【R18】美少女転生

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第一章 「縛りプレイはデフォルトですか?」

第三十一話 「ピンチ?」

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「は、悠翔はるとさん。その…クロゼットの中を確認してもらえないでしょうか…」

 俺は急ぎ足で玄関の方までトテテと移動すると、震えながらも悠翔はるとの腕をつかんで頼み込む。

「えっ? クロゼット? どうかしたの?」
「えっと…中に人がいるかも…?…です」
「……空き巣? え、でも…ずっと中に入ったまま? 何のために?」

 悠翔はるとのその疑問は正しい。空き巣なら逃げるだろうし、暴漢なら既に俺が襲われているはずだから。
 でもだからって確認しないのは、それはそれで俺的に困る。

 すると悠翔はるとはスッと俺の横を通り抜けてリビングまで行き、ためらいもなくクロゼットのドアを開ける。

(えーーっ!! 危ないって! もし中に奴らがいたらっ…!)

 だが結果的に、そこには誰もいなかった。帰るといって自信満々に入ったから、何らかの仕掛けがあるとは思ってはいたけど。

「――怖い夢でもみたのかな?」
「……ち、違う…けど…うぅ……」

 あまり食い下がって、頭がおかしくなったと思われるのも本意じゃないからな。
 しかし、これが現実の事と思うと怖すぎる。

 何が怖いか――。

 まず当然の事だが、奴らが施錠されている他人の家に、容易に侵入可能であるという紛れもない事実。
 そして、それを周囲に説明しても非現実的過ぎて変人扱いされるか、誰にも信じてもらえないという状況に陥ること。

 そのお陰で必要以上にビビる俺を見て「結衣ゆいは可愛いね」とか言われながら、頭をポンポンされたりと…。
 そして俺は元は男なのに、その扱いに対してちょっとだけ嬉しく感じてしまったのが実は一番怖かった…。

 くぅ、だが、それがどうしたっ! こうやって、少し可愛く振る舞ってみせるくらいがちょうどいいだろ?
 可愛くないから別れようなんて話になったら、またあの死ぬような飢えと渇きへの対策を用意しなくちゃならないじゃないか!
 それはそれで面倒だからな。ふふん…俺ってば計算高い悪女だな。

 そして、そんな計算高い悪女な俺の今の状況はというと、人生史上最も最悪といってよいだろう。

 ――何が最悪かって?

 悠翔はるととのクリスマスパーティクリパ&栄養補給という名のエッチをして、帰宅したところまでは良かった。
 そう。そこまではね…で、玄関を開けて部屋に入った直後に――。

 いきなり、背後から猿ぐつわを噛まされる。
 さらに、両手両足を粘着テープで縛りあげられる。
 そして最後に、床に乱暴に転がされる。

 ――つまり大ピンチだ。

 この国の安全神話はとうの昔に崩れ去ったとは思ってはいたが…。
 確かに俺も不用心であったことは認めよう。
 だが言い訳が許されるのなら、今までストーカーなんて心配する必要はなかったのだから、こんな事態は想定外もいいところだ。

「こんな上玉だとは思わなかったぜ…へへっ」

 そして、月並みなセリフを吐いた下卑げひた感じの男。見るからに猟奇的な雰囲気で、この後の展開は推して知るべし。

 ――ハッキリ言って怖い。マジ怖い。

 助けてーっ! お巡りさーんっ!……で、仕方ないので取り合えず、抵抗も兼ねてモゴモゴ言いながら体を動かしてみる。

「おぉっと抵抗するんじゃねぇよ」

 すると男は上着のポケットからナイフを取り出し、刀身をこちらのほほにヒタヒタと当ててくる。

(あらー…凶器をもっていらっしゃたのね…まぁ人を襲うくらいだしね…)

 金属の冷たい感触が肌に触れて、顔から一気に血の気が引く。

 そして、男はニヤリと笑いナイフを置くと、
「可愛い顔を傷だらけにされたくないだろう?
 ――それに、何もしないまま殺すなんてもったいないよなぁ」と、着衣を脱ぎ始める。

(……えっ? いま殺すって言ったよね? ひぇぇ)

 だ、だが、これは逆に良い流れなんじゃないか?
 相手の目的が俺の殺害なら、先に相手を殺せるレイプは生き延びるための必須条件だ。
 もしかして俺の超微妙な異能が初めて役に立つ感じ?

 いやぁレイプしたくなるくらい自分が可愛くて良かった…ナイスレイプ! レイプ最高!って思うと複雑な心境だなぁ…。
 どうでも良いけどナイスプレイとナイスレイプって語感が似てるよね。ある意味プレイだから、あながち間違いでないところも好感が持てる。

(でも、死んだら死んだで問題もあるな……)

 つまりは死体の処理だ――。

 山奥ならともかくも、街中のしかも俺の自宅で死なれても困る。
 殺し自体の言い訳なら、レイプに抵抗したら不可抗力でという事で何とかなるのかもしれない。強姦は一級犯罪だからな。
 だが身分の不確定な俺が、警察沙汰に巻き込まれるのはできれば避けたい。

(という事は、くそぉ…また心肺蘇生法の実践か…)

 自分を強姦したレイプ魔を救命とかって、もはや聖人レベルじゃね?

「たまには美味しい思いもしねぇとな」

 そうこうしているうちに男は、ブラウスの上から胸をギュッと鷲掴みにしてくる。かなり乱暴ではっきり言って痛い。
 そんな状況で顔をしかめているとブラウスがまくりあげられ、真っ白な肌とパステルピンクのブラが露出する。

「うぉ…すげぇ」

 それにしても、謎なのがこの男が初めから俺を殺しに来ている点だ。女になってから日は浅い。だから仮に狙われるとしたら男の俺だろう。
 しかし、その推論は最初から破綻している。何故なら男の俺と、女の俺が同一人物であると特定できる人間はいないはずだからだ。

「んっ…」

 男は可愛いフリル付きのブラをずらすように剥ぎ取ると、いきなり乳首にしゃぶりついてくる。
 そして、その突然の強い刺激に身体がビクリと反応し、意思とは関係なく喘ぎ声が漏れてしまう。

「なんだ、感じてるのか? 可愛い顔して相当な淫乱だなぁ!」
「むー!」

 反射的に抗議の声を上げるが、男はニヤニヤした顔のまま両手を使って双丘を揉みあげると、固くなった桜色の先端を指の間で挟むようにして、くにくにと重点的に責め立てる。

「むぅぁ、んっ、んっ、んっ、むー! っ! っ! んぁ!」
「嫌か? うはっ! 興奮するぜぇ!」

 その愛撫によって頬は紅潮し、意識とは関係なく身体はピクピクと小刻みに震えてしてしまう。
 薄紅色の乳首はヌラリとした唾液で汚され、乳輪はザラザラとした舌で嘗め回され、限界まで張り詰めた先端は舌で強く押され、転がされ、吸い付かれ、そして引っ張られる。

「うはっ…スゲー柔らけぇ…じゅる…ちゅぱっ…レロレロ…」
「んっー! んっんっ!!」

 舌による愛撫が何度も繰り返されるうちに、次第に体は弓なりに反り返りアソコからは愛液がにじみ始める。
 そして俺は抵抗することもできず、自分が強姦されている事も忘れ、唯々ただただ快楽の坩堝るつぼへと落ちていくのだった。
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