152 / 209
第三章 幻獣魔王編
幻■魔■、五頭邪竜を成敗する
しおりを挟む
「勇者だとかいうドワーフの雑魚野郎にでもあの世で泣いて詫びとくんだな!」
「……あ?」
途端、ダーリアの雰囲気が変わった。
散々ドワーフや他の超竜達が貶されても全く心に荒波立たなかった彼女が。
ドワーフの勇者を貶されて、怒りを露わにした。
「……」
「お、おい、何を勝手に……!」
「いいから、早く」
「……っ。わ、分かった。けれどお前にはまだ色々言いたいことがあるんだから、勝手な真似はするなよ!」
ダーリアが手を上げると表彰会場となっていたスタート開始位置広場から一斉に避難していく。首長嫡男が抗議の声を上げるが、あまりのダーリアの迫力に気圧されて引き下がった。俺達も一旦離れるとしよう。
広場にはただ一人ダーリアだけが残る。表情を消した彼女はただオズヴァルトを見据えるのみ。小さなドワーフが大きなドラゴン相手に何を無茶な、と思うかもしれないが、あの場にいた者は口を揃えてこう言うだろう。ダーリアの方が遥かに存在感が大きかった、と。
「5つ」
「はぁ?」
「5つ数えている間に私の前から消えなさい。さもなければアンタを殺す」
「く、ははは! 面白え冗談だ!」
「5」
突然の処刑宣告にオズヴァルトは爆笑した。しかし笑うのも束の間だけ。次には怒りを爆発させて赤い首から熱線を吐き出した。
「馬鹿がよ! 死にやがれ!」
「マナシールド」
しかし、次の光景は一体誰が想像しただろうか。熱線はダーリアに届く前に彼女の周りを覆う障壁に阻まれてしまった。焼き尽くせたのは会場だけ。ダーリアには汗一つ流させないほど効果がなかった。
「アレはフォースシールドか?」
「いや、多分アレは防御魔法マナシールドだと思う」
「は? ドワーフの竜騎士なダーリアが何で?」
「あぁああっ!」
突然俺の耳元で遠くにいるはずだったティーナの声が聞こえてきた。とても慌てているのが声だけでも分かる。後で聞いたが風属性の遠距離通話魔法を使ってきたらしい。それほどティーナはこの瞬間誰かと話したかったようだ。
「ティーナか、どうした?」
「マナシールド見てやっと分かったぞ! アイツはうちが魔王とか呼ばれてた頃に味方してくれた悪魔元帥だ!」
「え? は?」
「理解出来ないかもしれないけれど、悪魔元帥が今ダーリアやってるのさ!」
何言ってんだコイツ、と思った俺は正常だ。それだけティーナの発言は意味不明だったからな。しかし後ほど振り返ればよく分かる。事実を最低限の言葉で説明したら確かにその通りだったと。
「3」
「はぁぁ!? ふざけんじゃねぇぞ! 大人しくくたばっとけよ!」
「ウォーターポール」
オズヴァルトが五つの首から次々と火、氷、風、雷、闇属性のブレスを放ったが、直前にダーリアは会場真下を流れる河の流れを操作し、巨大な水の柱を作り出した。多様な属性攻撃も大質量の水を突破できず、ダーリアには一切届かない。
「ああ~~っ!!」
「ちょ、今度はイレーネかよ。どうしたんだ?」
「あのウォーターポール、僕が魔王だった頃に海の魔物を率いてた深海棲后が良く使ってた!」
「は? どういうことだ?」
悪魔元帥に深海棲后だぁ? どういうことなんだ?
しかし考察してる時間なんて全く与えられなかった。
「1」
「お、俺様はドラゴンだ! 俺様達こそが世界最強の生物なんだぁぁ!」
「はあっ!」
オズヴァルト、五つの首から同時に属性攻撃のブレスを放った。渾身の一撃だっただろうそれは、奴とダーリアのちょうど中間地点で爆発四散した。ダーリアはただ大声を上げた、ただそれだけでヒドラの一撃を完璧に相殺したのだ。
「ド……ドラゴンブレス……」
「だよなー……やっぱアレはドラゴンブレスだよな! うちの目がおかしくなったわけじゃないよなー!」
「間違いない、今ダーリアはドラゴンブレスで攻撃を撃ち落としたよ!」
この場にいる誰もが信じられなかった。おそらく対峙するオズヴァルトすらも。
あの強大な力を持つドラゴンが小さなドワーフの小娘に手も足も出ない。
しかもドワーフとしてはあり得ない力を行使して正面から叩き潰したのだ。
そしてようやく俺にも彼女の正体が何なのか察しが付いた。
家族の怯え、ティーナやイレーネの発言、ドラゴンブレス、そして勇者への思い。
これらを総合するに、彼女は――。
「0。さあ、今こそ戻ってきなさい! 私の牙よ!」
雷がダーリアのすぐ前に落ちた。その場にいた一同はそう思ったことだろう。
実際には天から落ちてきたのだ。天を裂くほどの力がこもった漆黒の槍が。
魔王槍。ドワーフの勇者が残した傑作。そして幻獣魔王の牙。
ダーリアはそれを手にし、大きく体を捻った。端から見ていても分かるぐらい膨大な闘気が込められていくのが分かる。ダーリアが狙うはただ一人、ドワーフの勇者を見下したヒドラの若造だけだ。
「ひ、ひいいっ! お、お許しをぉぉ!」
恐怖と絶望に彩られたオズヴァルトは翼を翻して逃亡を図った。必死なのもあって大した加速度ではあるんだが、今更もう遅い。
「シューティング・メガフレア!」
ダーリアが放った魔王槍による投擲は一直線に進んでいきオズヴァルトへ命中。
大爆発、二つ目の太陽が現れたと思うほどの発光と熱風が俺達を襲う。
ようやく視界が戻ってきた頃にはオズヴァルトの姿は影も形もなかった。
どうやらチリ一つ残さず消滅したようだ。
「成敗、ってね」
他ならぬ幻獣魔王の一撃によって。
「……あ?」
途端、ダーリアの雰囲気が変わった。
散々ドワーフや他の超竜達が貶されても全く心に荒波立たなかった彼女が。
ドワーフの勇者を貶されて、怒りを露わにした。
「……」
「お、おい、何を勝手に……!」
「いいから、早く」
「……っ。わ、分かった。けれどお前にはまだ色々言いたいことがあるんだから、勝手な真似はするなよ!」
ダーリアが手を上げると表彰会場となっていたスタート開始位置広場から一斉に避難していく。首長嫡男が抗議の声を上げるが、あまりのダーリアの迫力に気圧されて引き下がった。俺達も一旦離れるとしよう。
広場にはただ一人ダーリアだけが残る。表情を消した彼女はただオズヴァルトを見据えるのみ。小さなドワーフが大きなドラゴン相手に何を無茶な、と思うかもしれないが、あの場にいた者は口を揃えてこう言うだろう。ダーリアの方が遥かに存在感が大きかった、と。
「5つ」
「はぁ?」
「5つ数えている間に私の前から消えなさい。さもなければアンタを殺す」
「く、ははは! 面白え冗談だ!」
「5」
突然の処刑宣告にオズヴァルトは爆笑した。しかし笑うのも束の間だけ。次には怒りを爆発させて赤い首から熱線を吐き出した。
「馬鹿がよ! 死にやがれ!」
「マナシールド」
しかし、次の光景は一体誰が想像しただろうか。熱線はダーリアに届く前に彼女の周りを覆う障壁に阻まれてしまった。焼き尽くせたのは会場だけ。ダーリアには汗一つ流させないほど効果がなかった。
「アレはフォースシールドか?」
「いや、多分アレは防御魔法マナシールドだと思う」
「は? ドワーフの竜騎士なダーリアが何で?」
「あぁああっ!」
突然俺の耳元で遠くにいるはずだったティーナの声が聞こえてきた。とても慌てているのが声だけでも分かる。後で聞いたが風属性の遠距離通話魔法を使ってきたらしい。それほどティーナはこの瞬間誰かと話したかったようだ。
「ティーナか、どうした?」
「マナシールド見てやっと分かったぞ! アイツはうちが魔王とか呼ばれてた頃に味方してくれた悪魔元帥だ!」
「え? は?」
「理解出来ないかもしれないけれど、悪魔元帥が今ダーリアやってるのさ!」
何言ってんだコイツ、と思った俺は正常だ。それだけティーナの発言は意味不明だったからな。しかし後ほど振り返ればよく分かる。事実を最低限の言葉で説明したら確かにその通りだったと。
「3」
「はぁぁ!? ふざけんじゃねぇぞ! 大人しくくたばっとけよ!」
「ウォーターポール」
オズヴァルトが五つの首から次々と火、氷、風、雷、闇属性のブレスを放ったが、直前にダーリアは会場真下を流れる河の流れを操作し、巨大な水の柱を作り出した。多様な属性攻撃も大質量の水を突破できず、ダーリアには一切届かない。
「ああ~~っ!!」
「ちょ、今度はイレーネかよ。どうしたんだ?」
「あのウォーターポール、僕が魔王だった頃に海の魔物を率いてた深海棲后が良く使ってた!」
「は? どういうことだ?」
悪魔元帥に深海棲后だぁ? どういうことなんだ?
しかし考察してる時間なんて全く与えられなかった。
「1」
「お、俺様はドラゴンだ! 俺様達こそが世界最強の生物なんだぁぁ!」
「はあっ!」
オズヴァルト、五つの首から同時に属性攻撃のブレスを放った。渾身の一撃だっただろうそれは、奴とダーリアのちょうど中間地点で爆発四散した。ダーリアはただ大声を上げた、ただそれだけでヒドラの一撃を完璧に相殺したのだ。
「ド……ドラゴンブレス……」
「だよなー……やっぱアレはドラゴンブレスだよな! うちの目がおかしくなったわけじゃないよなー!」
「間違いない、今ダーリアはドラゴンブレスで攻撃を撃ち落としたよ!」
この場にいる誰もが信じられなかった。おそらく対峙するオズヴァルトすらも。
あの強大な力を持つドラゴンが小さなドワーフの小娘に手も足も出ない。
しかもドワーフとしてはあり得ない力を行使して正面から叩き潰したのだ。
そしてようやく俺にも彼女の正体が何なのか察しが付いた。
家族の怯え、ティーナやイレーネの発言、ドラゴンブレス、そして勇者への思い。
これらを総合するに、彼女は――。
「0。さあ、今こそ戻ってきなさい! 私の牙よ!」
雷がダーリアのすぐ前に落ちた。その場にいた一同はそう思ったことだろう。
実際には天から落ちてきたのだ。天を裂くほどの力がこもった漆黒の槍が。
魔王槍。ドワーフの勇者が残した傑作。そして幻獣魔王の牙。
ダーリアはそれを手にし、大きく体を捻った。端から見ていても分かるぐらい膨大な闘気が込められていくのが分かる。ダーリアが狙うはただ一人、ドワーフの勇者を見下したヒドラの若造だけだ。
「ひ、ひいいっ! お、お許しをぉぉ!」
恐怖と絶望に彩られたオズヴァルトは翼を翻して逃亡を図った。必死なのもあって大した加速度ではあるんだが、今更もう遅い。
「シューティング・メガフレア!」
ダーリアが放った魔王槍による投擲は一直線に進んでいきオズヴァルトへ命中。
大爆発、二つ目の太陽が現れたと思うほどの発光と熱風が俺達を襲う。
ようやく視界が戻ってきた頃にはオズヴァルトの姿は影も形もなかった。
どうやらチリ一つ残さず消滅したようだ。
「成敗、ってね」
他ならぬ幻獣魔王の一撃によって。
1
お気に入りに追加
98
あなたにおすすめの小説

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる