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第一章 「縛りプレイはデフォルトですか?」
第三十四話 「死線」
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男の剛直はどんなに精を吐き出しても、休むことなく突き立てらる。
そして肉棒が突き立つ度に膣内に収まりきらなくなったドロドロの精液が、ぐちゅっぬちゅっという水音をたてながらあふれ出す。
両手で数えきれないくらいの射精――。
何度も抜き差しされる肉棒によって、割れ目は赤く痛々しく腫れあがる。
そして、止めどなく吹き出す潮は床をビショビショに濡らし小さな水たまりを作っていた。
(あれから、どれくらいの時間が経ったのかな…)
体力はもう、とっくに限界で、うめき声すらあげられない。
身体は制御が効かなくなったオモチャのように激しくビクビクと震え、アソコも肉棒が捻じ込まれる感触すら感じられないくらいに麻痺している。
(突っ込まれてる感覚が無いってのも、変な気分だな…)
膣の筋肉は疲れ果て、もはや限界に達し、ついには男根をくわえる力すらも次第に失われていく。
すると男はこれで最後とばかりに男根を深く突き刺し、粘つく塊を最奥に向けて勢いよく発射する。
「くぅ…んぁ? ゆるくなってきたんじゃねぇか?」
黒く艶のある髪の毛も、白い肌の顔も、珊瑚色の唇も、ふっくらとした胸も、桜色の乳首も、頭から下半身に至るまで。
今は男の黄ばんだ精液でコーティングされてしまっていた。
小さく細い華奢なカラダは、外側も内側もその存在のすべてに男の精液をかけられ、欲望のはけ口として完全に屈服させられてしまった。
休むことが許されない痙攣で全身の筋肉は悲鳴をあげ、五体の感覚は失われ、思考は朦朧として、いつ意識を手放してもおかしくない状況。
もう何も考えられないし、考えたくもない――。
「最後にいいことを教えてやる」
唐突に、男はそう言うとニヤリと笑う。
いいこと? 今さらなんだってんだ。何でもいいから早く楽にして欲しい。
連続絶頂で呼吸もろくにできなくて、もう苦しくてこっちは限界なんだ。
「俺たち能力者は、界隈で有名になるとあだ名がつくんだぜ」
能力者? あだ名? あぁこいつも能力者なのか。だから死なないのか。
俺の能力は肝心な時に役に立たないのに、なんだか不公平だよな…。
男のドヤ顔を眺めながら、ボーっとそんな事を考える。
「ちなみにな、俺のあだ名は【不死身】だ」
ちょ…それ、チートだろ…。何? 死なないってこと? 無敵じゃね?…ははっ…これ完全にゲームオーバーだわ。
そもそも初めから無理ゲーだったんだよな…あぁ…これゲームじゃなくて現実なんだけどね。
まぁ女のカラダで気持ちいことできたし。思ってみれば、ロクな人生じゃなかったな。未練はないし、心残りはないか…。
「それと能力は使えば使うほど、チカラが強くなるんだぜ」
なるほど…こいつは何度も死にかけてるんだな。
それだけ、危ない橋を渡ってきているということか。普段から能力を鍛えてるから、俺の中途半端な能力が効かないってわけね。
思い返して、俺が今まで能力を発動させた相手って言えば、浩太と秋彦の二人だけだしな。
「……にしても、死ぬくらいの気持ち良さだった」
男はいやらしい笑みを浮かべ、再び叩き付けるような腰の前後運動を開始する。
パン、パンという音と結合部から漏れてくる、ぬちゃっ、ぬちゃっという音で、割れ目と膣が再び凌辱されていることが分かる。
だが、カラダの感覚も、アソコの感覚も、既にないため何も感じない。
「正直殺すのは惜しいが、依頼なんでな――」
すると突然、男の両手が首にかかり、かなり強い力で首全体を圧迫される。
無理やり犯されながら、首を絞められる感覚に興奮を感じている自分にも嫌気がさす。
「ふ、へへぇ…」
男が恍惚の表情で薄ら笑いする。
次第に視界は端の方から暗く狭くなっていき、己の命が危険にさらされていると自覚する。
「美少女の首を絞めながら犯すっての、一度やってみたかったんだよなぁ」
正直、お前みたいなクズ野郎に殺されるのはしゃくに障るが、俺もこれ以上苦しみたくない。
なんか変な気持ち良さもあるし、もういいや。
(良かったな。願いが叶って……)
むしろこんな事、誰かに頼んだってやってもらえる事じゃないし。
なんだそう考えると、俺って案外得したのか?
ちょっとだけラッキーだったな。うん、きっとそうだ…そうに違いない。
我が生涯に一片の悔い無し?
ははっ、未練はないけど悔いだらけの人生だったよ…。
あぁ…だんだん、考えるのも面倒になってきた…もう休もう…。
――そして、俺はそのまま意識を手放した。
ふわふわ体が宙を浮くような浮遊感。
どれくらい時間が経ったのか。
長いような短いような、時間の感覚が全く分からない。
辺りには何も無く、何も聞こえず。
まるで、真っ暗闇の中にポツンと取り残されたような……。
次の瞬間――。
「ふっぅ! うっ…! んっ!!」
強烈な吐き気とともに、一気に俺の意識が覚醒する。
肩で息をしながら視線だけで周囲を見回す。真っ暗だが、見慣れた自室。
パニックになりそうな頭を、どうにか制御しつつ心を落ち着かせる。
(たしか、首を絞められて殺されたはず…いや、殺し損ねたのか?)
あの男の姿は無く、ただ時計の針の音だけが無機質にカチカチと響く。
一瞬夢だったのかと思ったが、カラダは相変わらず色んな液でベタベタだったので、実際に起こったことだと認識する。
放心状態で、しばらくボーッとしていたが、身震いとともに体が冷え切っていることに気が付く。
(取りあえず、寒いし気持ちが悪いし…シャワー浴びるか…)
立ち上がろうとして、両手が縛られたままであることに気が付く。このままでは立ち上がることさえ困難だ。
幸い足は拘束を解かれて自由になっていたので、床の上を擦るようにして壁際まで移動して、そのまま背中を壁にあてると、それを補助にしながら踏ん張って何とか立ち上がる。
シャワールームに着いたところで、後ろ手に縛られた手を駆使してどうにか蛇口を探る。
(くそっ…蛇口が捻りづらい……うぁ冷たっ)
蛇口を捻り勢いよく噴き出した水を避けながら、お湯に切り替わるのを待つ。
冷え切った体を暖かいお湯にさらすと、カラダを覆っていた男の精液が水分を取り戻したことで再びヌメり出す。
ハッキリ言って気持ち悪さマックスだ。
(うぁ…気持ち悪い…)
両手を拘束していた粘着テープを、お湯にさらして糊を温めながらゆっくりと剥がしていく。
とんだ災難だったが、とにかく急いで状況の整理が必要だ。どう考えたって、普通じゃない。
もしかしたら悠翔にも、とばっちりが行くかもしれない。それに、俺のせいであいつが巻き込まれるのも面白くない。
とにかく何か手を打たないとマズい事になりかねない。
(最悪、どこかに逃げることも考えとかないとな…)
苦戦しつつもテープを剥がし、さるぐつわも外すと、すぐにシャワールームを出てタオルで体を拭きながら部屋に戻る。
そして部屋に戻った俺は、そこにたたずむ人影を見て思う。
少しは考える時間をくれよと…。
そして肉棒が突き立つ度に膣内に収まりきらなくなったドロドロの精液が、ぐちゅっぬちゅっという水音をたてながらあふれ出す。
両手で数えきれないくらいの射精――。
何度も抜き差しされる肉棒によって、割れ目は赤く痛々しく腫れあがる。
そして、止めどなく吹き出す潮は床をビショビショに濡らし小さな水たまりを作っていた。
(あれから、どれくらいの時間が経ったのかな…)
体力はもう、とっくに限界で、うめき声すらあげられない。
身体は制御が効かなくなったオモチャのように激しくビクビクと震え、アソコも肉棒が捻じ込まれる感触すら感じられないくらいに麻痺している。
(突っ込まれてる感覚が無いってのも、変な気分だな…)
膣の筋肉は疲れ果て、もはや限界に達し、ついには男根をくわえる力すらも次第に失われていく。
すると男はこれで最後とばかりに男根を深く突き刺し、粘つく塊を最奥に向けて勢いよく発射する。
「くぅ…んぁ? ゆるくなってきたんじゃねぇか?」
黒く艶のある髪の毛も、白い肌の顔も、珊瑚色の唇も、ふっくらとした胸も、桜色の乳首も、頭から下半身に至るまで。
今は男の黄ばんだ精液でコーティングされてしまっていた。
小さく細い華奢なカラダは、外側も内側もその存在のすべてに男の精液をかけられ、欲望のはけ口として完全に屈服させられてしまった。
休むことが許されない痙攣で全身の筋肉は悲鳴をあげ、五体の感覚は失われ、思考は朦朧として、いつ意識を手放してもおかしくない状況。
もう何も考えられないし、考えたくもない――。
「最後にいいことを教えてやる」
唐突に、男はそう言うとニヤリと笑う。
いいこと? 今さらなんだってんだ。何でもいいから早く楽にして欲しい。
連続絶頂で呼吸もろくにできなくて、もう苦しくてこっちは限界なんだ。
「俺たち能力者は、界隈で有名になるとあだ名がつくんだぜ」
能力者? あだ名? あぁこいつも能力者なのか。だから死なないのか。
俺の能力は肝心な時に役に立たないのに、なんだか不公平だよな…。
男のドヤ顔を眺めながら、ボーっとそんな事を考える。
「ちなみにな、俺のあだ名は【不死身】だ」
ちょ…それ、チートだろ…。何? 死なないってこと? 無敵じゃね?…ははっ…これ完全にゲームオーバーだわ。
そもそも初めから無理ゲーだったんだよな…あぁ…これゲームじゃなくて現実なんだけどね。
まぁ女のカラダで気持ちいことできたし。思ってみれば、ロクな人生じゃなかったな。未練はないし、心残りはないか…。
「それと能力は使えば使うほど、チカラが強くなるんだぜ」
なるほど…こいつは何度も死にかけてるんだな。
それだけ、危ない橋を渡ってきているということか。普段から能力を鍛えてるから、俺の中途半端な能力が効かないってわけね。
思い返して、俺が今まで能力を発動させた相手って言えば、浩太と秋彦の二人だけだしな。
「……にしても、死ぬくらいの気持ち良さだった」
男はいやらしい笑みを浮かべ、再び叩き付けるような腰の前後運動を開始する。
パン、パンという音と結合部から漏れてくる、ぬちゃっ、ぬちゃっという音で、割れ目と膣が再び凌辱されていることが分かる。
だが、カラダの感覚も、アソコの感覚も、既にないため何も感じない。
「正直殺すのは惜しいが、依頼なんでな――」
すると突然、男の両手が首にかかり、かなり強い力で首全体を圧迫される。
無理やり犯されながら、首を絞められる感覚に興奮を感じている自分にも嫌気がさす。
「ふ、へへぇ…」
男が恍惚の表情で薄ら笑いする。
次第に視界は端の方から暗く狭くなっていき、己の命が危険にさらされていると自覚する。
「美少女の首を絞めながら犯すっての、一度やってみたかったんだよなぁ」
正直、お前みたいなクズ野郎に殺されるのはしゃくに障るが、俺もこれ以上苦しみたくない。
なんか変な気持ち良さもあるし、もういいや。
(良かったな。願いが叶って……)
むしろこんな事、誰かに頼んだってやってもらえる事じゃないし。
なんだそう考えると、俺って案外得したのか?
ちょっとだけラッキーだったな。うん、きっとそうだ…そうに違いない。
我が生涯に一片の悔い無し?
ははっ、未練はないけど悔いだらけの人生だったよ…。
あぁ…だんだん、考えるのも面倒になってきた…もう休もう…。
――そして、俺はそのまま意識を手放した。
ふわふわ体が宙を浮くような浮遊感。
どれくらい時間が経ったのか。
長いような短いような、時間の感覚が全く分からない。
辺りには何も無く、何も聞こえず。
まるで、真っ暗闇の中にポツンと取り残されたような……。
次の瞬間――。
「ふっぅ! うっ…! んっ!!」
強烈な吐き気とともに、一気に俺の意識が覚醒する。
肩で息をしながら視線だけで周囲を見回す。真っ暗だが、見慣れた自室。
パニックになりそうな頭を、どうにか制御しつつ心を落ち着かせる。
(たしか、首を絞められて殺されたはず…いや、殺し損ねたのか?)
あの男の姿は無く、ただ時計の針の音だけが無機質にカチカチと響く。
一瞬夢だったのかと思ったが、カラダは相変わらず色んな液でベタベタだったので、実際に起こったことだと認識する。
放心状態で、しばらくボーッとしていたが、身震いとともに体が冷え切っていることに気が付く。
(取りあえず、寒いし気持ちが悪いし…シャワー浴びるか…)
立ち上がろうとして、両手が縛られたままであることに気が付く。このままでは立ち上がることさえ困難だ。
幸い足は拘束を解かれて自由になっていたので、床の上を擦るようにして壁際まで移動して、そのまま背中を壁にあてると、それを補助にしながら踏ん張って何とか立ち上がる。
シャワールームに着いたところで、後ろ手に縛られた手を駆使してどうにか蛇口を探る。
(くそっ…蛇口が捻りづらい……うぁ冷たっ)
蛇口を捻り勢いよく噴き出した水を避けながら、お湯に切り替わるのを待つ。
冷え切った体を暖かいお湯にさらすと、カラダを覆っていた男の精液が水分を取り戻したことで再びヌメり出す。
ハッキリ言って気持ち悪さマックスだ。
(うぁ…気持ち悪い…)
両手を拘束していた粘着テープを、お湯にさらして糊を温めながらゆっくりと剥がしていく。
とんだ災難だったが、とにかく急いで状況の整理が必要だ。どう考えたって、普通じゃない。
もしかしたら悠翔にも、とばっちりが行くかもしれない。それに、俺のせいであいつが巻き込まれるのも面白くない。
とにかく何か手を打たないとマズい事になりかねない。
(最悪、どこかに逃げることも考えとかないとな…)
苦戦しつつもテープを剥がし、さるぐつわも外すと、すぐにシャワールームを出てタオルで体を拭きながら部屋に戻る。
そして部屋に戻った俺は、そこにたたずむ人影を見て思う。
少しは考える時間をくれよと…。
応援ありがとうございます!
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