服を整えて、新しいTシャツをミカに手渡し風呂に行かせた。
ミカが風呂に行っている間に布団を直す。夏場で良かった掛け布団ではなくタオルケットだったのでそれを交換して、ミカが着ていたTシャツと一緒に洗濯機に突っ込み洗う。

別々に寝て変な感じになるのが嫌だから一緒に寝たいというミカの強い希望により一緒に寝た。体の大きい俺のベットはダブルなので問題なく一緒に寝れた。


っが安眠には程遠かった。


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