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プロローグ 「自助努力には限界があります」
第十二話 「天国の扉」
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自分の股の中に指が入るという感覚はどうにも慣れない。
正直どこまでどう入れてよいのか、若干というかかなりの恐怖だ――べ、別に本当に怖いわけじゃないんだからねっ!
(まぁここまで来たら最後まで行くしかないか…。や、やってやるよっ!)
覚悟を決めて小陰唇をかき分けるようにして、指先をヌメヌメとした女穴の中へとググッと沈めていく。
股の中に異物が差し込まれるという、何とも言えない不思議な感覚。差し込まれた指全体は、秘肉に包まれて熱いくらいだ。
「んっ…ふぁ、あぁあ、あ」
膣の中がキュッと収縮して生暖かい膣壁が指にまとわりつき、背中を駆け抜けるゾクゾクとした感覚とともに、勝手に身体がビクンビクンと震えてしまう。
クチュクチュと指を出し入れすると、赤みの差した白い玉のような肌からは汗が吹き出し膣がキュっと指を締め付けては緩むを繰りかえす。
「ひ、あぁあん、ん、ン、ン……んっ…あ、あ、あぁ!」
かん高い少女の声が耳に響く。まさか俺の部屋で、女の子の生の嬌声が響くなど想定外も良いところだ。
誘拐という名の犯罪に走った俺が、女の子に悲鳴を上げさせることはあったかもしれんがな。
次第に頭の中も視界もだんだんと白く濁り、周りの音が少しづつ聞こえづらくなってきて、そして――――。扉の向こう側が一瞬見えた。
「……っ!…あ…あっ……ぅ…はぁはぁ……ふぅ」
そ、そ、想像以上だ。二か所同時責めだとどうなっちゃうんだ? 思わずヘブンズ・ドアーっ!て叫びそうになっちゃったぞ!?
ヒッヒッフーと肩で息をしながらも長い黒髪を背中の方へと回す。そして露わになった両胸の桜色の先端をそっと指で摘まむ。
「………………っ!!!!」
目の前が一瞬パチパチするが、そのまま蕾をコリコリと指で刺激し、同時に淫核をギュッと潰す。
すると連動するように意志とは関係なく太ももがガクガクと痙攣し、ビリビリとした感覚が腰の辺りから頭の先の方へと抜けていく。
「んっ! あぁっ!!」
や、ヤバい。今のは本気でヤバかった……。電気走ったよ。電気。
細い脚をガクガクと震わせ「淫核マジやっべー」と思いながら、俺は荒くなった呼吸をいったん整える。
それにしたって気持ち良過ぎる。女の体は半端ないな……。
良し。馬鹿になろう。馬鹿になってメチャクチャにやってみよう。そうしよう。
試しに同じ行為を何度も繰り返してみることにする。
「ん…っ…くっ…うぅっん」
背中をビリビリと走る電流のような刺激は徐々に強くなり、肉芽が興奮によって大きく勃起して包皮から頭をだす。
さらにそこを指先でグリグリといじり倒しながら、同時にくちゅくちゅと激しい水音を立て狭い膣内を指で掻きまわす。
「き、きちゃいそう……ん、んっ!」
全てが押し流されるような快感と抗いきれないゾクゾクとした感覚。何も考えることができない極限状態。
周りの世界から隔絶されたような、身体全体が性感帯になったような感覚。
「だ、だ、ダメ、い、いくぅっ!」
身体全体がビクンビクンと大きく跳ねる。
呼吸が止まりそうなほどの絶頂に口は喘ぐようにパクパクと動き、両脚は意志とは関係なくピクピクと痙攣を繰り返し、足の指はつりそうなほどに裏返る。
「く、く、来る、や、やぁああぁあっ!!」
そして絶頂――。
とろけるように熱くなった股の温度と、早鐘のように高鳴る心臓の鼓動を味わいながら、俺は絶え間ない絶頂の余韻に浸る。
ふわふわと体が宙に浮く感覚。自分の体が自分のものでないかのような、すべてが現実世界から隔離されてしまったかのような錯覚。
脚を動かそうにも全く力は入らず、腕や指さえも感覚を失いすぐに動かせそうな感じではない。
絶頂に至った時の興奮の度合いも凄いが、その後の余韻も長くて気持ちがいい。出したらそれで終わりだった男の時に比べると隔絶の感がある。
放心状態のまま肩でゆっくりと息をしながら、しばらくボーっと動画再生の終わったノートパソコンの画面を眺める。
さてイクだけイッたし、この後どうしようかね。
気持ちいいので正直言って他の作品でも何度でもオナれそうだけど、やり過ぎるとバカになるっていうしねっ!
にしても、少しだけ腹が減ったなぁ…って、あれ? エロい事したのに…。
まぁそうだよね…何となくそんな気がしてたよ、自慰じゃダメなんじゃないかなぁって。
俺はいったん思考を打ち切り、早速チャットレディ略してチャトレのサイトを調べることにした。
エロも大事だが、何はともあれまず必要なのは現金収入だ。
何故なら生活保護費の支給は窓口対応なので、今の俺が行っても恐らく無理だ。代理人を名乗るのも難しく、本人が受け取りいくことが前提だしな。
さらにこちらを自立させようとするケースワーカーとのやり取りも必要だったりで、手続きがとにかく面倒なんだ。
あいつら何かにつけて働け働けっていうんだよなぁ…俺みたいな存在自体がだらしのない人間が、不労所得の楽な生活に一回ハマったら自立なんて無理だって。
ちなみに俺が現金収入先としてチャトレを選んだ理由は至って簡単だ。
対面で相手をしないといけない水商売系の仕事は、はっきり言ってコミュ障の俺には難しい。
だが今の俺は容姿だけは規格外にいいのだから、コミュニケーションのハードルが低いチャトレでも十分集客は可能なはず。
それに本番行為も無しときているから、浩太のように間違っても相手が死ぬようなこともない。
まあ反面、直接体に触れるようなエッチができないと空腹感も満たされないようなので、その辺りは別途対策が必要なんだがな。
それからいくつかサイトを見て回って、募集要項に思わず舌打ちしてしまう。
「18歳以上であることを証明できる必要があるってことか…」
まぁ考えてみれば当然だよなぁ。まず色々不便なので俺は18歳という設定にしよう。高校生って言っても十分に通用しそうだけどな。
証明には運転免許証やパスポートなどの顔写真付きの公的な身分証が必要で、今の俺がそういったものを用意するのはハードルが高い。
見た目は明らかに女の子で体も女で間違いないのに、中年男だって言っても誰にも信じてもらえないよなぁ…。
いやまてよ。今は性転換の技術もかなり高いっていうからな…強引に性転換手術をしましたっ! とか言えば、誤魔化せないだろうか…。
よしそれで行こう。俺は男だ。どうだ文句あるか作戦で。
それで取得する身分証だが、運転免許証は金がないので取れない。パスポートは期限が切られちゃうから勿体ない。
……ん? 個人番号カード写真付きってのがあるな。
フムフム。なるほどこれはいけそうだ。今日は平日だし思い立ったが吉日だ。そうと決まれば区役所にレッツゴーだ! Let's go!スマイルさ!
正直どこまでどう入れてよいのか、若干というかかなりの恐怖だ――べ、別に本当に怖いわけじゃないんだからねっ!
(まぁここまで来たら最後まで行くしかないか…。や、やってやるよっ!)
覚悟を決めて小陰唇をかき分けるようにして、指先をヌメヌメとした女穴の中へとググッと沈めていく。
股の中に異物が差し込まれるという、何とも言えない不思議な感覚。差し込まれた指全体は、秘肉に包まれて熱いくらいだ。
「んっ…ふぁ、あぁあ、あ」
膣の中がキュッと収縮して生暖かい膣壁が指にまとわりつき、背中を駆け抜けるゾクゾクとした感覚とともに、勝手に身体がビクンビクンと震えてしまう。
クチュクチュと指を出し入れすると、赤みの差した白い玉のような肌からは汗が吹き出し膣がキュっと指を締め付けては緩むを繰りかえす。
「ひ、あぁあん、ん、ン、ン……んっ…あ、あ、あぁ!」
かん高い少女の声が耳に響く。まさか俺の部屋で、女の子の生の嬌声が響くなど想定外も良いところだ。
誘拐という名の犯罪に走った俺が、女の子に悲鳴を上げさせることはあったかもしれんがな。
次第に頭の中も視界もだんだんと白く濁り、周りの音が少しづつ聞こえづらくなってきて、そして――――。扉の向こう側が一瞬見えた。
「……っ!…あ…あっ……ぅ…はぁはぁ……ふぅ」
そ、そ、想像以上だ。二か所同時責めだとどうなっちゃうんだ? 思わずヘブンズ・ドアーっ!て叫びそうになっちゃったぞ!?
ヒッヒッフーと肩で息をしながらも長い黒髪を背中の方へと回す。そして露わになった両胸の桜色の先端をそっと指で摘まむ。
「………………っ!!!!」
目の前が一瞬パチパチするが、そのまま蕾をコリコリと指で刺激し、同時に淫核をギュッと潰す。
すると連動するように意志とは関係なく太ももがガクガクと痙攣し、ビリビリとした感覚が腰の辺りから頭の先の方へと抜けていく。
「んっ! あぁっ!!」
や、ヤバい。今のは本気でヤバかった……。電気走ったよ。電気。
細い脚をガクガクと震わせ「淫核マジやっべー」と思いながら、俺は荒くなった呼吸をいったん整える。
それにしたって気持ち良過ぎる。女の体は半端ないな……。
良し。馬鹿になろう。馬鹿になってメチャクチャにやってみよう。そうしよう。
試しに同じ行為を何度も繰り返してみることにする。
「ん…っ…くっ…うぅっん」
背中をビリビリと走る電流のような刺激は徐々に強くなり、肉芽が興奮によって大きく勃起して包皮から頭をだす。
さらにそこを指先でグリグリといじり倒しながら、同時にくちゅくちゅと激しい水音を立て狭い膣内を指で掻きまわす。
「き、きちゃいそう……ん、んっ!」
全てが押し流されるような快感と抗いきれないゾクゾクとした感覚。何も考えることができない極限状態。
周りの世界から隔絶されたような、身体全体が性感帯になったような感覚。
「だ、だ、ダメ、い、いくぅっ!」
身体全体がビクンビクンと大きく跳ねる。
呼吸が止まりそうなほどの絶頂に口は喘ぐようにパクパクと動き、両脚は意志とは関係なくピクピクと痙攣を繰り返し、足の指はつりそうなほどに裏返る。
「く、く、来る、や、やぁああぁあっ!!」
そして絶頂――。
とろけるように熱くなった股の温度と、早鐘のように高鳴る心臓の鼓動を味わいながら、俺は絶え間ない絶頂の余韻に浸る。
ふわふわと体が宙に浮く感覚。自分の体が自分のものでないかのような、すべてが現実世界から隔離されてしまったかのような錯覚。
脚を動かそうにも全く力は入らず、腕や指さえも感覚を失いすぐに動かせそうな感じではない。
絶頂に至った時の興奮の度合いも凄いが、その後の余韻も長くて気持ちがいい。出したらそれで終わりだった男の時に比べると隔絶の感がある。
放心状態のまま肩でゆっくりと息をしながら、しばらくボーっと動画再生の終わったノートパソコンの画面を眺める。
さてイクだけイッたし、この後どうしようかね。
気持ちいいので正直言って他の作品でも何度でもオナれそうだけど、やり過ぎるとバカになるっていうしねっ!
にしても、少しだけ腹が減ったなぁ…って、あれ? エロい事したのに…。
まぁそうだよね…何となくそんな気がしてたよ、自慰じゃダメなんじゃないかなぁって。
俺はいったん思考を打ち切り、早速チャットレディ略してチャトレのサイトを調べることにした。
エロも大事だが、何はともあれまず必要なのは現金収入だ。
何故なら生活保護費の支給は窓口対応なので、今の俺が行っても恐らく無理だ。代理人を名乗るのも難しく、本人が受け取りいくことが前提だしな。
さらにこちらを自立させようとするケースワーカーとのやり取りも必要だったりで、手続きがとにかく面倒なんだ。
あいつら何かにつけて働け働けっていうんだよなぁ…俺みたいな存在自体がだらしのない人間が、不労所得の楽な生活に一回ハマったら自立なんて無理だって。
ちなみに俺が現金収入先としてチャトレを選んだ理由は至って簡単だ。
対面で相手をしないといけない水商売系の仕事は、はっきり言ってコミュ障の俺には難しい。
だが今の俺は容姿だけは規格外にいいのだから、コミュニケーションのハードルが低いチャトレでも十分集客は可能なはず。
それに本番行為も無しときているから、浩太のように間違っても相手が死ぬようなこともない。
まあ反面、直接体に触れるようなエッチができないと空腹感も満たされないようなので、その辺りは別途対策が必要なんだがな。
それからいくつかサイトを見て回って、募集要項に思わず舌打ちしてしまう。
「18歳以上であることを証明できる必要があるってことか…」
まぁ考えてみれば当然だよなぁ。まず色々不便なので俺は18歳という設定にしよう。高校生って言っても十分に通用しそうだけどな。
証明には運転免許証やパスポートなどの顔写真付きの公的な身分証が必要で、今の俺がそういったものを用意するのはハードルが高い。
見た目は明らかに女の子で体も女で間違いないのに、中年男だって言っても誰にも信じてもらえないよなぁ…。
いやまてよ。今は性転換の技術もかなり高いっていうからな…強引に性転換手術をしましたっ! とか言えば、誤魔化せないだろうか…。
よしそれで行こう。俺は男だ。どうだ文句あるか作戦で。
それで取得する身分証だが、運転免許証は金がないので取れない。パスポートは期限が切られちゃうから勿体ない。
……ん? 個人番号カード写真付きってのがあるな。
フムフム。なるほどこれはいけそうだ。今日は平日だし思い立ったが吉日だ。そうと決まれば区役所にレッツゴーだ! Let's go!スマイルさ!
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