muro - 使われたい男、使う男 -

香坂あきら 4

　そして、期待した一瞬が訪れる♡
「せーのっ♡」
　ずりゅりゅりゅりゅりゅりゅッッ♡♡♡
　アナルパールは一気に引き抜かれる♡♡

「……ッああああァ゙あ゙あ゙ぁ゙ァ゙～～ッッ♡♡♡♡」

　びくびくびくびくッッ♡♡びくんッ♡♡びくんッ♡♡
　大きなパールが連続で穴を拡げて閉じかけてを繰り返すのも、ナカが激しく擦られるのも、ぎゅっと詰まっていたものが出ていく解放感も、すべてがえげつないほどに気持ちいい♡
　香坂は尻尾パールを引き抜かれて痙攣イキして、ほとんど悲鳴のような喘ぎ声をあげる♡目の前に星がはじけたみたいに、視界がチカチカする……♡

「～～～～……ッッ♡♡♡はーーーっ♡♡は～～ッ……♡♡ふ、ふぅ……♡♡は、ァ゙……ッ♡♡♡」

　あまりの衝撃に、一気に押し上げられた絶頂から全然戻ってこられない香坂。荒い呼吸を繰り返して、なんとか意識を保とうとするので精一杯だった。

「あははっ♡かわい～、ビクビクしてイッちゃった♡足もガクガクでほとんど壁穴のふちにぶら下がってるみたいになっちゃったね♡思いっきりいじめちゃってごめんね？♡お詫びにこれ、また元に戻してあげるからね～♡」

「……ッ！？♡あ゙……ッやぁ♡♡あ゙♡んぅうッ……♡ううううう♡♡」

　震える香坂のアナルにまた大粒のパールがちゅぷん♡ぢゅぷん……っ♡と戻されていく。程なくしてまたお腹の中を圧迫するたくさんのパールでおしりがいっぱいになり、男はその様子に満足して使用回数のボタンだけぽちりと押して帰っていった。

　それからしばらく、尻尾つきのまま放置される香坂。もっと犯されたいというよりも、脳が焼き切れるような強烈な快楽のせいでここから抜け出そうということに頭が回っていなかった。

「はぁ……っ♡ぁう……♡♡は……♡ンンン……♡んぅ………♡♡ふ～～………♡ふぅ～～………♡♡」

　イッた余韻でアナルをきゅん♡きゅうう♡と締めつけるたびに中のパールがうごうごと少しずつ擦れ合い、苦しくて気持ちいい……♡
　そして、もう一度挿れられたということはまた引き抜かれるということだ。またあんな風にされたら、今度こそ頭がおかしくなってしまうかも……♡香坂はそんな恐れとも期待ともつかない気持ちでドキドキしていた。

　香坂がふうふう♡といやらしい呼吸を繰り返しながらアナルパールで感じていると、ようやく『ついで』ではなく使おうとする男が現れる。

「………………」

　男は無言でじっとその尻尾の生えたぷるぷる♡と震える尻を見つめた。男はかなりの巨漢で、その大きな手で香坂の小さな尻をむにっ♡と掴んだ。

「うっ？♡ん……っ♡おひり……ひっぱらないれぇ……♡♡」

　尻尾のついたお尻は掴まれるだけでもナカが擦れてたまらなく気持ちが良くなってしまう。男はそんなことはもちろん構うことなく、無表情のままその尻を愛でていた。

（白くて小さい……女の子みたいなキレイなお尻……♡ふわふわと真っ白い尻尾つけてもらったんだぁ、かわいいね♡いやらしいネコちゃん……♡こんな子とセックスできるんだ、壁尻屋ってすごいなぁ……♡）

　男は無表情の下でそんなことを考えていた。この男は強面の巨漢だが、実は素直で可愛いものが大好きな、そして少しばかり性欲が強い人物だった。
　だからこそかわいらしい猫の尻尾をつけられたお尻に惹かれたし、プレートの美少年の文字に興奮してその巨体に見合う立派なちんぽをビキビキと勃起させていった。