50 / 96
50 刑執行
しおりを挟む
「ん・・・おめでとう。これで10人達成、昼にジュースを奢ってやる。」
「オッシャー!」
10人達成したが未だ未だ授業中。出来ていない人間ばかり、一番に出来た俺はかなり暇だ。しかも、腕を縛られて居る為本当に何も出来ない。
いい天気だなぁ・・・
「急にまったりし始めたな。・・・よし。」
何かを思い付いた先生は、さっきの問題を消して20問黒板に書き始めた。
さっきよりは簡単そうだけど、これはなんだろうか?
「こんなもんか?いいか、時間内にさっきの問題が出来なかった奴はこれを宿題にする。今週中に俺の所まで持って来る様に。」
「「「「はぁ!?」」」」
「マジか!」「俺出来ないからやってなかぞ!」
「・・・20問もあるじゃん!」「誰か教えて!!」
「あはは。授業は真面目にやれよ。」
「先生が言うな!!」
「出来た奴は出来てないのに教えてやれ、自分の復習にもなるからな。」
あぁ、実に楽しそうだな・・・。
本当に性格が悪い。ドSだ。
けど、教え方は丁寧で解り易そうだ。少しは数学嫌いが直りそうな奴がきっと多いだろうな。必ず答えがある数学はパズルみたいで楽しいのに。何故か嫌いな人間が多い残念だ。
「なぁ、咲良ここ教えてくれ。」
「いいよ。これを解いてくれたならな。」
「無理言うなよ・・・俺だって外してやりたいけど、女子も先生も怖い。」
「先生も?」
「先生の笑顔が何か怖かった。目が『外すなよ』って言ってるような気がして・・・」
んー。そんな風には見えなかったけど、こいつにはそう見えたって事だよな。凄い悪戯っ子な顔はしてたけど・・・
ん?
「3問目掛け算が違ってる。足し算も間違ってる、それじゃいくら計算しても答えは出ないよ。」
「えっどこ?」
「だから、8X7だよ。小学年生でも出来る事だぞ。」
結局、咲良は気付かない内に教えていた。
「オッシャー!」
10人達成したが未だ未だ授業中。出来ていない人間ばかり、一番に出来た俺はかなり暇だ。しかも、腕を縛られて居る為本当に何も出来ない。
いい天気だなぁ・・・
「急にまったりし始めたな。・・・よし。」
何かを思い付いた先生は、さっきの問題を消して20問黒板に書き始めた。
さっきよりは簡単そうだけど、これはなんだろうか?
「こんなもんか?いいか、時間内にさっきの問題が出来なかった奴はこれを宿題にする。今週中に俺の所まで持って来る様に。」
「「「「はぁ!?」」」」
「マジか!」「俺出来ないからやってなかぞ!」
「・・・20問もあるじゃん!」「誰か教えて!!」
「あはは。授業は真面目にやれよ。」
「先生が言うな!!」
「出来た奴は出来てないのに教えてやれ、自分の復習にもなるからな。」
あぁ、実に楽しそうだな・・・。
本当に性格が悪い。ドSだ。
けど、教え方は丁寧で解り易そうだ。少しは数学嫌いが直りそうな奴がきっと多いだろうな。必ず答えがある数学はパズルみたいで楽しいのに。何故か嫌いな人間が多い残念だ。
「なぁ、咲良ここ教えてくれ。」
「いいよ。これを解いてくれたならな。」
「無理言うなよ・・・俺だって外してやりたいけど、女子も先生も怖い。」
「先生も?」
「先生の笑顔が何か怖かった。目が『外すなよ』って言ってるような気がして・・・」
んー。そんな風には見えなかったけど、こいつにはそう見えたって事だよな。凄い悪戯っ子な顔はしてたけど・・・
ん?
「3問目掛け算が違ってる。足し算も間違ってる、それじゃいくら計算しても答えは出ないよ。」
「えっどこ?」
「だから、8X7だよ。小学年生でも出来る事だぞ。」
結局、咲良は気付かない内に教えていた。
0
お気に入りに追加
158
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
銀の森の蛇神と今宵も眠れぬ眠り姫
哀木ストリーム
BL
小さな国に、ある日降りかかった厄災。
誰もが悪夢に包まれると諦めた矢先、年若い魔法使いがその身を犠牲にして、国を守った。
彼は、死に直面する大きな魔法を使った瞬間に、神の使いである白蛇に守られ二十年もの間、深い眠りに付く。
そして二十年が過ぎ、目を覚ますと王子は自分より年上になっていて、隣国の王女と婚約していた。恋人さえ結婚している。
そんな彼を大人になった王子は押し倒す。
「俺に女の抱き方教えてよ」
抗うことも、受け止めることもできない。
それでも、守ると決めた王子だから。
今宵も私は、王子に身体を差し出す。
満月が落ちてきそうな夜、淡い光で照らされた、細くしなやかで美しいその身体に、ねっとりと捲きつくと、蛇は言う。
『あの時の様な厄災がまた来る。その身を捧げたならば、この国を、――王子を助けてやろう』
ユグラ国第一王子 アレイスター=フラメル(愛称:サフォー)(28) × 見習い魔術師 シアン = ハルネス(22)
【完結】運命さんこんにちは、さようなら
ハリネズミ
BL
Ωである神楽 咲(かぐら さき)は『運命』と出会ったが、知らない間に番になっていたのは別の人物、影山 燐(かげやま りん)だった。
とある誤解から思うように優しくできない燐と、番=家族だと考え、家族が欲しかったことから簡単に受け入れてしまったマイペースな咲とのちぐはぐでピュアなラブストーリー。
==========
完結しました。ありがとうございました。
王様は知らない
イケのタコ
BL
他のサイトに載せていた、2018年の作品となります
性格悪な男子高生が俺様先輩に振り回される。
裏庭で昼ご飯を食べようとしていた弟切(主人公)は、ベンチで誰かが寝ているのを発見し、気まぐれで近づいてみると学校の有名人、王様に出会ってしまう。
その偶然の出会いが波乱を巻き起こす。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる