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第三章 幻獣魔王編
戦鎚聖騎士、超竜騎兵の首を落とす
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「どうしたのさアントーニオ。君ならもっと速く飛べたでしょう」
いよいよドラゴンライダーもどきとの一騎打ちとなった。気を引き締めて距離を詰めていく中、イレーネが超竜に語りかけたではないか。一方のアントーニオと呼ばれた敵側もドラゴンの頭をこちらへと向けてくる。
「黒鎧魔王殿……復活していたのか」
なんとアントーニオが返事してきた。一部のドラゴンは人類や悪魔より遥かに高い知性を持つとまで言われているけれど、ドラゴンの姿のまま人語を喋れるのか。声帯はどうなってんだ? それとも風の魔法のちょっとした応用か?
「イレーネ、と呼んでほしいね。今の僕と『僕』は一心同体だから」
「なるほど、あれから勝ったのは勇者ではなく貴公の方だったか」
どうやらこのアントーニオとイレーネは顔見知りらしい。まあドラゴンは長命だからイレーネの時代から生きていても不思議じゃない。
とはいえ、親しげな会話ではないのは互いの口調から分かった。
「それで、蘇ったかつての魔王が我に何の用だ? まさか我らに剣を向けるのか?」
「そのまさかだけれど?」
「愚かな。いかにかつて魔王を名乗っていようと我らドラゴンを従えられると思っているのか?」
「だって君たち、僕より弱いじゃん」
「何……?」
「僕だけじゃない。歴代の魔王はドラゴンより強かったから魔王になった。幻獣魔王を崇め奉ってたから魔王の座に興味が無かった? そんなの言い訳でしょうよ」
「貴様、我らを愚弄するか」
「事実さ。それを今日証明しようじゃないか」
アントーニオの口から巨大な雷が放たれた。予備動作があったから何とかフォースシールドの展開が間に合い、障壁で受け止め……って激しい! 反射してやろうと思ったけれど無理。仕方なく大半を後方に散らしていなした。
その隙にアーマードワームはアントーニオに肉薄し、爪を振り下ろす。アントーニオは身体を翻して爪で受け止め、逆の手を振りかぶった。振り上げられた爪をアーマードワームが逆の腕で受け止める。鎧が軋む音がとてもうるさい。
アーマードワームとアントーニオがもみ合いになった。爪、足、牙、翼とあらゆる部位で攻撃と防御を応酬させる。その間も飛行は安定しているのがさすがドラゴンと言った感じだが、上下左右に振り回される俺は落ちないようにするのが精一杯だ。
「幻獣魔王を崇拝する超竜軍は常に中立だっただろ! リビングアーマーの僕やブラッドエルフのティーナが魔王になったって忠実に従ってくれてた! なのにどうして今更新たな魔王に歯向かうのさ!?」
「知れたことを! ドラゴンとて千年を生きられる者は稀だ。我らの王の帰還を諦める若造が大半を占めるようになるのも道理だろう!」
「帰還? 何を言っているのさ! ドワーフの勇者に負けた幻獣魔王がその後表舞台から消えたのは知ってるけれど、まだ生きているのか!?」
「我らの王は我らドラゴンを見捨てたのだ! がらんどうな鎧風情の貴様に我らの絶望は分かるまい!」
一進一退の攻防を繰り広げている間、イレーネとアントーニオが言い争う。どうやら幻獣魔王について俺も知らない情報を知っていることを前提に喋りあってるせいか、半分ほど理解出来んな。
えっと、整理しよう。天空の覇者だった幻獣魔王がこの渓谷でドワーフの勇者に一騎打ちの末に敗れ、勇者の健闘を讃えて幻獣魔王は退散。その後幻獣魔王は姿を見せていない。ドラゴン達はその後も幻獣魔王を敬っていたけれど、時代を重ねた今になってその威光も薄れた。手始めに古の屈辱を晴らすためにここに攻め込んだ。ここで勝利して幻獣魔王を過去の存在とするために。
「見捨てたってどういうことさ!?」
「我らの王は自決したのだ! より強い存在となって帰ってくると言い残して!」
「「!!?」」
俺は驚愕し、イレーネは息を呑んだ。
アントーニオの言葉には恨みや憎しみが込められていて、幻獣魔王に対して相当負の感情を抱いているのが伝わってくる。
「自決? 幻獣魔王が?」
「我らの王が何をお考えになってそうなさったかは分からん。我らは最後のお言葉を信じてきた。子、孫にも伝えてきた。しかし限界だ。それを敗者の世迷い言と解釈する者が増えたのも時代の流れだろう」
「それでもまだ当時を知る君やシルヴェリオがいるでしょう! なのにどうして君たちまで若い世代と同調したのさ!?」
「疲れた。諦めたのだ。言っただろう。絶望したのだ、とな」
そうこうしているうちにレースも終盤に差し掛かった。あと一つコーナーを抜ければゴールまでは一直線。それまでに勝負を決めなければこいつがグランプリに出場することになり、シルヴェリオと共にドワーフを蹂躙するだろう。
「これは試練なのだ。邪魔をするなら貴公とて容赦は――」
「そんなの俺が知るかぁぁ!」
正直ドラゴン共の事情なんてどうでもいい。結局のところは超竜軍が攻め込んできて多くの犠牲者を出しているのが事実。そんな横暴を黙って見過ごせるか。ドワーフ圏だろうが関係ないね。
俺はアーマードワームの背中を駆け出した。エルフの大森林でもやった足裏がくっつく闘気術を発動させて振り落とされないようにしつつ。多分普段の身体能力だったらまず無理な芸当だから魔王鎧様々だな。
そんな俺に呼応するようにアーマードワームが敵の爪をその身に受けつつも牙をアントーニオの首に突き立てた。振りほどこうと翼を広げるがもう遅い。俺は既にアーマードワームの首を伝って頭頂で魔王剣を振りかぶっている。
「ハードスラッシュ!」
魔王剣一閃。
アントーニオの首を漆黒の剣が滑っていき、次には血しぶきをあげながらアントーニオの頭部がずり落ちていった。力を失ったアントーニオの身体をアーマードワームが蹴り落とし、巨体が滝のような水しぶきを上げながら河へと落ちていった。
意外なことにさんざん好き放題したのに観客から歓声で出迎えられたので、魔王剣を掲げて答えてやる。なるほど、これがレースでの勝利か。悪くない。竜乗り達がグランプリの勝利を目指すのも実感出来るな。
こうして対戦相手を全て片付けた俺達は一位でゴールテープを切り、本戦出場の切符を手に入れたのだった。
いよいよドラゴンライダーもどきとの一騎打ちとなった。気を引き締めて距離を詰めていく中、イレーネが超竜に語りかけたではないか。一方のアントーニオと呼ばれた敵側もドラゴンの頭をこちらへと向けてくる。
「黒鎧魔王殿……復活していたのか」
なんとアントーニオが返事してきた。一部のドラゴンは人類や悪魔より遥かに高い知性を持つとまで言われているけれど、ドラゴンの姿のまま人語を喋れるのか。声帯はどうなってんだ? それとも風の魔法のちょっとした応用か?
「イレーネ、と呼んでほしいね。今の僕と『僕』は一心同体だから」
「なるほど、あれから勝ったのは勇者ではなく貴公の方だったか」
どうやらこのアントーニオとイレーネは顔見知りらしい。まあドラゴンは長命だからイレーネの時代から生きていても不思議じゃない。
とはいえ、親しげな会話ではないのは互いの口調から分かった。
「それで、蘇ったかつての魔王が我に何の用だ? まさか我らに剣を向けるのか?」
「そのまさかだけれど?」
「愚かな。いかにかつて魔王を名乗っていようと我らドラゴンを従えられると思っているのか?」
「だって君たち、僕より弱いじゃん」
「何……?」
「僕だけじゃない。歴代の魔王はドラゴンより強かったから魔王になった。幻獣魔王を崇め奉ってたから魔王の座に興味が無かった? そんなの言い訳でしょうよ」
「貴様、我らを愚弄するか」
「事実さ。それを今日証明しようじゃないか」
アントーニオの口から巨大な雷が放たれた。予備動作があったから何とかフォースシールドの展開が間に合い、障壁で受け止め……って激しい! 反射してやろうと思ったけれど無理。仕方なく大半を後方に散らしていなした。
その隙にアーマードワームはアントーニオに肉薄し、爪を振り下ろす。アントーニオは身体を翻して爪で受け止め、逆の手を振りかぶった。振り上げられた爪をアーマードワームが逆の腕で受け止める。鎧が軋む音がとてもうるさい。
アーマードワームとアントーニオがもみ合いになった。爪、足、牙、翼とあらゆる部位で攻撃と防御を応酬させる。その間も飛行は安定しているのがさすがドラゴンと言った感じだが、上下左右に振り回される俺は落ちないようにするのが精一杯だ。
「幻獣魔王を崇拝する超竜軍は常に中立だっただろ! リビングアーマーの僕やブラッドエルフのティーナが魔王になったって忠実に従ってくれてた! なのにどうして今更新たな魔王に歯向かうのさ!?」
「知れたことを! ドラゴンとて千年を生きられる者は稀だ。我らの王の帰還を諦める若造が大半を占めるようになるのも道理だろう!」
「帰還? 何を言っているのさ! ドワーフの勇者に負けた幻獣魔王がその後表舞台から消えたのは知ってるけれど、まだ生きているのか!?」
「我らの王は我らドラゴンを見捨てたのだ! がらんどうな鎧風情の貴様に我らの絶望は分かるまい!」
一進一退の攻防を繰り広げている間、イレーネとアントーニオが言い争う。どうやら幻獣魔王について俺も知らない情報を知っていることを前提に喋りあってるせいか、半分ほど理解出来んな。
えっと、整理しよう。天空の覇者だった幻獣魔王がこの渓谷でドワーフの勇者に一騎打ちの末に敗れ、勇者の健闘を讃えて幻獣魔王は退散。その後幻獣魔王は姿を見せていない。ドラゴン達はその後も幻獣魔王を敬っていたけれど、時代を重ねた今になってその威光も薄れた。手始めに古の屈辱を晴らすためにここに攻め込んだ。ここで勝利して幻獣魔王を過去の存在とするために。
「見捨てたってどういうことさ!?」
「我らの王は自決したのだ! より強い存在となって帰ってくると言い残して!」
「「!!?」」
俺は驚愕し、イレーネは息を呑んだ。
アントーニオの言葉には恨みや憎しみが込められていて、幻獣魔王に対して相当負の感情を抱いているのが伝わってくる。
「自決? 幻獣魔王が?」
「我らの王が何をお考えになってそうなさったかは分からん。我らは最後のお言葉を信じてきた。子、孫にも伝えてきた。しかし限界だ。それを敗者の世迷い言と解釈する者が増えたのも時代の流れだろう」
「それでもまだ当時を知る君やシルヴェリオがいるでしょう! なのにどうして君たちまで若い世代と同調したのさ!?」
「疲れた。諦めたのだ。言っただろう。絶望したのだ、とな」
そうこうしているうちにレースも終盤に差し掛かった。あと一つコーナーを抜ければゴールまでは一直線。それまでに勝負を決めなければこいつがグランプリに出場することになり、シルヴェリオと共にドワーフを蹂躙するだろう。
「これは試練なのだ。邪魔をするなら貴公とて容赦は――」
「そんなの俺が知るかぁぁ!」
正直ドラゴン共の事情なんてどうでもいい。結局のところは超竜軍が攻め込んできて多くの犠牲者を出しているのが事実。そんな横暴を黙って見過ごせるか。ドワーフ圏だろうが関係ないね。
俺はアーマードワームの背中を駆け出した。エルフの大森林でもやった足裏がくっつく闘気術を発動させて振り落とされないようにしつつ。多分普段の身体能力だったらまず無理な芸当だから魔王鎧様々だな。
そんな俺に呼応するようにアーマードワームが敵の爪をその身に受けつつも牙をアントーニオの首に突き立てた。振りほどこうと翼を広げるがもう遅い。俺は既にアーマードワームの首を伝って頭頂で魔王剣を振りかぶっている。
「ハードスラッシュ!」
魔王剣一閃。
アントーニオの首を漆黒の剣が滑っていき、次には血しぶきをあげながらアントーニオの頭部がずり落ちていった。力を失ったアントーニオの身体をアーマードワームが蹴り落とし、巨体が滝のような水しぶきを上げながら河へと落ちていった。
意外なことにさんざん好き放題したのに観客から歓声で出迎えられたので、魔王剣を掲げて答えてやる。なるほど、これがレースでの勝利か。悪くない。竜乗り達がグランプリの勝利を目指すのも実感出来るな。
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