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受付・キョウヤ

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 キャスト、スタッフから「キョウヤさん」と呼ばれる彼は壁尻屋【muro】のボーイで客への説明、案内役を務める男だ。
 事務的な仕事もばりばりとこなす仕事人で、いつもニコニコと笑っていて優しいが、どこか何を考えているのかわからないミステリアスな魅力のある男性だった。しなやかな黒髪と切れ長の目がエキゾチックな美しさを醸し出している。

「お兄さん綺麗ですね~。お兄さんは相手してくれないの?」
「ふふ、ご冗談が過ぎれば退店していただいて構いませんよ」
「うっ、うそ、じょうだん!もう言いませんから……」
「わかってくださればよろしいのです」

 キョウヤはその外見からよく客から口説かれたりなどもしていたが、いつも笑顔で圧をかけて下手なことはできない、言えないようにしていた。どんな男もキョウヤ相手では手のひらで転がされているようなものだった。

 客の中にはそういう一切靡かずにいつも余裕のある笑みを浮かべた美人のキョウヤに熱を上げてる男たちも居た。
 決して手の届かない人だからこそ、彼にはたくさん
のファンが居るのだ。


「あれ、今日はいつものお兄さんじゃないんだ」
「はい。今日はお休みなんです」
「まあそりゃそうか。キョウヤさんも毎日毎日いる訳じゃないですよね」

 もちろん案内の仕事も数名で回している。事務仕事が立て込んでいるときやキョウヤが休みを取っていることは当然ある。
 この声をかけてきた男も、キョウヤの顔を一目見たくて来店しているうちのひとりだ。キャストの中にも気に入っている子は居るが、あまりにもキョウヤの顔や身体つきが好みのど真ん中なのだ。

(はあ、今日は久々に来れて、キョウヤさんの顔見られると思ってたのにな……少しだけでもお喋りしたかった……)

 男はそう思いながらも入店し、プレイの準備をしていた。目当てのキョウヤと話す目的は果たせなくとも、溜まっている性欲でムラムラしているのには変わりはないから、代金を払った分は楽しんでいくことにする。

 くるりと店内を見回すと、気に入っていたキャストは皆今日は来ていないか先客が居た。
 ついてないな、と思いつつもふと一番奥のブースに見えた、スラリと綺麗な脚と白くてハリのある尻が目についた。

(……初めて見た。いや、見たカラダをみんな覚えているわけじゃないけど……すごい綺麗な子だな)

 男はまだゼロを示したランプの点るその壁尻のところへ行き、あまりの魅力的な身体につい指先で触れてしまった。
 指だけでさらりと撫でた尻肉は手触りがよくさらっとしているのにしっとりもちもちで、細くて小尻なのにほどよい肉付きできちんと鍛えつつもケアされていることがわかる、綺麗な下半身だった。

(うわ、むっちりしててエッロいお尻……♡長い脚も細い腰も、キョウヤさんに似てるなぁ……)

 男は今日はその壁尻を使うことに決めた。僅かに反応しているちんぽを取り出し、その尻を片手でやわく揉みながらシコり、勃起させていく。
 しゅっ♡しゅ♡と自らのモノを擦りあげながら考えるのはやはりキョウヤのことだった。

(はぁ……っ♡キョウヤさん、今日はお休みで何してるのかな……?やっぱり、恋人とか居るんだろうな……。ああ、あんなに色気たっぷりの美人さん抱いてみたいなぁ……っ♡)

 男はキョウヤをオカズにちんぽをしごいて勃起させ、目の前の尻肉にも擦りつけたり、そのむちっとした脚に挟んで素股でしごいてちんぽを勃てていった♡
 そうして使っていくたびに、その物言わぬ身体はぴくんっ♡ぴくん♡と反応している。その控えめな反応が男は気に入った。

(脚擦られても微かにぴくぴくしててかわいいな……♡敏感だけど、控えめでどこか品のある感じ方……♡この子、イイかも……っ♡ああ…勃ってきた……♡キョウヤさんは、どこ感じるのかなあ……あの人は絶対壁尻プレイなんてしないんだろうな……)

 男はちんぽを十分に硬くすると、あらかじめローションの仕込まれたそのアナルにぐちゅり♡と指を優しく挿れ、ぐにぐにと揉み込み狭い穴を拡げていく。
 するとアナルはひくっ♡ひくっ♡と蠢き、前立腺のあたりをくにくにと刺激すれば悩ましく腰をくねらせて感じているのが目で見てはっきりとわかる反応を示していた……♡

「あっ……♡は、ぁ……♡ん……ん………っ♡ふ……♡」

 壁の向こうでは、挿入された男の指に甘い吐息を漏らしながら美しい黒髪を掻き乱す麗人が居た。それは他でもない、キョウヤだった……。
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