muro - 使われたい男、使う男 -

おさかな

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壁尻屋 muro

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 都内某所、とある駅のそれなりに栄えた人通りの多いところにある綺麗なビル。そこには知る人ぞ知る【壁尻屋】があった。

 入り口はバーのような雰囲気で、必ず受付のカウンターにひとりのボーイが居る。
「カードはお持ちですか?それとも当店のご利用は初めてですか?必ず入店時にはルールの説明をさせていただいております」
 ボーイは必ず始めにそう話す。

 ひとつ、決してキャストには怪我をさせないこと。
 ふたつ、店内で見聞きしたキャストや他の利用客について店外では他言しないこと。

 この店ではこのふたつを必ず守る必要がある。それに納得しサインをすると、それに同意した証明となる会員カードが貰える。それを持っていなければ入店できないし、それを提示したということは規約に同意しているということになる。
 料金を支払い、まず丁寧に手洗いさせられる。そして、一杯のドリンクを渡される。この店では表向き、利用客は『そのドリンクを買い求めた』ということになっている。

「それではどうぞ、ごゆっくり」

 開かれた扉の向こうには、常識では考えられない景色が広がっている。

 左右の壁にはいくつかの穴が空いていて、そこから人の下半身だけが突き出ているのだ。壁の向こうはもちろん何も見えず、どんな人なのかは一切わからない。
 ここは【壁尻屋】。金を払えば誰とも知れぬ人の下半身を使いセックスができる店だ♡

 この店は男の壁尻専門の店舗になっていて、キャストと呼ばれる壁に埋まった側は全員男で、入店できる客も男性限定となっている。

「お、あったあった。今回もこの尻穴を使いたかったんだよな」

 男は常連客で、目当ての尻があった。それはこの日は左側の壁の二番目に設置された尻だった。
 壁に埋まった尻の上にはそのキャストのプロフィールが貼ってある。と言っても、個人情報は載っていない。

『利用者満足度ランキング1位!
 感度最高♡メスイキと潮吹きが得意
 クソザコ尻まんこが大人気♡
 どこを突かれてもイきまくりの変態くん』

 ぷりっと丸いお尻の上に、そう書かれている。
 その隣には電子ランプでその日使われた回数が点灯する仕組みになっていて、その日はまだゼロを示していた。

 男はその尻をする……っ♡と撫でると、真っ白い綺麗なお尻がぴくんっ♡と反応した。さらにその柔らかな尻肉をむに……っ♡と揉み込むと、まんこのような縦割れアナルがひくひく♡と物欲しそうにひくついた……♡

 壁尻は利用者がすぐ使えるようにナカにとっぷりとローションが仕込まれていて、いつでも準備万端になってる。指でつぷつぷとアナルをいじってやれば、腰をへこへこ♡とさせて悦ぶ♡

「さあ、今日もセックス楽しもうね……っ♡」

 男が取り出したちんぽを尻に擦り付けると、待っていたというようにアナルがきゅん♡となっている♡
 壁に埋まった下半身はがっちりとホールドされていて、キャスト側は自由に動くことはほとんどできない。セックスはいつでも、客側の気まぐれで始まるのだ……♡
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