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第二章 「魔法少女は報われない」
第七十三話 「戦闘モード突入」
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持っていたトートバッグを床に置き、スマホを片手に件の魔法の言葉を心の中で唱える。腹が決まったらあとは行動あるのみだ。
即座に妖艶な紫紺の光を放つ魔法陣が足元に広がり、突風が巻き起こるのと同時に、真っ黒な影が周囲の光を塗りつぶす。
そして次の瞬間には、頭には深紅の髪飾り、全身は黒を基調としたシックなドレスに包まれていた。
クラシックコンサート会場だし、こっちの方が服装的には自然だろ?
それに、まずは人質の奪還が最優先だ。
だから、闇を選択したもう一つの理由――属性攻撃を有効活用し、特定部位に初撃で最大火力を打ち込む。
闇属性を得た翌日から、フェラ右衛門とともに幾度となく練習した必殺の一撃。化け物であれ、生物に対して使用するのは初めてだ。
緊張によって高鳴る胸の鼓動。間違っても外すわけにはいかない。この技は殺傷能力が高い故、佑奈に掠ることも許されない。
そして技の名前は恥ずかしいが叫ばなくては発動しない。危険であるが故、発動条件のハードルが若干高めなのだ。
神経を集中させつつ、羞恥心を捨て覚悟を決めて大きく息を吸い込む。
「<<Gスポットスラッシャー>>!!!」
どうでも良いが、必殺技の名前が微妙に痛そうなんだよね……いや、確実に痛いだろう。女の身だから切実にわかる。絶対にそこをスラッシュしてはいけない。ダメ、絶対。
ヴォンという無機質で暴力的な低音とともに、人の身長ほどもある巨大な4つの闇の刃が背後に生み出され、広げられた蝶の羽のように中空に制止する。
刹那。漆黒の刃は、空気を切り裂くような質量のある重低音を巻き散らし、爆風を纏いながらイソギンチャクの触手部分に殺到する。
そして――。
駆ける4つの漆黒の刃は、そのまま寸分たがわず佑奈を拘束していた頑強そうな触手を、まるでバターのように切り裂く。
――それを確認しながらの疾駆と跳躍。
絶妙の間合いとタイミングで、空中で佑奈を抱きかかえると、そのままイソギンチャクの後方へと着地する。
「え? ゆ、結衣さん!?」
「話は後でね。まずは脱出が優先」
無事に救出が叶いひとまず安堵だが、ゆっくり話をしている暇はない。佑奈をお姫様だっこにすると、床を強く蹴りホールの入り口へと高速移動を開始する。
ただでさえ彼女は小柄で軽い上、腕力も脚力も大幅に上昇している今の状態であれば楽勝だ。しかもギュッと密着してきて、柔らかくて抱き心地も抜群だ。
もし俺が男のままだったら。うん。間違いなく、このままお持ち帰りコースだが、まぁ普通に考えて、このまま向かうとしたら佑奈の自宅がベストかな。
そんなことを考えながら急いでホールの外に出ようとしたが――――ガラス張りのエントランスの外にもイソギンチャクがいた。
マジか? こんな所にまで? 外はいったいどうなってる? このまま押し通れるか? だけど、佑奈を抱えての接近は危険だ……攻撃をかわしながらうまく向こう側へ行けるか?
押すか引くかどうすべきか逡巡していると、そんな事はどうでも良いとばかりに、イソギンチャクがエントランスのガラス扉を突き破り突進してくる。
「くっ」
をいをいおーいって。区の設備まで、こんな激しく壊しちゃって本当に大丈夫なのか? これ明日の一面トップ確実だろ?
それに、考える時間くらいくれたって良いだろ!?
派手に破壊され飛び散るガラス片をかわすため、大きく飛び退くように距離をとってから、取り合えず佑奈を降ろす。もう少しこの密着を味わいたかったが、すでに状況は臨戦態勢だ。
向こうもどうやら本気みたいだし、ともあれここまで来たらあとは肉体言語で語り合うしかないようだ。
本音を言えば正直怖い。できれば逃げたいし、足だってガクガクだ。でも、自分の後ろには、震える女の子がいる。ならオッサンがやるべきことはただ一つ。
「下がって」
それだけ言い残すと、俺は拳を握りしめ、ゆっくりと腰を落とす。
そして次の瞬間には思い切り床を蹴り、イソギンチャクとの距離を持てる最高速度をもって一気に詰める。
瞬きをする間も許さない人間の限界を優に超えたスピード。
イソギンチャクの懐に入ってからの強烈な踏み込み。
それだけで周囲には突風が発生し、エントランス付近に設置されていた案内用のパンフレットの束が風圧で散乱する。
その態勢から繰り出されるのは、今放てる最高で且つ渾身の一撃。淡い紫紺の光が握りしめた拳を包み込み、幻想的な光の帯が後ろへとなびく。
反撃の猶予は許さない。何者をも破壊せしめる、音速を超えた強烈で凶悪な必殺のインパクト。
「たぁあああぁぁぁぁあああッッッ!!」
圧縮された空気が一気にぶつかるような爆裂音。
紫紺の拳がイソギンチャクの胴体に突き刺さり、ミチミチッというイソギンチャクの体組織を引きちぎる音が鳴る。
肉を割く気持ち悪い感覚が拳に伝わるが、決してここで力を抜かない。
――そのまま力任せに振り抜くだけだ。
飛び散る肉片。噴き出す得体のしれない緑色の体液。
「いっけぇぇぇえええッッ!!!!!!!」
巨大で重厚なはずのイソギンチャクの胴体が浮き上がる。
次の瞬間、イソギンチャクは、すでに半壊していたエントランスを破壊しながら、まるで嘘か冗談かのように、もと来た方向へと水平に吹き飛んでいく。
――ってなんだよこれ。リアルアンパ〇チかよ……自分で放っておいて普通に引くわ。
そして、そのままイソギンチャクは2、3回ほど激しく叩きつけられるように地面をバウンド。
肉片を飛び散らせながらコンクリートの上を数メートルほど滑り、停止した時にはピクリとも動かないただの肉塊となる。
殺ったか……。
深く大きく息を吐き出す。それよりも早くこの場から離れなければ。
「はい。そこまでー」
唐突に背後から聞こえた特徴的な声音に振り返ると、そこには明らかなオカマがいた。いや、自分だってある意味似たようなものだが。
「まさか、ここまでやるとは思わなかったわー」
と、オカマは不敵な笑みを受かべ「【主人公】の能力を奪ったんでしょ?」
間違いなく関係者だ。可能なら速攻をかけたかったが、それはできない――なぜなら、佑奈が人質にとられていたからだ。
その白くて細い首には、オカマの太い腕が回され、さらにそこには鋭利な刃物が付きつけられている。
お巡りさーん。犯罪者ですよー。早く来てくださーい。オカマの変質者ですよー。
いずれにせよ、相手の能力も完全にわかっていないこの状態で、強引な人質の奪還はかえって危険だ。加えて、向こうも手段を択ばないときている。
とにかく時間をかせごう。そうすれば、必ず助けもくるはずだ。
俺だって伊達におっさんをしていたわけじゃないぞ。これくらいの状況判断力は、大人として心得ているつもりだ。
「いいの? こんな騒ぎを起こして」
絶賛大量分泌真っただ中のアドレナリンの影響で、つい言葉が乱暴になりそうになるが、佑奈の手前、意識的に言葉遣いを自制する……ったく、これじゃあ、目の前のオカマ野郎と一緒だな。
「あら、こちらの心配をしてくれるの? 嬉しいわね。でも、大丈夫なのよん」
「大丈夫? それがあなたの能力?」
「そうねぇ。まぁ近いところはあるかしらぁ」
認識阻害系の何かか? それとも、こういうバトル系では定番の結界とかか? だとしたら、救援を期待するのは間違いか? くそっ常識が通用しねぇ……確かに俺も大概な存在である自信はあるが、それ間違いなくチートだろ?
「どうやら、チェックメイトみたいね」
と、オカマがスッと手を挙げると、突然両腕に太い何かが絡みつく。
いつの間にか接近していたイソギンチャクが触手を伸ばしたのだ。
咄嗟に引きちぎろうと思い切り腕を振ってみるが、見た目以上に弾力があるようで、単に伸びるだけで意味がない。
「結衣さん……っ!」
オカマに捕らえられたまま、真っ青な顔をして悲鳴を上げる佑奈の姿が、眼下へと少しずつ離れていく。
そうつまり、ちょうどさっきの佑奈と同じ宙づり状態に陥ったといえる。ただ一点違うのは、誰も助けてくれる人がいないということだけだ。
「まずは、持ち物チェックをさせてもらおうかしら?」
抗いようのない絶望的な状況の中、そう言ってオカマは不敵にほほ笑んだ。
できれば痛いのは止めて欲しいなぁ……。
即座に妖艶な紫紺の光を放つ魔法陣が足元に広がり、突風が巻き起こるのと同時に、真っ黒な影が周囲の光を塗りつぶす。
そして次の瞬間には、頭には深紅の髪飾り、全身は黒を基調としたシックなドレスに包まれていた。
クラシックコンサート会場だし、こっちの方が服装的には自然だろ?
それに、まずは人質の奪還が最優先だ。
だから、闇を選択したもう一つの理由――属性攻撃を有効活用し、特定部位に初撃で最大火力を打ち込む。
闇属性を得た翌日から、フェラ右衛門とともに幾度となく練習した必殺の一撃。化け物であれ、生物に対して使用するのは初めてだ。
緊張によって高鳴る胸の鼓動。間違っても外すわけにはいかない。この技は殺傷能力が高い故、佑奈に掠ることも許されない。
そして技の名前は恥ずかしいが叫ばなくては発動しない。危険であるが故、発動条件のハードルが若干高めなのだ。
神経を集中させつつ、羞恥心を捨て覚悟を決めて大きく息を吸い込む。
「<<Gスポットスラッシャー>>!!!」
どうでも良いが、必殺技の名前が微妙に痛そうなんだよね……いや、確実に痛いだろう。女の身だから切実にわかる。絶対にそこをスラッシュしてはいけない。ダメ、絶対。
ヴォンという無機質で暴力的な低音とともに、人の身長ほどもある巨大な4つの闇の刃が背後に生み出され、広げられた蝶の羽のように中空に制止する。
刹那。漆黒の刃は、空気を切り裂くような質量のある重低音を巻き散らし、爆風を纏いながらイソギンチャクの触手部分に殺到する。
そして――。
駆ける4つの漆黒の刃は、そのまま寸分たがわず佑奈を拘束していた頑強そうな触手を、まるでバターのように切り裂く。
――それを確認しながらの疾駆と跳躍。
絶妙の間合いとタイミングで、空中で佑奈を抱きかかえると、そのままイソギンチャクの後方へと着地する。
「え? ゆ、結衣さん!?」
「話は後でね。まずは脱出が優先」
無事に救出が叶いひとまず安堵だが、ゆっくり話をしている暇はない。佑奈をお姫様だっこにすると、床を強く蹴りホールの入り口へと高速移動を開始する。
ただでさえ彼女は小柄で軽い上、腕力も脚力も大幅に上昇している今の状態であれば楽勝だ。しかもギュッと密着してきて、柔らかくて抱き心地も抜群だ。
もし俺が男のままだったら。うん。間違いなく、このままお持ち帰りコースだが、まぁ普通に考えて、このまま向かうとしたら佑奈の自宅がベストかな。
そんなことを考えながら急いでホールの外に出ようとしたが――――ガラス張りのエントランスの外にもイソギンチャクがいた。
マジか? こんな所にまで? 外はいったいどうなってる? このまま押し通れるか? だけど、佑奈を抱えての接近は危険だ……攻撃をかわしながらうまく向こう側へ行けるか?
押すか引くかどうすべきか逡巡していると、そんな事はどうでも良いとばかりに、イソギンチャクがエントランスのガラス扉を突き破り突進してくる。
「くっ」
をいをいおーいって。区の設備まで、こんな激しく壊しちゃって本当に大丈夫なのか? これ明日の一面トップ確実だろ?
それに、考える時間くらいくれたって良いだろ!?
派手に破壊され飛び散るガラス片をかわすため、大きく飛び退くように距離をとってから、取り合えず佑奈を降ろす。もう少しこの密着を味わいたかったが、すでに状況は臨戦態勢だ。
向こうもどうやら本気みたいだし、ともあれここまで来たらあとは肉体言語で語り合うしかないようだ。
本音を言えば正直怖い。できれば逃げたいし、足だってガクガクだ。でも、自分の後ろには、震える女の子がいる。ならオッサンがやるべきことはただ一つ。
「下がって」
それだけ言い残すと、俺は拳を握りしめ、ゆっくりと腰を落とす。
そして次の瞬間には思い切り床を蹴り、イソギンチャクとの距離を持てる最高速度をもって一気に詰める。
瞬きをする間も許さない人間の限界を優に超えたスピード。
イソギンチャクの懐に入ってからの強烈な踏み込み。
それだけで周囲には突風が発生し、エントランス付近に設置されていた案内用のパンフレットの束が風圧で散乱する。
その態勢から繰り出されるのは、今放てる最高で且つ渾身の一撃。淡い紫紺の光が握りしめた拳を包み込み、幻想的な光の帯が後ろへとなびく。
反撃の猶予は許さない。何者をも破壊せしめる、音速を超えた強烈で凶悪な必殺のインパクト。
「たぁあああぁぁぁぁあああッッッ!!」
圧縮された空気が一気にぶつかるような爆裂音。
紫紺の拳がイソギンチャクの胴体に突き刺さり、ミチミチッというイソギンチャクの体組織を引きちぎる音が鳴る。
肉を割く気持ち悪い感覚が拳に伝わるが、決してここで力を抜かない。
――そのまま力任せに振り抜くだけだ。
飛び散る肉片。噴き出す得体のしれない緑色の体液。
「いっけぇぇぇえええッッ!!!!!!!」
巨大で重厚なはずのイソギンチャクの胴体が浮き上がる。
次の瞬間、イソギンチャクは、すでに半壊していたエントランスを破壊しながら、まるで嘘か冗談かのように、もと来た方向へと水平に吹き飛んでいく。
――ってなんだよこれ。リアルアンパ〇チかよ……自分で放っておいて普通に引くわ。
そして、そのままイソギンチャクは2、3回ほど激しく叩きつけられるように地面をバウンド。
肉片を飛び散らせながらコンクリートの上を数メートルほど滑り、停止した時にはピクリとも動かないただの肉塊となる。
殺ったか……。
深く大きく息を吐き出す。それよりも早くこの場から離れなければ。
「はい。そこまでー」
唐突に背後から聞こえた特徴的な声音に振り返ると、そこには明らかなオカマがいた。いや、自分だってある意味似たようなものだが。
「まさか、ここまでやるとは思わなかったわー」
と、オカマは不敵な笑みを受かべ「【主人公】の能力を奪ったんでしょ?」
間違いなく関係者だ。可能なら速攻をかけたかったが、それはできない――なぜなら、佑奈が人質にとられていたからだ。
その白くて細い首には、オカマの太い腕が回され、さらにそこには鋭利な刃物が付きつけられている。
お巡りさーん。犯罪者ですよー。早く来てくださーい。オカマの変質者ですよー。
いずれにせよ、相手の能力も完全にわかっていないこの状態で、強引な人質の奪還はかえって危険だ。加えて、向こうも手段を択ばないときている。
とにかく時間をかせごう。そうすれば、必ず助けもくるはずだ。
俺だって伊達におっさんをしていたわけじゃないぞ。これくらいの状況判断力は、大人として心得ているつもりだ。
「いいの? こんな騒ぎを起こして」
絶賛大量分泌真っただ中のアドレナリンの影響で、つい言葉が乱暴になりそうになるが、佑奈の手前、意識的に言葉遣いを自制する……ったく、これじゃあ、目の前のオカマ野郎と一緒だな。
「あら、こちらの心配をしてくれるの? 嬉しいわね。でも、大丈夫なのよん」
「大丈夫? それがあなたの能力?」
「そうねぇ。まぁ近いところはあるかしらぁ」
認識阻害系の何かか? それとも、こういうバトル系では定番の結界とかか? だとしたら、救援を期待するのは間違いか? くそっ常識が通用しねぇ……確かに俺も大概な存在である自信はあるが、それ間違いなくチートだろ?
「どうやら、チェックメイトみたいね」
と、オカマがスッと手を挙げると、突然両腕に太い何かが絡みつく。
いつの間にか接近していたイソギンチャクが触手を伸ばしたのだ。
咄嗟に引きちぎろうと思い切り腕を振ってみるが、見た目以上に弾力があるようで、単に伸びるだけで意味がない。
「結衣さん……っ!」
オカマに捕らえられたまま、真っ青な顔をして悲鳴を上げる佑奈の姿が、眼下へと少しずつ離れていく。
そうつまり、ちょうどさっきの佑奈と同じ宙づり状態に陥ったといえる。ただ一点違うのは、誰も助けてくれる人がいないということだけだ。
「まずは、持ち物チェックをさせてもらおうかしら?」
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