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上手なおねだり
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「ん、んぅ……っ♡」
シャワーの後、半ばなだれ込むみたいにしてベッドにたどり着いてからは、そんな甘い声ばかりが響いた。
「ねえ、もう……♡」
「我慢できない?」
「うんっ♡」
かわいく頷いた榛名くんの手には、シャワーを浴びている間にしっかり充電しておいたどぎついピンクの二股バイブがある。榛名くんの白くて柔らかい手には似合わないそれが、ギャップを感じさせてひどくいやらしい。
ローションをたっぷり纏わせたバイブと榛名くんのアナルが触れ合うと、ぷちゅりと濡れた音が鳴る。その音を合図にしたみたいに、彼の体がひくりと震えた。
「……っ♡」
快楽への期待が隠せない、えっちな体が愛おしい。その期待に応えるようにして、指で広げたそこにおもちゃを挿入していく。
ぬぷ……っ♡ぬりゅ、ぬるる……っ♡
「あ、あ、あ♡んんうッ……♡♡」
少し太めの先端が入り込む瞬間は、少し苦しそうな声を上げたものの、太い部分をすぽりと飲み込んでしまえば、ぐいぐいと奥へと入り込む快感で甘い声が漏れ出ている。
「平気?」
「ぅん、んっ……♡大丈夫、だよ……っ♡あ、あっ……♡」
「平気そうっていうか、気持ちよさそうだね」
「やっぱこれ、よわいところ、あたるっ……♡♡」
膝立ちの状態の榛名くんは、下から迫り上がってくるような感覚だったのか、弱点をぐりっと押される強い快感から逃れるみたいに腰が引けていて、すぐ側に居る俺にしがみついて体勢を保っている。
頭をぎゅっと抱えられながら、耳に直接榛名くんの喘ぎ声が注ぎ込まれるみたいで、俺の方も興奮が止まらない。
ちゅぷ♡くちゅ……っ♡ぬぷ♡ぬぷ♡くちゅん…っ♡
興奮しても乱暴にだけはならないように、少しずつ挿し入れたそれを動かしていく。
みっちりと咥えられたそこは派手な音こそ鳴らないけれど、確実に彼の気持ちいいところを刺激しているようで、榛名くんは上擦った声が止められなくなっている。
「あっ、それ……♡んんっ♡きもち、いいっ…♡」
「もうこんなに気持ちいいのに、バイブつけたらどうなっちゃうだろうね?」
「やっ、あんっ♡ぁふ、う、……っ♡♡」
「…やだ?」
「ん~~っ……♡♡」
やだ、という言葉が出かかって、引っ込められたから、俺のほうから確認すると、榛名くんは子供みたいに小さく唸って首を横に振る。
「…もっと、気持ちよく…っ♡して……?♡」
「……っ♡ はるなくん、かわいすぎ……♡」
「ほんと、うれし……♡あっ!♡あ、あっ♡うんんんッ♡♡」
そんな風におねだりされてしまえば、俺は言うことを聞くしか選択肢がなくなる。いや、最初から俺は榛名くんの望むようにしか動けないか。
そんな関係も、榛名くんが相手ならいいかと思えてしまうから、この恋はかなりの重症なのかもしれない。
シャワーの後、半ばなだれ込むみたいにしてベッドにたどり着いてからは、そんな甘い声ばかりが響いた。
「ねえ、もう……♡」
「我慢できない?」
「うんっ♡」
かわいく頷いた榛名くんの手には、シャワーを浴びている間にしっかり充電しておいたどぎついピンクの二股バイブがある。榛名くんの白くて柔らかい手には似合わないそれが、ギャップを感じさせてひどくいやらしい。
ローションをたっぷり纏わせたバイブと榛名くんのアナルが触れ合うと、ぷちゅりと濡れた音が鳴る。その音を合図にしたみたいに、彼の体がひくりと震えた。
「……っ♡」
快楽への期待が隠せない、えっちな体が愛おしい。その期待に応えるようにして、指で広げたそこにおもちゃを挿入していく。
ぬぷ……っ♡ぬりゅ、ぬるる……っ♡
「あ、あ、あ♡んんうッ……♡♡」
少し太めの先端が入り込む瞬間は、少し苦しそうな声を上げたものの、太い部分をすぽりと飲み込んでしまえば、ぐいぐいと奥へと入り込む快感で甘い声が漏れ出ている。
「平気?」
「ぅん、んっ……♡大丈夫、だよ……っ♡あ、あっ……♡」
「平気そうっていうか、気持ちよさそうだね」
「やっぱこれ、よわいところ、あたるっ……♡♡」
膝立ちの状態の榛名くんは、下から迫り上がってくるような感覚だったのか、弱点をぐりっと押される強い快感から逃れるみたいに腰が引けていて、すぐ側に居る俺にしがみついて体勢を保っている。
頭をぎゅっと抱えられながら、耳に直接榛名くんの喘ぎ声が注ぎ込まれるみたいで、俺の方も興奮が止まらない。
ちゅぷ♡くちゅ……っ♡ぬぷ♡ぬぷ♡くちゅん…っ♡
興奮しても乱暴にだけはならないように、少しずつ挿し入れたそれを動かしていく。
みっちりと咥えられたそこは派手な音こそ鳴らないけれど、確実に彼の気持ちいいところを刺激しているようで、榛名くんは上擦った声が止められなくなっている。
「あっ、それ……♡んんっ♡きもち、いいっ…♡」
「もうこんなに気持ちいいのに、バイブつけたらどうなっちゃうだろうね?」
「やっ、あんっ♡ぁふ、う、……っ♡♡」
「…やだ?」
「ん~~っ……♡♡」
やだ、という言葉が出かかって、引っ込められたから、俺のほうから確認すると、榛名くんは子供みたいに小さく唸って首を横に振る。
「…もっと、気持ちよく…っ♡して……?♡」
「……っ♡ はるなくん、かわいすぎ……♡」
「ほんと、うれし……♡あっ!♡あ、あっ♡うんんんッ♡♡」
そんな風におねだりされてしまえば、俺は言うことを聞くしか選択肢がなくなる。いや、最初から俺は榛名くんの望むようにしか動けないか。
そんな関係も、榛名くんが相手ならいいかと思えてしまうから、この恋はかなりの重症なのかもしれない。
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