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Season 2 キャサリン・ランカスター
処刑まであと30日(後)
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こりゃ駄目だ、と見切りをつけた私はさっさと両親に現状を打ち明けた。そしたらお父様もお母様も私を案じてくれて、早速婚約解消に向けて動いてくれた。実は貴族の娘として生まれた者の義務だ、とか怒鳴られるかとも思ってたから、素直に嬉しかった。
ところが、よ。王家はあろうことか侯爵家の願いをあっさり退けてきたのよ。
しかも、身分差を超えた交流は学生時代にしか出来ないから貴重な経験をしている、シャーロットとは男女の付き合いではないから心配のし過ぎ、もっとフィリップ様を信じてやれ、とか理解不能な理由を並べられたわ。
王家の中でシャーロットに対して危機感を抱いていたのが、あろうことか第一王女のエリザベス様だけ、という体たらく。これがあの処刑騒動を乗り越えた王家の成れの果てか、みたいな嘆きを帰りの馬車でお父様達としたものよ。
フィリップ様のシャーロットへの入れ込みようは段々と拍車がかかっていった。それに比例するように私の扱いはぞんざいになる一方で、もうこっちを目にしただけで不快感を顔に出して舌打ちしてきた時は思わずそのムカつく顔をぶん殴ってやろうと思ったものだわ。
前回を教訓として理不尽な真似はしてこないって楽観視も出来たんだけれど、明日がどう転ぶかなんて分からないじゃない。何よりフィリップ様なら必要以上の騒動を巻き起こして自分の決断に正当性を持たせようと目論む、とも考えられたのよ。
「だから念には念を入れて裏でコソコソ準備はしてたけどさー、まさかそれらの出番が回ってくるなんて思いたくもなかったわ」
誓おう。私はシャーロットを虐げてなんかいない。
むしろ極力彼女と関わりを持たないようにしていた。
なんだったらフィリップ様ともお会いする回数を減らしたぐらいだもの。
だというのにいつの間にか諸悪の根源に仕立てられちゃってさ。
いや強く止めなかった私も悪いんだよ。何しろ私は名門侯爵家の娘。私が咎めれば家の力で黙らせるぐらいはわけなかったもの。それをしなかったのはそこまでフィリップ様に固執してなかったのと、少しぐらい痛い目にあえば改めるかと期待してだった。
「いやー失敗だったわー。まさか裁判も抜きに処刑宣告されるなんて」
これで正式に裁判が開かれていたらどうとでもなった。何なら一家揃って隣国に亡命してやろうとまで相談してたぐらいだもの。それだけ我が家において前回の仕打ちは教訓として残っているし、王家に不信感を抱いているもの。
けれど権力を行使されて問答無用となると厳しいものがある。それがいくら理不尽なものでも、王太子の独断であっても、めったな事では覆せない。だってひっくり返したらそれで王権が揺らいでしまうもの。黒であっても白と言い張るしかないってこと。
じゃあこのまま大人しく涙をのんで処刑を受け入れるかっていうと、冗談じゃない。私はまだ青春真っ盛り。何も成し遂げていないのに退場だなんてまっぴらごめんだ。いくら王家の命令だからって従うと思ったら大間違いなんだから。
「と、いうわけで私は監獄に護送されている途中なのでした。振り返り終わり」
こうして私は兵士達に捕らえられて送別会を強制退場させられ、そのまま優雅さの欠片もないゴツい馬車に乗せられたのだった。夜間も休み無く移動とは恐れ入った。食料は硬いパンと水と塩スープぐらいで、用足しは……もはや語るまい。
格子窓から外を覗くと馬車を取り囲むように騎士団の騎士達が馬を走らせていた。しかも全身鎧に身を包んだ完全装備状態。このままどこか蛮族討伐に向かうと言われても疑わないぐらいの力の入れようだ。
「フィリップ様ったらどんだけ私を逃したくないのよ……」
思い出しただけで腹が立ってきた。けれどこのままフィリップ様の思い通りに事が運ぶと思ったら大間違いなんだから。
にわかに騎士達が騒がしくなってきた。先行する偵察役の騎士が隊列に戻ってくると隊長らしき豪奢な鎧の騎士に何やら報告。一団の進行速度が遅くなり、騎士達はしきりに周囲を警戒しだす。
そんな一行に矢の雨あられが襲いかかった。
とっさに盾を掲げて身を守る者、目元や関節部など露出部のみ隠して鎧で受け止める者、馬を巧みに操って掻い潜る者など、様々な方法で対処していく。怪我を負った騎士はごく少数、それもいずれも致命傷には至らなかったようだ。
矢が振り終わると続いて雄叫びを上げながら野盗らしき者達が騎士団へと襲いかかる。それも左右両方から挟み撃ちする形で。いずれも軽装備に身を包んで剣や斧を手に、迎撃体制をすぐさま整えた騎士達に全くひるまずに。
「これぞ野盗に襲われて行方不明作戦よ……!」
計画はこうだ。
何を隠そう、この野盗達は侯爵家の私兵が半分ほど、残り半分は侯爵家が金で雇った傭兵だ。護衛の兵士達を蹴散らした野盗は私を連れ去ってそのまま行方不明になる。実際には救出された私は少しの間匿われて、落ち着いた頃に国外逃亡する、って流れだ。
自慢じゃないけど侯爵家の私兵は王国正規軍兵士に匹敵するぐらい強い。たかが侯爵令嬢の護送任務に駆り出さされる騎士団なんてろくな練度じゃないでしょう。可愛そうだけれどこのまま蹂躙されて頂、戴……。
「ちょっと待ちなさいよ……!」
何よコレ、計画とぜんぜん違うじゃないの!
騎士団はあろうことか侯爵家の私兵をもろともしない。強襲にも冷静に的確に対処してるし、素人目にも分かるぐらい一人ひとりが実力を伴っている。しかも、見間違いじゃなかったら、私は彼らを知っている。
予想以上の強さと悟ったのか、侯爵家の私兵達は退却していった。傭兵達も引き際を誤らずに私兵達に続く。残されたのは私や騎士団一行、そして物言わなくなったこの争いの犠牲者だけになった。
「襲撃者の生存者は?」
「いません。負傷者は連れて帰られました。」
「討った者の服や持ち物を調べても証拠は出まい」
「追撃しますか?」
「不要。このまま任務を続ける。負傷者は応急手当だけ済ませておけ」
「了解しました」
フィリップ様、なんという用意周到っぷりだこと。完全に裏をかかれたわ。
彼らは王宮、そして王国の誇る第一王宮騎士団。本来なら王家の者の護衛が任務であり、彼らが外で任務をこなすなんてよほどの大事でもない限りはありえない。ましてやいかに王太子であってもフィリップ様の一存で動かせやしない。
そんな異常ともいうべき今回の護衛……いえ、見張りは本当にフィリップ様からの命令だけで動いたのか。それとも……、
「聖女を虐げた魔女を逃してはならん。皆今一度気を引き締めよ」
フィリップ様の側近である息子と同じく貴方もシャーロットに魅了されたかしら、騎士団長さん。
ところが、よ。王家はあろうことか侯爵家の願いをあっさり退けてきたのよ。
しかも、身分差を超えた交流は学生時代にしか出来ないから貴重な経験をしている、シャーロットとは男女の付き合いではないから心配のし過ぎ、もっとフィリップ様を信じてやれ、とか理解不能な理由を並べられたわ。
王家の中でシャーロットに対して危機感を抱いていたのが、あろうことか第一王女のエリザベス様だけ、という体たらく。これがあの処刑騒動を乗り越えた王家の成れの果てか、みたいな嘆きを帰りの馬車でお父様達としたものよ。
フィリップ様のシャーロットへの入れ込みようは段々と拍車がかかっていった。それに比例するように私の扱いはぞんざいになる一方で、もうこっちを目にしただけで不快感を顔に出して舌打ちしてきた時は思わずそのムカつく顔をぶん殴ってやろうと思ったものだわ。
前回を教訓として理不尽な真似はしてこないって楽観視も出来たんだけれど、明日がどう転ぶかなんて分からないじゃない。何よりフィリップ様なら必要以上の騒動を巻き起こして自分の決断に正当性を持たせようと目論む、とも考えられたのよ。
「だから念には念を入れて裏でコソコソ準備はしてたけどさー、まさかそれらの出番が回ってくるなんて思いたくもなかったわ」
誓おう。私はシャーロットを虐げてなんかいない。
むしろ極力彼女と関わりを持たないようにしていた。
なんだったらフィリップ様ともお会いする回数を減らしたぐらいだもの。
だというのにいつの間にか諸悪の根源に仕立てられちゃってさ。
いや強く止めなかった私も悪いんだよ。何しろ私は名門侯爵家の娘。私が咎めれば家の力で黙らせるぐらいはわけなかったもの。それをしなかったのはそこまでフィリップ様に固執してなかったのと、少しぐらい痛い目にあえば改めるかと期待してだった。
「いやー失敗だったわー。まさか裁判も抜きに処刑宣告されるなんて」
これで正式に裁判が開かれていたらどうとでもなった。何なら一家揃って隣国に亡命してやろうとまで相談してたぐらいだもの。それだけ我が家において前回の仕打ちは教訓として残っているし、王家に不信感を抱いているもの。
けれど権力を行使されて問答無用となると厳しいものがある。それがいくら理不尽なものでも、王太子の独断であっても、めったな事では覆せない。だってひっくり返したらそれで王権が揺らいでしまうもの。黒であっても白と言い張るしかないってこと。
じゃあこのまま大人しく涙をのんで処刑を受け入れるかっていうと、冗談じゃない。私はまだ青春真っ盛り。何も成し遂げていないのに退場だなんてまっぴらごめんだ。いくら王家の命令だからって従うと思ったら大間違いなんだから。
「と、いうわけで私は監獄に護送されている途中なのでした。振り返り終わり」
こうして私は兵士達に捕らえられて送別会を強制退場させられ、そのまま優雅さの欠片もないゴツい馬車に乗せられたのだった。夜間も休み無く移動とは恐れ入った。食料は硬いパンと水と塩スープぐらいで、用足しは……もはや語るまい。
格子窓から外を覗くと馬車を取り囲むように騎士団の騎士達が馬を走らせていた。しかも全身鎧に身を包んだ完全装備状態。このままどこか蛮族討伐に向かうと言われても疑わないぐらいの力の入れようだ。
「フィリップ様ったらどんだけ私を逃したくないのよ……」
思い出しただけで腹が立ってきた。けれどこのままフィリップ様の思い通りに事が運ぶと思ったら大間違いなんだから。
にわかに騎士達が騒がしくなってきた。先行する偵察役の騎士が隊列に戻ってくると隊長らしき豪奢な鎧の騎士に何やら報告。一団の進行速度が遅くなり、騎士達はしきりに周囲を警戒しだす。
そんな一行に矢の雨あられが襲いかかった。
とっさに盾を掲げて身を守る者、目元や関節部など露出部のみ隠して鎧で受け止める者、馬を巧みに操って掻い潜る者など、様々な方法で対処していく。怪我を負った騎士はごく少数、それもいずれも致命傷には至らなかったようだ。
矢が振り終わると続いて雄叫びを上げながら野盗らしき者達が騎士団へと襲いかかる。それも左右両方から挟み撃ちする形で。いずれも軽装備に身を包んで剣や斧を手に、迎撃体制をすぐさま整えた騎士達に全くひるまずに。
「これぞ野盗に襲われて行方不明作戦よ……!」
計画はこうだ。
何を隠そう、この野盗達は侯爵家の私兵が半分ほど、残り半分は侯爵家が金で雇った傭兵だ。護衛の兵士達を蹴散らした野盗は私を連れ去ってそのまま行方不明になる。実際には救出された私は少しの間匿われて、落ち着いた頃に国外逃亡する、って流れだ。
自慢じゃないけど侯爵家の私兵は王国正規軍兵士に匹敵するぐらい強い。たかが侯爵令嬢の護送任務に駆り出さされる騎士団なんてろくな練度じゃないでしょう。可愛そうだけれどこのまま蹂躙されて頂、戴……。
「ちょっと待ちなさいよ……!」
何よコレ、計画とぜんぜん違うじゃないの!
騎士団はあろうことか侯爵家の私兵をもろともしない。強襲にも冷静に的確に対処してるし、素人目にも分かるぐらい一人ひとりが実力を伴っている。しかも、見間違いじゃなかったら、私は彼らを知っている。
予想以上の強さと悟ったのか、侯爵家の私兵達は退却していった。傭兵達も引き際を誤らずに私兵達に続く。残されたのは私や騎士団一行、そして物言わなくなったこの争いの犠牲者だけになった。
「襲撃者の生存者は?」
「いません。負傷者は連れて帰られました。」
「討った者の服や持ち物を調べても証拠は出まい」
「追撃しますか?」
「不要。このまま任務を続ける。負傷者は応急手当だけ済ませておけ」
「了解しました」
フィリップ様、なんという用意周到っぷりだこと。完全に裏をかかれたわ。
彼らは王宮、そして王国の誇る第一王宮騎士団。本来なら王家の者の護衛が任務であり、彼らが外で任務をこなすなんてよほどの大事でもない限りはありえない。ましてやいかに王太子であってもフィリップ様の一存で動かせやしない。
そんな異常ともいうべき今回の護衛……いえ、見張りは本当にフィリップ様からの命令だけで動いたのか。それとも……、
「聖女を虐げた魔女を逃してはならん。皆今一度気を引き締めよ」
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