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夏季休暇
テルミドール⑧・瀕死の真相
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「母上!」
疲れがあふれ出てきて椅子にもたれかかろうとしていたわたしの耳にそんな必死な声が入って来た。直後、部屋の扉が勢いよく開かれて、アルテュール様が入室してくる。廊下を走ったのか早歩きしたのか、うっすらと汗がにじみ出ていて息が上がっている。妙に色っぽい。
アルテュール様は大喜びするお母様やアランソン夫人の脇を通り過ぎ、わたしやジャンヌには目もくれず、一目散にイングリド様に駆け寄った。両手でイングリド様の肩を掴んで様子を窺い、無事な事を確認してほっと胸をなで下ろした。
「……ジャンヌ様、カトリーヌさん。母上に一体何をしていたんですか?」
イングリド様を起こすまいとゆっくりと離れたアルテュール様は、今度はわたし達の方を睨みつけてきた。透き通った声は震える程低くて、宝玉のような輝きの目は切れのいい刃物のように鋭くさせ、端正な顔は怒りで歪んでいた。
憤怒、と言うより殺意を抱いていると感じるぐらいの豹変ぶりだ。
「あら、私はただ容体が思わしくないイングリド様に魔法を施しただけです。噂ぐらいお聞きしていると思いますが、私は主より光の奇蹟を授かっていますので」
そんなアルテュール様の念をジャンヌは涼風同然に受け流しつつ微笑を絶やさない。数々の破滅で数多の人から悪意と欲望を受けてきたジャンヌにとってたかが公爵令嬢一人の怨みは全く堪えないってわけか。むしろ折角助けてやったのになんだその態度はって怒らなかっただけ礼儀正しい大人の態度とも言える。
けれど、アルテュール様は母親の命の恩人になった筈のジャンヌに対して感謝を抱くばかりか、ジャンヌを睨みつけたままイングリド様を庇うようにわたし達の前に立ちはだかった。もう指一本触れさせまいとの決意の現れのように。
「……出て行って下さい」
「あら、折角遠路はるばるお見舞いに来た客人を無碍にあしらうんです?」
「もう一度だけ言います。出て行って下さい。母には私がいますから」
明確な拒絶だった。それも仕方がないのかもしれない。だってアルテュール様には長い間イングリド様しかいなかった。周囲は誰一人として最愛の母親を救おうとしなかった。死の淵に瀕している状況で何を今更のこのこ現れたんだって憤りが強いんでしょう。
ジャンヌはあきれ果てたのか肩を竦め、お母様はアランソン夫人と小声で会話をした上で寂しげに頷いていた。ジャンヌはイングリド様にアルテュール様に興味を失ったのか、「行きましょう」と単調にわたしに呼びかけながら踵を返して部屋の出口へと足を進める。
けれどわたしは、逆にアルテュール様に詰め寄った。
「アルテュール様。ジャンヌにありがとうの一言ぐらいあってもいいんじゃあないですか?」
だって頭に来たからだ。感謝も無しに追い払うなんて。
アルテュール様だってさっき確認して分かったでしょうよ。イングリド様の容体が改善しているって。確かに今は微細な変化しかないから一時的なものだって疑う気持ちは分かるけれど、それにしたってあんまりだと思う。
だって、ジャンヌの想いを踏み躙っているみたいで腹が立つんだもの。もしかしたらイングリド様を助けたせいで自分に破滅が降りかかってくるかもしれないんだよ? 別にアルテュール様から感謝されたかったから救ったわけじゃあない。それでも許せないものは許せない。
「……私にはジャンヌ様が何をしていたのか分かりませんから。感謝の意を述べるのは早いかと」
「結果がどうでも助けたいって気持ちは一緒です。なのに追い払おうとするなんて酷いと思います」
「カトリーヌさんに何が分かるって言うんですか? その気持ちはありがたいですけれど、願っていたら母は快方に向かうんですか? 余計な真似をして悪化したなら……!」
「悪化? 光の魔法は神から授けられる奇蹟、人を害するなんてありえません!」
水属性魔法が逆効果で命を落としただろう『双子座』でも、光の奇蹟で亡くなりかけた今回も、止めにはなったかもしれなくたって間接的要因でしかない。死に結びついた真因は、それらを受け付けなくさせていた……。
「イングリド様がここまで衰弱したのはアルテュール様のせいでもあるのに――!」
――闇の魔法のせいなのに!
非難を言い放ってようやくわたしは我に帰れた。決して語るまいと思っていた真相は昂っていたからか口から滑り出していた。
慌てて口を塞いでももう遅かった。聞かれた。聞かれてしまった。よりによって一番知って欲しくなかったアルテュール様に。
アルテュール様は目を見開いて呆然とする。やがてふらつきながらもこちらに迫り、わたしの肩を両手で掴んだ。様々な想いがぐるぐると頭の中を駆け巡っているのか、強く握ってきていて思わず悲鳴を上げそうになるぐらい痛かった。痣が出来そうだな。
「何を、言っているんですか……? 母上が死にかけているのが、私のせい?」
「……残念ながら、アルテュール様のせいでもあります」
ここまで来ちゃった以上は暴露するしかない。設定を語っているようだから没にしたので『双子座』でも明かされなかった真実。私のとある疑問に対する一つの答え。それは、アルテュール様にとっては非常に残酷だ。
「アルテュール様はご自分の容姿を鏡の前でじっくり眺めた経験はありますか? 控えめに言っても整っていますよね?」
「……母上から譲り受けた見た目には誇りを持っていますし感謝しています。ですから別に美しくても醜くても私にとってはどうでもいいですよ」
「じゃあわたしはどうです? ジャンヌやお母……奥方様と比べて」
「お二人に良く似て可愛らしいですし綺麗でもありますが、一体それに何の関係が……」
とまで呟いてアルテュール様も気付いたようだ。その本来決してありえない事実に。
どうしてアルテュール様が若い頃のイングリド様に似ているのか? どうしてわたしはジャンヌと瓜二つなのか? 血の繋がりがそうさせたのは勿論ある。けれど、それはあくまで良く寝て良く育った場合の話でしょう。
わたし達が果たして貴族のご令嬢方と遜色ない容姿になれる環境だった? かろうじて食い繋ぐ程度だったわたしが? 日射しの無い部屋で監禁生活を送っていたアルテュール様が? 食事の栄養価も適切な運動も美容とか教育とか、美しくなれる贅沢さとは無縁だったでしょう?
乙女ゲーの登場人物だから容姿端麗は当然? ゲームではそんなご都合主義が許されてもここはわたし達が生きる現実世界なんだ。わたしがちょっとの工夫程度でジャンヌに見間違うほどになれたのも、アルテュール様が初登場から見麗しいのも理由があって結果に至っただけだ。
送っていた日常から外見に結びつかないんだとしたら、外的要因があったに他ならない。
「奪っていたんですよ。闇の魔法で、周囲の人達の生命力を」
命の危機に瀕する度に無意識のうちに家族だったり近所だったりから活力を奪って繋ぎ止める。それがやがては周囲を糧として己が輝く邪法に転換したんだ。性質が悪いのは自動発動しているせいで当の本人が気付けない辺りか。
……もしかしたらずっと過ごしてきた貧民街で横切った物乞いの老人とか身体を横にした女性とかからも、わたしは貪っていたかもしれない。お母さんや妹が風邪で倒れた時もわたしが悪影響を及ぼしていたかもしれない。
もし私の知識が無いままで自分の闇を認識出来てなかったら……どうなっていただろう?
わたしの場合はまだいい。貧民街と言えども王都、多くの人がいたから効果は分散されて個人個人の負担は和らいでいる。
けれどアルテュール様の場合、奪う対象は片時も離れなかったイングリド様の他には周囲にいなかった。だから、イングリド様を齧って成長してきたようなものなんだ。
わたしは正直前世の自分、つまり私を恨みたい。私は登場人物のキャラを深めようって重苦しい過去を背負わせた過去の自分を殴りたい。私にとっては単にタイピングして綴る文章でも、今この世界を生きるわたしやアルテュール様にとっては現実なのに。
「わ、たしが、母上の……?」
アルテュール様の絶望に彩られた顔からはそんな自責の念しか思い浮かばなかった。
「……イングリド様を蝕んでいた闇の魔法はわたしが打ち消しました。既に自分が担う闇を認識しているアルテュール様がこれ以上イングリド様に悪影響を及ぼす心配はないと思います」
「嘘だ、そんな、私が……!」
「どうかこれからもイングリド様を大事になさってください。それがわたし達からの心からの願いです」
わたしは深々と頭を下げた。カーテシーではなく手を前に持ってきてのお辞儀だ。それから踵を返してわたし達のやりとりを見つめていたジャンヌの方へと歩み寄る。ジャンヌは「ふぅん」と呻るとわたしへ軽く肩をぶつけてきた。
「成程、食生活も美容も全然違ったのにこう私のままなのはそんな理由があったのね」
「……そんな褒められた手段じゃあないよ。知らない間にお母さん達を苦しめていたなんて、自己嫌悪するぐらい」
「いいじゃないの。過去があって今のカトリーヌがいるんだもの。嘆くぐらいならさっさと悔い改めて前を向いた方がよっぽど建設的でしょう」
「……そうだね。ジャンヌが言うと凄く説得力があるかな」
「んもう、一言余計よっ」
もうこれ以上この部屋にいても仕方がないのでわたし達は退室する。イングリド様に縋りついて泣き崩れるアルテュール様を視界の端に捉えながら。
疲れがあふれ出てきて椅子にもたれかかろうとしていたわたしの耳にそんな必死な声が入って来た。直後、部屋の扉が勢いよく開かれて、アルテュール様が入室してくる。廊下を走ったのか早歩きしたのか、うっすらと汗がにじみ出ていて息が上がっている。妙に色っぽい。
アルテュール様は大喜びするお母様やアランソン夫人の脇を通り過ぎ、わたしやジャンヌには目もくれず、一目散にイングリド様に駆け寄った。両手でイングリド様の肩を掴んで様子を窺い、無事な事を確認してほっと胸をなで下ろした。
「……ジャンヌ様、カトリーヌさん。母上に一体何をしていたんですか?」
イングリド様を起こすまいとゆっくりと離れたアルテュール様は、今度はわたし達の方を睨みつけてきた。透き通った声は震える程低くて、宝玉のような輝きの目は切れのいい刃物のように鋭くさせ、端正な顔は怒りで歪んでいた。
憤怒、と言うより殺意を抱いていると感じるぐらいの豹変ぶりだ。
「あら、私はただ容体が思わしくないイングリド様に魔法を施しただけです。噂ぐらいお聞きしていると思いますが、私は主より光の奇蹟を授かっていますので」
そんなアルテュール様の念をジャンヌは涼風同然に受け流しつつ微笑を絶やさない。数々の破滅で数多の人から悪意と欲望を受けてきたジャンヌにとってたかが公爵令嬢一人の怨みは全く堪えないってわけか。むしろ折角助けてやったのになんだその態度はって怒らなかっただけ礼儀正しい大人の態度とも言える。
けれど、アルテュール様は母親の命の恩人になった筈のジャンヌに対して感謝を抱くばかりか、ジャンヌを睨みつけたままイングリド様を庇うようにわたし達の前に立ちはだかった。もう指一本触れさせまいとの決意の現れのように。
「……出て行って下さい」
「あら、折角遠路はるばるお見舞いに来た客人を無碍にあしらうんです?」
「もう一度だけ言います。出て行って下さい。母には私がいますから」
明確な拒絶だった。それも仕方がないのかもしれない。だってアルテュール様には長い間イングリド様しかいなかった。周囲は誰一人として最愛の母親を救おうとしなかった。死の淵に瀕している状況で何を今更のこのこ現れたんだって憤りが強いんでしょう。
ジャンヌはあきれ果てたのか肩を竦め、お母様はアランソン夫人と小声で会話をした上で寂しげに頷いていた。ジャンヌはイングリド様にアルテュール様に興味を失ったのか、「行きましょう」と単調にわたしに呼びかけながら踵を返して部屋の出口へと足を進める。
けれどわたしは、逆にアルテュール様に詰め寄った。
「アルテュール様。ジャンヌにありがとうの一言ぐらいあってもいいんじゃあないですか?」
だって頭に来たからだ。感謝も無しに追い払うなんて。
アルテュール様だってさっき確認して分かったでしょうよ。イングリド様の容体が改善しているって。確かに今は微細な変化しかないから一時的なものだって疑う気持ちは分かるけれど、それにしたってあんまりだと思う。
だって、ジャンヌの想いを踏み躙っているみたいで腹が立つんだもの。もしかしたらイングリド様を助けたせいで自分に破滅が降りかかってくるかもしれないんだよ? 別にアルテュール様から感謝されたかったから救ったわけじゃあない。それでも許せないものは許せない。
「……私にはジャンヌ様が何をしていたのか分かりませんから。感謝の意を述べるのは早いかと」
「結果がどうでも助けたいって気持ちは一緒です。なのに追い払おうとするなんて酷いと思います」
「カトリーヌさんに何が分かるって言うんですか? その気持ちはありがたいですけれど、願っていたら母は快方に向かうんですか? 余計な真似をして悪化したなら……!」
「悪化? 光の魔法は神から授けられる奇蹟、人を害するなんてありえません!」
水属性魔法が逆効果で命を落としただろう『双子座』でも、光の奇蹟で亡くなりかけた今回も、止めにはなったかもしれなくたって間接的要因でしかない。死に結びついた真因は、それらを受け付けなくさせていた……。
「イングリド様がここまで衰弱したのはアルテュール様のせいでもあるのに――!」
――闇の魔法のせいなのに!
非難を言い放ってようやくわたしは我に帰れた。決して語るまいと思っていた真相は昂っていたからか口から滑り出していた。
慌てて口を塞いでももう遅かった。聞かれた。聞かれてしまった。よりによって一番知って欲しくなかったアルテュール様に。
アルテュール様は目を見開いて呆然とする。やがてふらつきながらもこちらに迫り、わたしの肩を両手で掴んだ。様々な想いがぐるぐると頭の中を駆け巡っているのか、強く握ってきていて思わず悲鳴を上げそうになるぐらい痛かった。痣が出来そうだな。
「何を、言っているんですか……? 母上が死にかけているのが、私のせい?」
「……残念ながら、アルテュール様のせいでもあります」
ここまで来ちゃった以上は暴露するしかない。設定を語っているようだから没にしたので『双子座』でも明かされなかった真実。私のとある疑問に対する一つの答え。それは、アルテュール様にとっては非常に残酷だ。
「アルテュール様はご自分の容姿を鏡の前でじっくり眺めた経験はありますか? 控えめに言っても整っていますよね?」
「……母上から譲り受けた見た目には誇りを持っていますし感謝しています。ですから別に美しくても醜くても私にとってはどうでもいいですよ」
「じゃあわたしはどうです? ジャンヌやお母……奥方様と比べて」
「お二人に良く似て可愛らしいですし綺麗でもありますが、一体それに何の関係が……」
とまで呟いてアルテュール様も気付いたようだ。その本来決してありえない事実に。
どうしてアルテュール様が若い頃のイングリド様に似ているのか? どうしてわたしはジャンヌと瓜二つなのか? 血の繋がりがそうさせたのは勿論ある。けれど、それはあくまで良く寝て良く育った場合の話でしょう。
わたし達が果たして貴族のご令嬢方と遜色ない容姿になれる環境だった? かろうじて食い繋ぐ程度だったわたしが? 日射しの無い部屋で監禁生活を送っていたアルテュール様が? 食事の栄養価も適切な運動も美容とか教育とか、美しくなれる贅沢さとは無縁だったでしょう?
乙女ゲーの登場人物だから容姿端麗は当然? ゲームではそんなご都合主義が許されてもここはわたし達が生きる現実世界なんだ。わたしがちょっとの工夫程度でジャンヌに見間違うほどになれたのも、アルテュール様が初登場から見麗しいのも理由があって結果に至っただけだ。
送っていた日常から外見に結びつかないんだとしたら、外的要因があったに他ならない。
「奪っていたんですよ。闇の魔法で、周囲の人達の生命力を」
命の危機に瀕する度に無意識のうちに家族だったり近所だったりから活力を奪って繋ぎ止める。それがやがては周囲を糧として己が輝く邪法に転換したんだ。性質が悪いのは自動発動しているせいで当の本人が気付けない辺りか。
……もしかしたらずっと過ごしてきた貧民街で横切った物乞いの老人とか身体を横にした女性とかからも、わたしは貪っていたかもしれない。お母さんや妹が風邪で倒れた時もわたしが悪影響を及ぼしていたかもしれない。
もし私の知識が無いままで自分の闇を認識出来てなかったら……どうなっていただろう?
わたしの場合はまだいい。貧民街と言えども王都、多くの人がいたから効果は分散されて個人個人の負担は和らいでいる。
けれどアルテュール様の場合、奪う対象は片時も離れなかったイングリド様の他には周囲にいなかった。だから、イングリド様を齧って成長してきたようなものなんだ。
わたしは正直前世の自分、つまり私を恨みたい。私は登場人物のキャラを深めようって重苦しい過去を背負わせた過去の自分を殴りたい。私にとっては単にタイピングして綴る文章でも、今この世界を生きるわたしやアルテュール様にとっては現実なのに。
「わ、たしが、母上の……?」
アルテュール様の絶望に彩られた顔からはそんな自責の念しか思い浮かばなかった。
「……イングリド様を蝕んでいた闇の魔法はわたしが打ち消しました。既に自分が担う闇を認識しているアルテュール様がこれ以上イングリド様に悪影響を及ぼす心配はないと思います」
「嘘だ、そんな、私が……!」
「どうかこれからもイングリド様を大事になさってください。それがわたし達からの心からの願いです」
わたしは深々と頭を下げた。カーテシーではなく手を前に持ってきてのお辞儀だ。それから踵を返してわたし達のやりとりを見つめていたジャンヌの方へと歩み寄る。ジャンヌは「ふぅん」と呻るとわたしへ軽く肩をぶつけてきた。
「成程、食生活も美容も全然違ったのにこう私のままなのはそんな理由があったのね」
「……そんな褒められた手段じゃあないよ。知らない間にお母さん達を苦しめていたなんて、自己嫌悪するぐらい」
「いいじゃないの。過去があって今のカトリーヌがいるんだもの。嘆くぐらいならさっさと悔い改めて前を向いた方がよっぽど建設的でしょう」
「……そうだね。ジャンヌが言うと凄く説得力があるかな」
「んもう、一言余計よっ」
もうこれ以上この部屋にいても仕方がないのでわたし達は退室する。イングリド様に縋りついて泣き崩れるアルテュール様を視界の端に捉えながら。
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